ちょっと庇っただけで、唐突に意味も脈絡もなく(少なくとも僕にはそう感じた)成仏してしまったピコちゃん。チョロインにも程があるまいか。
成仏したピコちゃんにより、ばらまかれた白い羽根は、傷が癒えたり成仏したり、魔法を得たりと色々使えることがわかった。控えめに言ってキセキのカケラ、願い叶える機である。
「ほんっとお騒がせだったよね」
ため息を吐いて、僕、五条 悟は呟く。
何も解決してない。何一つ解決していない。
魔物100体は散らばってしまったし、羂索はどこかへ消えたし、ゾンビーズはいるし、魔法使いがとても増えたし、宿儺も健在だし、上層部は相変わらず腐った蜜柑だし、白い羽根を巡って争いが起こるまである。
日本はまさしく混沌と化していた。呪霊の存在だってもう明らかになっている。
企業に囲われた生産系の魔物が作り出す魔法の絨毯が主要産業と化しつつある不思議の国ニッポン。
こんだけ好き勝手されて、なんで成仏させちゃったのとクレームが来る始末。
成仏させたつもりはない。むしろ庇っただけだし、それで消えちゃうなんて予測できるわけがない。
ついでに、僕の元には、ゾンビーズ及び100体の魔物の抹殺依頼まである。
呪力関係してないから、僕の適用対象外ですね。
くるくると白い羽根を手の中で弄ぶ五条。
ちろり、と隣を見ると、美々子と菜々子によりかかられて眠る傑の姿があった。
ちなみに僕に書類仕事を押し付けられて、あと呪霊と感覚共有できるようになったため、任務も併用させられて、5日間徹夜した挙げ句のようやくの睡眠である。いや、魔力を注げば睡眠無しで行けるんだけどね? 心はやっぱり休息を必要とするのだ。だって元人間だもの。正直に言えば、僕も直接戦闘に行くから無理やり休憩をとっているとはいえ、疲れている。二徹、二時間睡眠、三徹といったところ。
大量の呪霊討伐依頼に加えて、それ明らかに僕の仕事じゃないよね?という呪力外の仕事もめちゃくちゃ増えている。
生徒達も仕事が沢山で、心配である。
ゾンビーズ処分するとか言ってないで、馬車馬のごとく活用させろよ、やつら全員見えるんだし。
ピコちゃんに、械音に対する文句は山ほどある。
それでも。
「うーん。プラマイ、プラスでいいかな」
さあ、今日も糞ったれな任務を頑張ろう。
親友が隣りにいる世界を守るために。
神宮寺 械音は、豪華な部屋の一室で倒れていた。
「私、死んだ上に成仏したはずじゃ……」
戸惑いながら、起き上がった械音に手を差し伸ばすのは、鉄仮面の男。
顔の大部分を隠しているのになお、美形を予感させる立ち居振る舞い。
どこかで見たことのあるコスプレだ。そう、二次元でそっくりなのを見た。
目の前の彼は三次元だが。え、アニメの存在じゃなかったの? 聞いてない。
「やれやれ、ピコ。僕の名前を出す割に、君は全くなっていないね」
「ふぇ、フェムト様!?」
「仕方がないから、弟子にしてあげるよ!」
愉快な地獄はこれからだ。
すみません、最後まで短かった……orz
あと、五条先生とか活躍させられんかったorz
短編なので、完結したってことでお許しください。
楽しかったです、いっぱい感想や評価、ありがとうございます!
ココスキもありがとう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
ピコちゃんは、最後ハッピーなんだかバッドなんだか
わからないエンドですが、自業自得ってことで。
追記
完結後の低評価がいっぱい……orz
まずはお読みいただき、ありがとうございます。
お読みいただいた上での評価ですし、コメントもありがたいです。
ありがとうございます!
コメント御尤です。私の力不足が全て悪いです。たしかにコレだとクロスの意味ないです。
救って欲しい主人公、堕ちろよ人間なフェムト様の方針、
基本救われない呪術界と、材料は面白くなる要素がたくさんあったと思います。
私の調理方法が悪かったんです。
あれもこれも活かせないまま終わってしまいました……。
それでも、お読みいただき感謝です。ありがとうございました!
更に追記
励ましのコメントありがとうございます! 私も完結作品少ないので、がんばります!