最強麻雀プロ、咲-Saki-の世界に来たので無名校を日本一にしてみた。   作:ユッキ〜ゆきゆき

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別作品 怜―Toki― あの日の約束と同時並行で書いていきます。よろしくお願いします。更新頻度は遅めになりそうです。


麻雀プロ死す
終局


「ツモ、2000、4000」

 

『決まった〜。第40回鳳凰戦を制したのは望月 美波選手。合計収支はなんと+318.7。これで日本プロ麻雀連盟が主催する4大タイトル・グランプリMAXに加え、女流タイトル戦の計8個のタイトルを制し、見事八冠王に輝きました。』

 

『前代未聞ですよこれは…』

 

『それでは、対局者一人一人にインタビューしていきたいと思います。』

 

 

 

 

今帰りのタクシーの中だが自己紹介をしよう

私の名前は望月 美波(もちづき みなみ)

日本プロ麻雀連盟所属の女流プロ麻雀士だ。麻雀は小さい頃から大好きで友達そっちのけで麻雀をしてたらいつしか麻雀馬鹿と友達にあだ名を付けられたのはどうでもいいか。兎に角私は麻雀が大好きな27歳独身だけ覚えてたらいい。ルックスはまあまあいいと思うんだけどなぁ。どこがいけなかったのだろうか………。

あ、こうやってひとりの世界に入ってるからか。なるほど解決。

 

話が逸れたけど………。え?逸らしたのはお前だろって?いや、普通こんな美人がいたら世の中の男共は………

 

 

(閑話休題)

 

 

また話しが逸れたけど、私にとって麻雀とは生きるための活力であり、生活必需品なのだ。これがなかった私は生きていけないし生きたくないぐらいこよなく麻雀を愛している。だからだろうか。こうやって日本の頂点に立ってみるとどうだろうやっぱ見える世界が違って……んな事はなかったわ。

 

「お客さん。まさか望月美波さんかい?」

 

「あ、はいそうです」(営業スマイル)

 

「まじか、じゃあ後でサインとかくれないか。うちの息子があんたのファンなのさ。」

 

「はい、大丈夫ですよ」

 

 

このおっちゃんの息子なかなか見る目あるなぁ……

しょうがない、私のサイン1つで喜んでくれる人がいるならなんぼでも書いてあげよう。

 

 

「今日の試合ラジオで聞いてたよ。やっぱてっぺん取っちゃうとつまんなく感じちゃうとかそんなのはないの?」

 

「私は別にそういうのは………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻 雀 つ ま ら な い

 

 

 

 

 

 

 

麻 雀 飽 き た

 

 

 

 

やめろ。そんなことを思ってはいけない。私は麻雀を生涯にわたって愛すると誓ったんだ。だってそれしか方法がなかったから。なのにそんなことを思ってしまったら私はどうやって生きていけばいい。くそ、頭がクラクラする。

 

 

「お客さん大丈夫か!」

 

「ちょっと頭痛がするだけだから気にせずに……」

 

 

おっちゃん迷惑をかけてしまった。申し訳ない。そんな心配そうな顔をしてこっち見ないで前を見て運転しろ。そうしないとほら前から来る車を避けることだって出来なくなるぞ。

 

 

 

うん?前からくr……………………

 

 

 

 

 

 

 

続いてのニュースです。昨夜9時過ぎ国道を走る軽自動車が逆走しタクシーと衝突する事故が起こりました。

この事故によりタクシーに乗っていた長山 俊さん43歳と望月美波さん27歳の死亡を確認しました。これにより軽自動車を運転していた田中 陽25歳を危険運転過死傷罪の容疑で現行犯逮捕しました。調べに対し田中容疑者は"酒を飲んだ勢いで運転してしまった"と容疑を認めているとのことです。

 

 

 

 

ここはどこだろうか。辺り一面は真っ暗で1メートル先も見えない。最後の記憶は車とぶつかった時だから順当に考えていくと私は死んだことになる。いや、私あっさり死んだな。漫画だったら見開き1ページで収まるぐらいの短さだぞ。やっぱ死んだらこういうベタな空間に行くんだなぁなるほどなるほど………

え?まさかのずっとこのまま?え?嘘でしょ冗談でしょ?誰かいないとか神とか女神とか女神とかかわいい天使とかーーー!!!

