善悪裁定拝火神殿 アクワルタ・クワルナフ 副題 竜蛇を嘆く神   作:オーシャンビューバー太郎

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プロローグがぐだぐだでほんとすまない…

最後にお知らせがあります…


2節 アクワルタ・クワルナフ 1

幾らばかり走っただろうか。

 

「はあっ、はあっ!なんとか逃げ切れたかな?…」

 

『大丈夫ですか、先輩⁉️』

 

「うん、何とか!!…マシュ!?ジークフリートは?」

 

『すみません…!!あれから反応がなくて…ッ』

 

「…分かった。でも彼ならきっと、まだ生きてるよ!」

 

その声に村正や千代女も同意する。

 

「あぁ‼️ありゃセイバーの中でもトップクラスで強くて硬ぇ奴だ。簡単にゃ死なねぇよ‼️」

 

「その通りでございまする。あの大英雄が負ける筈がございませぬ。」

 

「うん」

 

とそこでブザーが鳴る。

 

「どうしたのダ・ヴィンチちゃん⁉️」

 

『そちらに巨大な反応が150体程近づいている‼️インド異聞帯のマハーナーガみたいな奴等だけどレベルが今までのと桁違いだ!!魔力や規模だけで言えば、キャスターやアサシンには匹敵している!』

 

「はぁ!?」

 

「「グルルアアァァァ!!!!!」」

 

いきなり二度目の窮地。

 

 

 

数分戦うも…

 

「おい、ツムカリ一回でやっと2体死ぬとか頑丈過ぎンだろ⁉️」

 

「拙者のおろちでも一回で一体がやっとでござる‼️一旦引いて…」

 

千代女がそう言いかけた時、

 

「ハアアァァァッ‼️」

 

少女が大盾で頭をぶっ飛ばす。

 

「先輩!!マシュ・キリエライト、援軍として参上しました‼️」

 

「マシュ‼️ナイスタイミング!!…けど数が…」

 

そうやって援軍を喜ぶが…

 

「御館様、後ろ‼️」

 

そこには巨大な口を開けたマハーナーガがいた。

 

「え?」

 

死ぬ。立香がそれを覚悟した時、一筋の閃光が今まさに藤丸を狙ったマハーナーガを穿った。

 

「な…」

 

そしてそれが続けざまに穿たれ、大蛇は絶命した。

 

「さて、主役はこういうとこで来なきゃな?」

 

と藤丸の隣に現代でもユニ○ロで買えそうな服を身にまとった男が降り立つ。だが、その風格がそれを有耶無耶にする。

髪は白く、緑と蒼のオッドアイ。その男は片方の手に光輝く神々しい弓を持ち、もう片方の手には海すらも貫く様な禍々しい槍を持っていた。

 

「本来ならただの人なんだが、事情が事情だ。仕方ない。」

 

と言ってニヒルに笑い、こう告げる。

 

「取り敢えずで悪いが、我が仮の名はバーサク・アルターエゴ!俺の前に立つと言うなら、星すら砕こう‼️」

 

その声に反応したのか、数百匹のマハーナーガは彼を狙う。そんな危機に直面した彼本人は、

 

「おい、人類最後のマスターさんだったか?下がってろ。契約はねえが命令(オーダー)を寄越せ。直ぐに終わらせてる。なぁに、その方がやる気が出るって話だ。」

 

立香は困惑しつつも、

 

「じゃあ…マハーナーガの一掃を…お願い…?」

 

それに「ハッ!」と笑い、

 

「了解」

 

と答え、直ぐさま槍が矢のように変形され、弓につがえられる。

 

そして、

 

陽光よ、月光よ、星天を割け(ルナ・ミトラ・ステラアーセマーン)!!」

 

その詠唱と共に宇宙(ソラ)へと放たれた一矢は、

 

「星を、巡っている…?」

 

そう、まるで矢が生物かの様に数多の星を通過し、通過された星が青白く輝く。その果てに、青白い光が、

 

「すごい…矢に集まってる…」

 

そしてそれが地面へと光速を超えて着弾し、

 

 

視界は光に包まれた。

 

 




ここから先は前日譚である「Fate/Sixth Arcana」にて今回出てきたバーサク・アルターエゴについて話されますので、其方が後半に差し掛かってからこちらを進めようと思ってます…宜しくお願いします…

今回の作品の続き、Fate/SixthArcanaの後日談となっていますが、それでも続けた方がいい?

  • ネタバレダメ!
  • SNなんてZeroより先にやってただろ。

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