夜明けの火種達   作:ゲイツ

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『特別契約扱いでこのロドス号から外に出たいと?』

『ああ、ダメか?』

『君が決めドクターからの許可はとっているのだろう、なら私から言うことは特にない』

『よっしゃ、そろそろ俺自身の脚で外を自由に見て見たいと思ってたから有難いもんだぜ』

『……もう理解しているだろうがこの大地は残酷だ、足元を掬われないようにな』

『おいおい、残酷な所があるのは何処も同じだろ?なら前向きに歩んだ方が良いと思うぜ俺は、それに』

『それに?』

『この大地は変わると思うぜ、ああ、間違いなくな』




                  ――柳生十兵衛とケルシー ロドス号にて



異世界じゅうべえくえすと 後編(バベル)

「急げ!敵が撤退しきる前に!」

 

 月の光が当たりを照らす夜にサルカズの戦士達を率いる隊長が叱咤する、彼等は撤退する敵の追撃部隊の援軍として抽出された部隊。己が与えられた任務を遂行するために廃墟を疾走する。

 誰もかれもが無言でしかし、その足を止めずに疲れた素振りを見せる事もなく、仲間と歩調を合わせて駆け抜けていく。このままのスピードで行けば十分に援護に間に合うと隊長は確信していた。そうこのまま順調に行けば――

 

「おいおい、団体様が揃って何処へ行こうとしてるんだ?」

 

 声が聞こえた瞬間、戦士達は息を合わせたように勢いを殺し、戦士達はそれぞれの方向に目を向け警戒体制を敷き武器を構えた時、声の主はゆっくりと真正面から現れた。

 

「ハハ、何とまぁ物騒な、いやはや怖いもんだぜ」

 

 眼帯をして着物を着て刀を差した男がふらりと歩いてくる、戦士達は警戒を解かずに目の前の男を観察する。迂闊な者のように見えるがその足取りはしっかりとし、軽口を叩くが何処か油断していないように見えた。

 故に戦士達の隊長はまず最前列の二人の戦士に指示を送り、二人の戦士を動かす、そして後方にいる術者にも攻撃の準備をさせ敵を見据える、一人で出てきた男の実力を探るように。

 

「ひい、ふう、みい……数十人か、なら問題ねぇなぁ」

 

 そう言って、走り寄ってくる戦士二人に向けて男――十兵衛は刀を何時でも抜刀できるようにしながら駆け出す。速く速く、まるで風の如き速さとなって走り抜けながら寄ってくる二人の戦士をみる。

 二人の戦士は驚愕していた、十兵衛の速さに、だが近づいてくるのなら好都合とその場で止まり十兵衛が二人に攻撃を行なえる場所を敢えて作り、武器を構えて先制攻撃の構えを取って――すれ違いざまに二人は斬られた。

 

「ガッ!?」

 

「実力者か、前衛散開しつつかかれ、術師隊は攻撃せよ」

 

 抜刀からの攻撃動作すら認識すら出来ずに斬られ、倒れ伏す二人を見て隊長は静かに前衛の者達に突撃させ術師達に攻撃させる。十兵衛は斬り伏せたと同時に再び敵に向かって走り出した。

 

「上等」

 

 術師達のアーツによる攻撃を速度を落とさぬままに器用に避けながら、散開しながら突撃してくる敵の戦士達をその目に捉え、更に足に力を入れフレアを回して戦士達に向かっていく。

 散開していた戦士達がそれぞれ無言でジェスチャーを行いそれぞれの攻撃タイミングと距離を図り、突撃してくる十兵衛を迎え撃つ。散開からの対処しにくい別方向からの連携した一斉攻撃。

 

「一気に畳みかけろ!」

 

「ハッ、数だけいても無駄なんだよ」

 

 敵が叫ぶと同時に不敵に笑い、連携してくる敵の一斉攻撃に対して刀の刀身を横に寝かせてそのスピードを持って敵の一斉攻撃をすり抜け一気に敵の懐まで駆け抜け、必殺の体制に入る。

 

「速い!?」

 

「死ねやぁ!」

 

