「あんたら舐めてるの? 勇者が堕ちる所がみたいんであって、最初から高みに登りようもないクズを見たいんじゃないのよ! 親友助けられなかった時点で五条 悟とやらも失格よ、失格! 大のために小を切り捨てるんじゃなくて、小も救う! それが人間ってものでしょ!? そんな勇者様を堕としてこそ意味があんのよ!」
「五条先生強いじゃない。何が不満なのよ、我儘ね」
「どこの世界の人間ですか」
「五条先生が出来ないことって誰が出来んの?」
私はグッと黙った。
アニメの世界の人間はそーだったと言っても馬鹿にされるだけである。
しかし、なんなのだ、伏黒は。
伏黒の語る堕ち事例は単なるクズの所業としか思えない。
そんなブラックな環境ゴミ箱にダンクシュートして捨ててしまえ。
そうは言っても、私のときだってそれなりにブラックだったと思い至る。
人間を守らされてる五条 悟。人間のために特攻させられた私。
そこに、違いなんてないのかもしれない。
私が欲しいのは、そんな糞ったれな世界を救う、あの日の私を救う勇者様で、それが堕ちるさまを見るのが私の望みで。
一瞬、嫌な事に気づきかけて、ブンブンと首を振る。
「とにかく! あんたらがなんと言おうと、ハロウィンはやるから! 止めたいなら止めなさい、殺したいなら殺しなさい、でも私を殺して終わりだなんて思ったら大間違いよ!」
「それは予想つく」
「殺して終わりって思ってたらこんな悠長な接触方法、選びませんよ。あれだけ無茶やってて、五条先生が六眼だと何も見えない。魔眼だと怖くてみることも出来ない。だそうですから」
「ああ、術式だっけ? いい目してんの? 魔眼ねぇ。わかった。見返さないよう気をつけるわ」
「お願いします」
「見返すとどうなんの?」
「色々」
「ちょっとやめてよ。怖いじゃない」
「神宮寺はどんな能力?」
私はんーと言葉を濁す。別に、隠したいわけではない。
ただ、私は邪神であり女神なのだ、なんて中二病な言葉を言う勇気がなかっただけである。
いや、演技はしたけどね?
私は邪神なのだ―なんてガチで言うなんて、相当やばいよ?
「スライム生み出す力はあるよな」
「ゾンビを作る力もあるわね」
「それと電波ジャック!」
「潜在能力を引き出す力もあるな」
「呪力は見えないんだっけ?」
「あんた自身、相当つえーだろ?」
「……まあ、色々出来るには出来るわね」
伏黒が、真剣な顔で言う。
「クトゥルフな方ですか」
「違います!」
三人を追い出した後は、エゴサーチのお時間だ。
勇者の選定方法についてのヒントを探すのもある。
そこで、ゾンビーズらしき書き込みを見つけた。
『ゾンビになったことを理由に解雇された。家族もいないし、死ねないし、保険金降りないし、酷すぎる。ピコ様責任とって』
これは責任を取らねばなるまい。
私は、カチャカチャとキーボードを押す。
『給料ナシ、食費ナシ、衣服支給、寝場所だけ用意、魔法支給、休日は週一日、報酬:成仏チケット 以上の労働条件で良ければ雇ってあげる』
『酷すぎワロタ』
『ブラック オブ ブラック』
『しかし魔法支給である』
『ゾンビじゃなくても雇ってもらえますか?』
『生き物は無理だろww』
『ゾンビにしてもらえばいい。病弱だから、ワンチャン走り回れる体がほしい。この際、死体になってもいい』
ふむ。
『よろしい。今夜、23時から24時の間、跪いて祈るのです。ピコ様に忠誠を誓うと』
私はグラウンドへと向かった。
何故か三人もついてきた。うちに帰ったんじゃなかったのか。
「何のよう?」
「監視ー!」
「ああ、そう。行き先はグラウンドよ」
「わかった。何すんの?」
「部下を募るのよ。と言っても2、3人でしょうけど」
グラウンドに着くと、私は大きな魔法陣を描いた。
そして、召喚を行った。
23時から24時の間の一時間、跪いていた祈り捧げしものを指定して。
00:05。
グラウンドが埋まっていた。
選抜方法何も考えてない。
こんな駄文に何故こんな凄いUAとPVが
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
あ、ありがとうございます!!
ご期待に添えなかったらすみません!
評価が凄くてあわわわわわ。
読んでくださりありがとうございます!
今回も短くてすみません。
感想ほしいけどないようがないようなので強請れない、くっ……!