善悪裁定拝火神殿 アクワルタ・クワルナフ 副題 竜蛇を嘆く神 作:オーシャンビューバー太郎
最後にお知らせがあります…
幾らばかり走っただろうか。
「はあっ、はあっ!なんとか逃げ切れたかな?…」
『大丈夫ですか、先輩⁉️』
「うん、何とか!!…マシュ!?ジークフリートは?」
『すみません…!!あれから反応がなくて…ッ』
「…分かった。でも彼ならきっと、まだ生きてるよ!」
その声に村正や千代女も同意する。
「あぁ‼️ありゃセイバーの中でもトップクラスで強くて硬ぇ奴だ。簡単にゃ死なねぇよ‼️」
「その通りでございまする。あの大英雄が負ける筈がございませぬ。」
「うん」
とそこでブザーが鳴る。
「どうしたのダ・ヴィンチちゃん⁉️」
『そちらに巨大な反応が150体程近づいている‼️インド異聞帯のマハーナーガみたいな奴等だけどレベルが今までのと桁違いだ!!魔力や規模だけで言えば、キャスターやアサシンには匹敵している!』
「はぁ!?」
「「グルルアアァァァ!!!!!」」
いきなり二度目の窮地。
数分戦うも…
「おい、ツムカリ一回でやっと2体死ぬとか頑丈過ぎンだろ⁉️」
「拙者のおろちでも一回で一体がやっとでござる‼️一旦引いて…」
千代女がそう言いかけた時、
「ハアアァァァッ‼️」
少女が大盾で頭をぶっ飛ばす。
「先輩!!マシュ・キリエライト、援軍として参上しました‼️」
「マシュ‼️ナイスタイミング!!…けど数が…」
そうやって援軍を喜ぶが…
「御館様、後ろ‼️」
そこには巨大な口を開けたマハーナーガがいた。
「え?」
死ぬ。立香がそれを覚悟した時、一筋の閃光が今まさに藤丸を狙ったマハーナーガを穿った。
「な…」
そしてそれが続けざまに穿たれ、大蛇は絶命した。
「さて、主役はこういうとこで来なきゃな?」
と藤丸の隣に現代でもユニ○ロで買えそうな服を身にまとった男が降り立つ。だが、その風格がそれを有耶無耶にする。
髪は白く、緑と蒼のオッドアイ。その男は片方の手に光輝く神々しい弓を持ち、もう片方の手には海すらも貫く様な禍々しい槍を持っていた。
「本来ならただの人なんだが、事情が事情だ。仕方ない。」
と言ってニヒルに笑い、こう告げる。
「取り敢えずで悪いが、我が仮の名はバーサク・アルターエゴ!俺の前に立つと言うなら、星すら砕こう‼️」
その声に反応したのか、数百匹のマハーナーガは彼を狙う。そんな危機に直面した彼本人は、
「おい、人類最後のマスターさんだったか?下がってろ。契約はねえが
立香は困惑しつつも、
「じゃあ…マハーナーガの一掃を…お願い…?」
それに「ハッ!」と笑い、
「了解」
と答え、直ぐさま槍が矢のように変形され、弓につがえられる。
そして、
「
その詠唱と共に
「星を、巡っている…?」
そう、まるで矢が生物かの様に数多の星を通過し、通過された星が青白く輝く。その果てに、青白い光が、
「すごい…矢に集まってる…」
そしてそれが地面へと光速を超えて着弾し、
視界は光に包まれた。
ここから先は前日譚である「Fate/Sixth Arcana」にて今回出てきたバーサク・アルターエゴについて話されますので、其方が後半に差し掛かってからこちらを進めようと思ってます…宜しくお願いします…
今回の作品の続き、Fate/SixthArcanaの後日談となっていますが、それでも続けた方がいい?
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ネタバレダメ!
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SNなんてZeroより先にやってただろ。