 深く腰を落とし間合いを一気に詰めて――真ん中の敵を刺し貫き、突き刺した刀を両手で掴み力押しで横薙ぎを行い強引に突き刺した刀で敵の身体を切り裂いた。

 切り裂いた勢いのままに敵の方向へ旋回、切り裂いた隙を付いて来た敵の軍刀を受け止め、流してすぐさま敵を斬り倒し、その勢いのまま次の敵を斬り倒していく。

 

「これは、まずいな……!」

 

 そう呟き隊長は十兵衛に向かて駆け出す、術師達に指示を出す前にこのままでは前衛が全滅してしまうと直感したのだ、だがその間にも戦士達は斬り伏せられていく。

 

「ハッ!こんなもんかよ」

 

 十兵衛が挑発的な言葉を叫ぶながら襲い掛かる戦士達を一回、二回の斬撃で斬り倒して、敵の数を減らしていく。それでも戦士達は僅かな隙を作り出し十兵衛を打ち倒そうと立ち向かうがその抵抗はすべて十兵衛の技量によって徒労となり逆に斬られてゆく。

 その状況を変えようと隊長は一気に十兵衛に接近し抜いた軍刀を振りかぶり渾身の力を持って振り下ろした、が

 

「おっとぉ!」

 

「グゥ、これを止めるかぁ!」

 

 隊長の力の籠った軍刀の一撃を十兵衛は苦も無く受け止め、そのまま流し、蹴りを一発隊長におみまいした、隊長はその蹴りに何とか耐えるものの吹っ飛ばされた。

 その蹴りの隙に戦士は十兵衛を斬り倒そうとし、十兵衛は蹴りの後に突っ込んできた戦士達の攻撃よりも速く、一挙動の居合で一人、二人斬り捨てた後に再び隊長が突入する。

 

「流石にこれ以上減らされるのはまずいってか?ならもっと必死になるこった、な!」

 

 隊長の再びの攻撃も十兵衛は捌き、そのまま弧を描くように切り返し、連撃を叩き込む、その連撃に隊長は良く反応し耐えたがそれでも耐えきれずに軍刀を弾き飛ばされ――十兵衛の刀が隊長の首を撥ねた。

 そして首を撥ね飛ばされる一瞬で見えた十兵衛の顔を見て驚愕の表情を作った、その顔はヒットリストの手配者の中でも最上位に位置する男の顔だったからだ。

 

「きさ、ま、は」

 

「あばよ」

 

 十兵衛は撥ね飛ぶ首にたった一言の別れを言って、残った残敵に向かって行き、その全てを掃討した。

 

 

 

 

 最後に生き残った一人を斬り捨て十兵衛は残心を忘れずに、周囲を見渡す、未だここは敵地故に油断することは死を意味するからだ。

 

「さて、一応追撃の援軍は片したがヘドリー達の進歩はどうなのやら、終わったら連絡くるはずなんだがなぁ」

 

 刀を肩に載せて頭を掻きながら無線機を見ながら呟、く撤退の為の遊撃で出るときに完了した際に連絡を寄越すと言われたがどうやら時間がかかってるようだと思う。

 敵援軍の予想ルートの敵を潰した故に出来た暇を持て余しながら連絡を待っている、十兵衛の研ぎ澄まされた感覚による心眼が新手が来る兆しを捉え――不意打ちの攻撃を刀で受け止め、はじいた。

 

「ほう、中々やるようだな」

 

 そう言って襲撃者――エンカクと呼ばれる男は一旦十兵衛と距離を取り、十兵衛のことを剣を構えながら観察する。

 

「おいおい、いきなりの不意打ちとか随分なご挨拶だな、おい」

 

「ハッ、お前のような強者があの程度の挨拶を退けられないわけがないだろう、なぁ“剣聖”柳生十兵衛」

 

「全く、俺も有名になったもんあなぁ、おい」

 

「当然だろう?この内戦の数年でスカーモールのヒットリストの最上位にまで上り詰めた人物を知らない者はこの土地には一人もいないからな、かく言う俺も出会うのを楽しみにしていたくらいだ」

 

 そう言って獰猛な笑顔を作りエンカクは自身の獲物たる剣を構える、それに対し十兵衛は勘弁してくれと言わんばかりの表情を作り出して刀は構えていなかった。

 

