病み気味ウマ娘とトレーナー   作:さば缶

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セイウンスカイ①

私には担当トレーナーがいない。

結果を出せばその分だけスカウトが来る

実に実力主義のこの学園らしいと関心している。

裏を返せば結果を残さなければトレーナーの目に留まる機会すらないというわけだ

結果が出せずにこの学園を去っていくウマ娘も多い。

私も未だ結果が出せず担当のトレーナーすら決まっていないのが現状だった。

 

そんな私の名前はセイウンスカイ。

この学園の高等部に通うウマ娘だ。

クラスメイトとも仲良く毎日を送っている。

今日もいつも通り退屈な授業をぼうっと眺めていると

きがつけば時刻も昼前に差し掛かり授業も終わりの時間が近づいてきた

 

「スカイちゃん一緒にお昼ご飯たべにいこう!」

授業終わりのチャイムと同時に声をかけてきた

そう声をかけてきたのはスペシャルウィーク

私のクラスメイトで友達の一人だ。

「もぉ~スぺちゃん気がはやいよ~」

 

「エルもご一緒させてくださーい!」

 

エルコンドルパサーことエルちゃんも最近はよく一緒にいる

彼女たちと一緒にいる時間はとても楽しい

 

「グラスちゃんやキングはどうする?」

 

「ぜひご一緒に」

 

「キングももちろん参加するわ!」

 

「よ~し、それじゃあ学食まで競争だー」

 

「あ!ちょっとスカイちゃん!まってー」

 

「エルをおいてかないでくださーい」

 

何の変哲もないこの平穏な毎日が私はとても好きであった

クラスの友達と他愛もない話をし毎日をだらだらと過ごす。

こんな毎日が続けばなぁって考えちゃうのはしょうがないよね

 

ただ今日は少しだけ普段と違っていた

違うといっても具体的に何かがあったわけではない

とある話題が私たちの中で出たことが発端だった。

 

「そういえばみなさん自身のトレーナーは見つかりましたか?」

グラスちゃんのこの一言に私は少しドキッとした

「え~とですね。私はまだ決まってないです。あはは、、、」

スぺちゃんがそう答えた時私は少しほっとしていた

「実はエルはもう決まりました!今度皆さんにも紹介しま~す」

「キングも実は声をかけられていて…」

そのあとは自分のトレーナーへの理想像を語り合った

私のようなこんな性格のウマ娘を選んでくれる人なんているのだろうか

一抹の不安を抱きつつも今はそこまで深く考えないようにしていた

 

時間は流れあっという間に放課後になっていた

いやぁ~というよりは授業中寝てたら放課後になっていただけなのですが

 

放課後はトレーニングの時間だ

特に今の時期は自分を担当してくれるトレーナーも見つけないといけない

自分の周りの友人たちはすでにトレーナーを見つけて進んでるんだ

自分も負けてはいられない

でもまあセイちゃんのことをよくみてくれるひとがいいなあ

 

はじめのうちはトレーナーとウマ娘の顔合わせの機会も多いと聞く

 

「それじゃあいっちょ頑張りますか」

そう自分を鼓舞してグラウンドへと足を進めた

グラウンドではいろいろなウマ娘たちがそれぞれのトレーニングを行っていた

その中でも特に目を引くのが

今は私たちのようなウマ娘のために模擬戦が多く開催されていることだ

ここでトレーナーの目に留まればそのままスカウトが来るという寸法だ

今日こそは結果を出すぞと意気込んで私もその模擬戦へ参加した

 

結果としては12人中6番の結果だった。終盤体力が切れたところころをあっという間に抜かされてしまった

そして今回も私にスカウトの声がかかることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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