出オチ丸奇烈伝   作:チャクラコントロールに全振りでござる

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暗部のお仕事~雨隠れの戦い

もうそろそろ日付が変わりそうな夜更けでござるが、夜は忍者の独壇場でござる故、張り切って行くでござるよ。

 

さて、角都殿を除けば残る暁の構成員はリーダー殿と小南殿、ゼツ殿、そしてマダラ殿でござるな。

 

ゼツ殿は所在不明で、リーダー殿と小南殿は雨隠れ、マダラ殿は霧隠れにいるそうでござるが……ここは雨隠れから行くべきでござろうな。

 

霧隠れは五大里でござる故、不法侵入で難癖を付けられたら面倒でござる。

 

一方で雨隠れは小国でござるから手が出しやすいのでござる。

 

まあ雨隠れは木の葉、砂、岩に挟まれた緩衝地でござる故、あまり大っぴらな事は出来ぬでござるが……。

 

というか暁討伐任務自体が極秘任務でござるから大っぴらも何もなかったでござるな。

 

◇ ◆ ◇

 

雨隠れは常に雨が降り注ぐジメジメした土地でござる。

 

雨の所為で目も鼻も耳も利き難いでござる故、面倒でござるな。

 

さて、まずは――――――ッ!

 

「地爆天星!!!」

 

「式紙の舞、紙手裏剣!!」

 

「火遁・爆風乱舞!!」

 

豪華なお出迎えでござるな!

 

どうやら雨隠れの里には木の葉の結界のような感知システムがあったみたいでござる。

 

拙者がギリギリまで接近を感知出来なかったでござる故、たぶん時空間忍術で現れたのでござろうな。

 

隠密行動は失敗でござるが……ま、探す手間が省けたのでこれはこれで良しでござるな。

 

さて、暁のリーダーは伝説の輪廻眼を持つとの話でござる。

 

輪廻眼の能力は分からないでござるが、まあ写輪眼と同じ事は出来ると考えておいた方が良いでござろう、つまり目は絶対に開けられないでござるな。

 

嗅覚感知によると総勢八名でござるか、たぶんリーダー殿と小南殿、後は護衛でござろうか?

 

「完璧な不意打ちだった筈だが、それすら通じないか……」

 

「化け物め……!」

 

「気を強く持て! ペインは餓鬼道を前へ! 小南は式紙を絶対に切らすな! 地爆天星が成長するまで全員で天道を守れ!! うちは火炎陣!!」

 

おや? うちはの術でござるか……という事はうちはマダラ殿も来ているのでござるな。

 

マダラ殿まで来てくれるなんて、霧に行く手間が省けて益々嬉しいでござるよ。

 

視覚があれば誰が捕縛対象か分かるのでござるが、嗅覚と聴覚だけではちょっと良く分からんでござるな。

 

まあ全員半殺しにすれば良いだけでござる。

 

イタチ隊長曰く、瞳術使いはダルマ状態でも眼さえ無事なら瞳力を使用できるそうでござる、驚きでござるな。

 

まあ瞳を切れば良いだけの話でござる故、一手間増えるだけでござるが。

 

「ペインがやられたわ! 天道と餓鬼道以外全滅よ!?」

 

「落ち着け! まだ地爆天星は無事だ!! 勝機はある!! 冷静になれ!!」

 

む、何人か拙者の攻撃が効いていない奴がいるでござるな。

 

チャクラの吸収による無効化と、体の分解による回避、結界による防御、そしてすり抜けによる回避でござるか。

 

吸収殿は超圧縮したチャクラメスを超速で振るえば突破出来そうでござるな……出来たでござる。

 

「ひっ……あ、あぁ……すけ、助けて弥彦……」

 

さて、分解殿はチャクラを根こそぎ奪えば無力化出来るでござろう。

 

チャクラ糸を伸ばし、鮫肌にやったように術者のチャクラをギリギリ死なない程度に残して残り全てを奪い尽くすでござる。

 

空を裂くような絶叫が響き渡り、すぐに術が解けてピクリとも動かない半死体がほら出来上がりでござる。

 

念の為に、瞳と四肢を切り裂けば終わりでござるよ。

 

同時進行でマダラ殿が構築した炎の結界のチャクラも奪い尽くすでござる。

 

結界の向こうにいる本体にもチャクラ糸を伸ばして同様にチャクラを奪い尽く……うん?

 

この者からはチャクラを奪い尽くせない……というよりは外部からチャクラを常時送信されているみたいでござるな。

 

まあ拙者のチャクラを逆流させて大本とパスを繋げば良いだけの話でござる……よし、これで半死体がまた二つ出来た筈でござる。

 

大本はあの塔の中でござるな、後で行ってみるでござるよ。

 

術者が倒れた為か、引力によって大地を巻き上げていた空の星が消滅し、上空から岩が雨の様に降ってくるでござる。

 

落石注意でござるな。

 

「化け物め……」

 

うーん、すり抜け殿はどうしたものでござるかなぁ……。

 

弱点はある筈でござるが、拙者にはそれを分析するような頭はないでござる故、困った困ったでござる。

 

カカシ元隊長やイタチ隊長がいれば何かアドバイスを貰えるのでござろうが、無いモノねだりしてもしょうがないでござるな。

 

とりあえず、すり抜け殿は一旦放置して半死体達の止血と麻酔と封入を進めるでござるよ。

 

「……覚えていろ、お前は必ず俺が殺す」

 

すり抜け殿は撤退したみたいでござる、現状ではどうしようもない故、助かるでござるよ。

 

探す手間が省ける故、殺しに来るのは何時でも大歓迎でござるな、来るならなるはやでお願いするでござる。

 

さて、続いて塔にいる大本を回収するでござるよ。

 

近場故、すぐに着くでござろう……着いたでござる。

 

壁を切り裂き、塔の内部に侵入するでござる、お邪魔しますでござるよ。

 

まだ目は開けていないでござるが、嗅覚感知から誰かがいる事が分かるでござるな。

 

早速、四肢と瞳を切り飛ばして止血と麻酔を施して封入するでござる。

 

「……! 貴様!! なぜココにいる!?」

 

おや、すり抜け殿も来たでござるか、遅かったでござるな。

 

さて、後はイビキ殿にゲットした捕虜を提出するだけでござるな。

 

色々と貴重な情報が得られれば幸いでござる。

 

もしかしたらすり抜け殿の攻略法も手に入るかもしれぬでござる故、期待が高まるでござるな。

 

楽しみでござる。

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