「あー、期待されて悪いんだがさっさと帰ってくれないか、と言うか帰れ、面倒だお前みたいなタイプは」

 

「生憎、帰れと言われて大人しく帰るほど聞き分けは良くないのでな、さあ死合うとしようか」

 

 言ってエンカクは走り出し十兵衛との距離を積めて剣を振るう、それに対し十兵衛はエンカクの振るう剣に合わせて自身の刀を振るい一切の斬撃を防ぐ、それを繰り返しながら時に剣と刀の鍔迫り合いになり、両人相手の隙を探すそんな時だった。

 

『十兵衛、こちらは撤収を完了した、合流地点に向かってくれ』

 

 ようやく来たかと内心で思い、鍔迫り合っている刀を一回引くことにより、エンカクから少しの動揺を引き出し、その隙に刀に力を動員して剣とかち合せる事によりエンカクは剣ごと押される、その隙に十兵衛はエンカクと距離を取った。

 

「まっ、そういうこった死合いはまた今度な」

 

「逃がすとでも?」

 

「なーに、包囲されてても逃げられるさ、なんせ俺は一人なんだしよ」

 

 ほれとふざけるように肩をすくめるようにして後に着物から器用に擲弾二つを取り出して片手で持つ、その事にエンカクは警戒を示しすぐにでも動けるよな姿勢をとった。

 

「ハッハッハ、今度はもっと平和なところで会うとしようやー」

 

「逃さん……!」

 

 エンカクが駆け出すと同時に十兵衛は持っていた刀を地面に突き刺し片手で持っていた手榴弾のピンを抜き、適当に放り投げる。それを見て迷わず退避しようとした瞬間エンカクの目の前が強烈な閃光に包まれると同時に激しい爆発音がエンカクの耳を襲った。

 

「グッ」

 

 然しものエンカクもスタングレネードが直撃してしまえば一時的に行動不能となる、そして段々と自身が持つ感覚が回復してきたエンカクは首を何回かふり、十兵衛がいた場所を見る、そこには誰もいなかった。

 

「逃げられたか、全くままならないものだな」

 

 少しばかり名残惜しそうに残念そうにしながら自身の剣を収めるエンカク。もし今度敵として出会えたのであればあのように時間稼ぎではなく本気の十兵衛と戦うことができるのかと内心考える。

 

「………できることなら、今度も敵として相まみえたいものだな」

 

 

 

 ◇────────◇

 

 

 

「……戻ったか十兵衛」

 

「ああ、合流地点はここでよかったようだな」

 

 合流地点へと十兵衛が到着しまっすぐにヘドリーとイネスがいる急ごしらえの天幕へと入っていったと同時にヘドリーが後ろを振り向き十兵衛を迎えた。そのヘドリーは何処か落ち着いていない様子だった。

 

「はー、へとへとだぜまったく、あんなに遊撃として働かせられるとは思わなかったぜ」

 

「その事には感謝している、お前がいなければ俺達は撤退もままならなかったろうからな」

 

「そうなったのは元々、あんたが引っ付いてきたせいだけどね」

 

 文句混じりの言葉とじっとりとした視線をイネスからぶつけられて、十兵衛は肩をすくめて苦笑する。

 

「文句ならケルシー先生に言ってくれ、あの人がここに行けと言ったんだからな、んでいったい何があったんだ」

 

 十兵衛の問いに二人とも顔を険しくし、イネスが無言のまま一枚の紙を差し出した、その紙を十兵衛は受け取り少し時間をかけて読み込んだ。

 

「あー、あー、なるほど戦局が傾いて姫さんの負けが決まっちまったんだな」

 

「………随分とあっさり受け入れるのね」

 

「戦争ってのはそういうもんだろ?」

 

 イネスからの言葉にそう返した後に顎にやっていた手を離し、ちょうどあった石の上に腰を落とし差していた刀を自身の肩に立てて、キセルを取り出し吸い始めた。

 

「まっ、何処で何があろうとも、今の現実は受け止めなきゃ生き残る道は無くなっちまって死ぬ結末しかなくなるだろうさ、そうならない様に少しでもやれることはやらないとな?」

