見にくいですが御了承を……
ここは……僕はあの時死んだ筈だ
親友に撃たれた筈なんだ
ここは何処なんだ
微かに聞こえる声に耳を傾ける
僕を……呼んでいるのか……
「貴方はここで死ぬべき存在ではないわ」
「僕はもうやるべき事をやったんだ」
確かに、僕のやった事は、無駄だったのかもしれない。
「貴方はもう一度立ち上がる必要がある。」
「貴方は"マランビジー"ではなく、変わった世界を自分で見る義務がある。」
「僕がか?」
「目覚めなさい あるべき場所に」
「貴方の名は……」
僕の名前……?
「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」
「はっ……僕はいったい」
ずっとだ 何故なんだ マフティー・ナビーユ・エリンという名前が頭から離れない。
「僕はマーカス・ドミニクなんだ…マフティーにはなれない……」
彼はマフティー動乱というテロ行為を起こし、連邦軍によって処刑された。
せいぜいその程度の認識しかない。
確かにあの頃はマフティーの理念に賛同していた。
「なんだ…この後味の悪さは」
僕の中に渦巻くこの記憶、そしてΞガンダム ギギ ケネス
分からない しかし頭からこびり付いている。
「警報?」
マフティー動乱から半年 ジオン残党の動きは活発になるばかりで衰えることは無い。
「いつまで続くんだ……」
荷物を纏め防弾シェルターまで避難する。
いつもの慣れた足取りで、シェルターに向かっている途中で、一人の女の子に目が行ってしまった。
ブロンドの髪と青い瞳 あんなキレイな子がどうして
「ギギ……」
口ずさんでしまったが、自分自身が何を言っているのか理解できない。あの子とは初対面のはずなんだ。
「君!早く避難しないと巻き込まれるぞ!」
こちらに振り向いた後、少し微笑み逃げていく
「ちょっと待ってよ!」
公園を抜け開けた交差点を抜けると、前の戦いで半壊した建物の前に来てしまった。
少し離れた場所から爆音が響く。逃げ遅れてしまったようだ。
「不味い……このままだと…」
仕方無く廃墟と化した建物に逃げ込む。
夕暮れ時というのもあり、建物内部は真っ暗だ。しかも何があるかも分からない。
「エレベーターか……地下に行けば助かるかも」
地上にいるよりかは幾分かマシだろう 頼むから途中で半止まらないでくれよ。
戦闘の激しさが増しているのか爆音の響く回数が増えている。不安で押しつぶされそうだ。
「ここが一番下か……」
灯りはまだ生きている。が少し薄暗い感じがより不気味さを助長させていた。
「なんの光!?」
急に目の前が閃光に包まれる。自分の感覚を信じて前に進む
眩惑した視界が戻った時、僕の目の前に現れたモノ
「……Ξガンダム」
知る由もない筈の名前 白いガンダムタイプのMS
だが瞬時にその名前を分かっていた。
「身構えているときには、死神は来ないもの……か」
何故だ 記憶が 僕は
「なんとでもなるはすだ!!」
MSなんて乗ったこともない ましてや戦うなんてこともない
なのに このMSのことを知っている。動かせる。
「僕は……マフティー・ナビーユ・エリン」
その名前を呟いた時には、僕は地上に出ていた。
「投降を勧告する、抵抗すれば頭上からビーム・サーベルを突き入れる」
何故だ……この言葉が浮かんでくる。脳内に刻まれている。
旧式のMSが混じった部隊。ジオン残党のMSは一瞬動きが止まった。しかしすぐさまこちらに発砲をした。
「何故分からない?知ろうとしない!」
慣れた手付きで、ビーム・ライフルを連射した。
三発のうち、一発が命中し、敵機の腰の部分に大きな穴が開いた。
「僕は……人を…」
吐き気と冷や汗が止まらなくなる。自分が自分じゃなくなる奇妙な感覚に包まれる。
そして僕はゆっくりと眠るように意識が途絶えていった。
一応続きます。
頑張ります。
多分……。