機動戦士ガンダム 〜閃光の道標〜   作:くろろんクロウ

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3.マン・ハンター

都会的な街並みから外れ、自宅の近所までやって来た。

スラム街とまでは言わないが少しダーティーな雰囲気もある街だ。スプレー缶等で落書きをされた壁、所狭しと並ぶ屋台。賑わう人々

「とりあえず何か買っていくか……」

空腹を満たす為に辺りを見渡す、そこまでガッツリと食べれる気はしないが、適度に腹を満たせるものは欲しい。

「ホット・ドッグか……」

たまたま視界の隅に入った。特別好物と言う訳では無いが、手軽に食べれて丁度いいと思った。

「1つください この紙幣は大丈夫かな?」

「ああ……構いませんよ どうぞ」

「ありがとう」

コロニーでの勤務の時は知らずに、通貨を間違えたこともあった。地球であっても聞く癖が、ついてしまっている。

「後はデザートが欲しいのだが……」

ホット・ドッグを頬張りながら、歩いていると記憶に新しい人物が瞳に映った。

「ギギ……?」

まただ。あのブロンドの少女に反応してしまう。僕はどうしてしまったんだろう。

彼女知っている訳は無いのに。

「あっ 待ってくれ!」

彼女を追い掛けよう そう思った途端、激しい銃声が鳴り響いた。

叫び声や悲鳴が聞こえる。普段の日常の風景が一瞬のうちに地獄と変化する。

「とりあえず今は逃げなきゃ……!」

手に持っていたホット・ドッグのことも忘れ、一目散に走る。とりあえず自宅に戻るしかない。あの辺りなら安全……だと思う。

「そこのお前 居住許可証!」

「これで構わないか?」

「……早く行け」

できるだけ目を合わせないようにして、その場を去った。

噂には聞いていたが、間近で見たのは初めてだった。

「まるで軍隊の真似事だ……」

最近は連邦軍の、払い下げのMSさえ使用している。

ハンターに捕まれば、強制送還され、二度目は遠島刑と呼ばれる辺境のコロニー送りにされるらしい。詳しいことは分からないが、ハンターのやり方は異常だ。きっと普通に送還されるとは思わない。

「連中こそ、掃除しなければならない相手……だな」

僕自身が送還されることはない。だが現実を目の当たりにして、いい気はしない。

「現実は単純じゃない……」

僕に力があれば……なんて思ったが、何もできることはないんだ。自分に言い聞かせるしかなかった。

「はぁ……食欲なんか無くなってしまったな……」

爆音と銃声、そして悲鳴が混ざり合った不協和音が徐々に消えていった。静寂に包まれつつある街を背に、重い足を引きずり帰り道を辿っていく。

見ただけなのに……暴力は後味が悪いな……




こんな調子で続きます。
多分
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