 

「……そうだな、まずは情報を集めることが優先か……トランスポーターに各地の情報員に連絡を取らせ、出来る限り情報を集めるべきだな」

 

「それで情報を集めた後、私達はどうするの?私達はどう動くの?」

 

 イネスの言葉に沈痛な面持ちのままヘドリーはイネスへと向き直り、重くなった口を動かした。

 

「わからない、……あまりにもこの戦争の終結が早すぎた……ここを離れる準備などできてない、それにこのままだとまた戦場真っ只中に戻らねばならないかもしれん」

 

「そう……いつかそんな日が来るとは思っていたは、まぁ、あいつのせいで完全に戦場から離れられたとは言い難かったけど」

 

「俺に対する当たりがひどくねぇか?」

 

「実際そうでしょ?さっきの撤退の話を含めてあんた狙いの連中のおかげで休める回数なんて数える程だったわ」

 

 再び責めるような目線を受けて十兵衛は誤魔化すように笑いながらキセルを吹かす。実際問題迷惑をかけた事は十兵衛も自覚してるところはあるのだ。

 

「まぁ、それについては悪いと思ってるし、ここに置いてもらったことは感謝してるんだぜ」

 

「そう、なら良いんだけどね」

 

 そう言ってイネスはヘドリーの方へと向き、悩み色々と思考を巡らすヘドリーに向かい声をかける、それからヘドリーとイネス二人の話し合いが始まるのを十兵衛は見届けてから、しばし眠ろうと目を閉じた。

 

 

 

 

「なに寝てるのよ、起きなさい」

 

 十兵衛は眠っていた自身に声をかけられ随分と雑に身体を揺すられるのを感じた、どうやら二人の会話が終わったんだなと思い、瞼を動かし目を覚まし、意識が覚醒する。

 

「よぉ、夫婦会話は終わったか?」

 

「はいはい、バカな事言ってないで早く起きなさい」

 

「へいへい、んで話し合いの結果はどうなったんだヘドリーの旦那」

 

「ああ、俺達はWを探そうと思う」

 

「W……ああ、あの赤い角の娘っ子か」

 

 Wと言う名を聞いて、十兵衛はロドスにいた時にヘドリーとイネス一緒にいた少女を思い出す。あの薄く笑っている顔が特徴的だったなと振り返った。

 

「しかし、どうしてまたあの娘っ子を?確かロドスに置いてきたんだろう?」

 

「そうだな、だがどうにかして探し出すつもりだ、Wが持っているであろう情報は俺達にとって役に立つはずだ」

 

「なるほどな」

 

 十兵衛は納得したように頷いて、しかし何か納得してなさそうな雰囲気を出しているイネスの方を見る。その表情からしてWに頼るのは不本意そうだった。

 

「まっ、お前さんの決定に別口の俺が口をはさむことはしないけどよ、良いのかイネスの嬢さんは納得してないようだが」

 

「……分かっている、だが俺達が今後動くための材料が必要だとイネスも分かっているからこそ不満ながらも反対はしなかった」

 

「ふーん、なら良いんだけどよ」

 

 そう言ってからイネスの方を見れば、十兵衛の事を睨み殺さんとばかりに睨みつけていた。その事に十兵衛は苦い顔を作ってヘドリーの方に目線を戻した。

 

「それで十兵衛、お前はどうする」

 

「どうするって?」

 

「お前は俺達とは違う契約だったはずだ、バベルからの契約ということでお前はここにいたが今回の件で契約に関しては有耶無耶になった、ならお前はどう行動するんだ」

 

「ああー、うーん、そうだなぁ……」

 

 契約の事に関して考えが至っていなかったのか十兵衛は顎に手を当て考える、悩みは深いのか目を詰めってまで集中して考えた。そうして悩んでいる姿を見たヘドリーは十兵衛に向けてある提案を行なう。

 

「そこまで悩むなら俺達の傭兵団に正式に加入しないか?」

 

「なっ、ヘドリー、それは――!」

 

「待ってくれイネス、言いたいことがあるのは分かる、だが今は十兵衛の意見を待たせてくれ」

 