 

 

<呼んだ?>

 

 

お、おお。結構軽い感じの神がでてきたのはいいけど辺り一面真っ暗だから何も見えん。

 

 

<主があっしのことをかわいい女神と呼んだのが聞こえたのぉ。思わず出てきてしもうた♪>

 

 

うん。かなり都合のいい耳をしているようだがそれは敢えて言わないでおこう。その方が絶対にいいはずだ。うん、多分絶対そうに違い無いかもしれない。

 

 

<あっしは今とてもとてーも気分がいい。主の願いをできる範囲で1つ叶えてやろう>

 

 

え?マジなんでも1つ願いを叶えてくれるって?え?お前も大概都合のいい耳をしているだろうって?うんうるさい黙れ。

それにしても困ったなぁ。願いを叶えてくれるって言っても私麻雀以外何も出来ないしこれといって欲しいものとかないからなぁ。どうしたもんかねぇ………

 

 

<主は麻雀が好きなようだが、どうだもう一度あっちに戻って麻雀してみたくはないか?>

 

 

うむ。悪くは無い。私もいっちばん最初に出てきたのがまさにそれだったし何より麻雀しかない私にはこれしか無かったが、でも同時に思った。

 

――あっちに戻ってもまた楽しく麻雀を打てるのか

 

と。私自身薄々勘づいていた。日々成長していくにつれて人間ではなくなっていく感覚とその周囲の目。あいつは特別だからだとかあいつは異常だからという言葉で片付けて、諦めずに戦う者がいなくなってしまったあっちの世界で私はこれからも麻雀を好きでいられるのか。麻雀は4人が打っていて楽しいと思えて始めて本当の麻雀なのだ。人間ではなくなってしまった私にそのような環境はもう二度と手に入らないだろう。

 

 

<う〜ん。答えがなかなか出てこないのぉ。じゃあ主よ。この世界に行ってみてはどうだ?>

 

「何処ですか?」

 

<咲-Saki-っていう世界だな。丁度主にピッタリの世界じゃ。麻雀が知的スポーツとして人気な世界なんだ!此処であったら主が見つけている強敵とやらに会えるかもしれんぞ。どうじゃ?行きたくなったか?>

 

 

え?何それ超行きたい。今すぐにでもいきたい。いや行かせてください。はいはい!此処!此処!ここにします。

 

 

<その顔は賛成と受けとるぞ。でも、ただ麻雀を打っていても楽しくないから主自身あっちで麻雀の教育をしてみてはどうだ?>

 

 

麻雀の教育かぁ。確かに面白そうではある。私が一から手ほどきした子がどんだけビックになるのか楽しみでもあるし、ワンチャン私を超える存在も出てくるからもしれない。そう思うとほらなんかどんどんやる気が起きてくるえへへぇ。おっといけないヨダレが………

 

 

<じゃあ主よ健闘を祈っとるぞ>

 

 

ありがとうかわいい女神様!!まあ結局最後までずっと真っ暗だったから可愛いかどうか判別出来なかったが声可愛かったしいいや。私こっちの世界でもがんばるぞぉーーーー!!

 

 

 

 

よしこっちの世界到着だ。まず辺りの確認だ。目の前に大きな顔を2つ。横は木製の檻?みたいなのがある。おてては小さくて体の自由あまりきかない。まさかなそんな訳ないよな。私麻雀するためにここに来たんだぞ。そんなことがあってたまるか!!

 

 

「ほら〜みなみ〜ママとパパですよ〜」

 

 

あ、終わった。私どうやら赤ん坊からのスタートになってしまったようだ。これから3年近くは麻雀も出来ないし自由に身動き出来ないぞ…………

クソやりやがったなぁあんのくそ女神がぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁぁあぁ

 

 

 

 

<あ、そういえば0歳からやり直しになること伝えるの忘れとったけどまっいいか>

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