 そう言ってヘドリーはイネスを見る、それにイネスは渋々と引き下がり十兵衛を見る、十兵衛はというと意外そうな顔を作って数回瞬きをしてから口を開く。

 

「……誘ってくれるのはありがたいんだがよ、なんでまた俺を?色々と迷惑かけたろう」

 

「色々と厄介事を持ってこられたのは事実だが、それと同時にこちらに益を齎したのも事実だからな」

 

 そう、意外なことに十兵衛は練兵に付き合ったりヘドリー達に少なくない金稼ぎに貢献し、作戦の協力などを行っており、そのどれでも良い功績を残していたのだ。それ故に十兵衛の事を惜しいとヘドリーは感じたのだ。

 

「へぇ、意外と評価されてたんだな悪い気はしないが……どうにも一か所に留まるのは性に合わないんだ悪いな」

 

「そうか、なら仕方ないな」

 

 十兵衛の返答に残念そうだが何処か受け入れられないと感じていたヘドリーは大人しく引き下がった。

 

「それで、私達の所に所属しないのならあんたは何処に行くのよ」

 

「さぁな、特に宛てもないし昔のようにふらりふらりと旅をするさ」

 

「……正気?この大地をトランスポーターでもない奴が一人で?」

 

「まっ、野垂れ死んだときはその時さ、精々そうならない様に努力するつもりだがな」

 

 立ち上がり天幕の出口に向かって歩く、その顔はケラケラと気負うことも事も無げに笑う、残酷な大地などまるで何でもないかのように気にする事でもないように。

 

「それにまぁ、この大地も変わっていくだろうさ何時までも夜のままってのは在り得ないだろ?」

 

「この大地でそんなことを言う奴は初めて見たな、夜明けが来ると思うのか?」

 

                             

「ああ、来るさ、俺一人ではどうにもならなくても、俺達(カオスフレア)が集まれば火種を起こしてな」

 

 後ろを思いっきり振り返り、イネスとヘドリーを視界内におさめて少しばかり興奮しながら言葉を繋いでいく。

 

「キャメロットは来てるし、ネフェリム社は起業されていい感じに成長してるし、ローゼンクロイツの野郎はもう財団作ってるしよ、他の連中もどっかで活動してるしよ」

 

 次々と上がる名はヘドリーとイネスも風噂程度では聞いたことのある物ばかりだ、それをまるで知り合いかのように話す十兵衛に二人は少なからず困惑を覚える。

 

「だからこそ、これからこの世界は変わるぜ気づけばあっという間にな」

 

「だから、備えろと?」

 

「そうしておいた方が良いかもな、まっ、悪い変化ではないだろうさ」

 

 そう言って十兵衛は再び後ろを向いて天幕から出ていく、その後ろ姿を二人が見送っている時に十兵衛の後ろ姿に一瞬黄金の炎の輝きが一瞬見えた気がした。

 

「そんじゃあな二人とも、時代に置いてかれるなよ、また縁があればどっかで会おうぜ」

 

 片手を振り上げ別れを示すように手を振って柳生十兵衛は旅立っていった。二人はその後ろ姿を何も言わずにただ見送るのだった。

 




NAME:「柳生十兵衛」
〇クラス:聖戦士 ミーム:富嶽 ブランチ:剣客
経歴:元富嶽に仕えていた武家、柳生家の元次期当主。今は放浪の浪人でありオリジン各地を旅して回っており、旅を結構気に入ってる。
    カオスフレアとしてはバシレイア動乱の別任務の際に覚醒、追放されてからもダスクフレアの討伐を将軍信長から依頼されることがある。
    剣客として剣の腕を鍛え上げているうちに剣聖にまで上り詰めた剣の天才、そして一つの所に留まることは少ない渡り鳥気質。

    テラの大地に転移してからはしばらくカズデルの内戦をテレジア側で戦い、テレシス側の主要人物を何度か抹殺しており何時の間にやら賞金首としてトップクラスの賞金をかけられている。
    内戦終結後にはテラを見て回り、ロドスと接触。接触後は再び傭兵として特別契約を結びロドスに所属している。
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