真・ギョウカイ墓場篇 "End of world" and "Fearless world"   作:烊々

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Epilogue

 かの激戦から数週間後。

 ゲイムギョウ界は平穏であった。

 幽世であるギョウカイ墓場での激戦を、現世であるゲイムギョウ界の人々が知ることはなかったからである。

 

 結局、世界は何も変わることはなかった。

 勿論、現世と幽世が一つになることはなく、変わりない日常が続いていた。

 それこそが、かの激戦の勝者であるネプテューヌたちの願いだった。

 史書の力は、融合しかけていた現世と幽世を再び分つために使用され、そして再び封印されたのだった。

 

 

 

 

「……で、今日も我……いや、もう私でいいか。今日も私の元に来たのか、ラステイションの女神よ」

「いい加減ノワールって呼んでくれるかしら? デルフィナス」

 

 死力を尽くした激戦を繰り広げた守護女神とデルフィナスだったが、どうやら戦いが終わってからは良好な関係を築いていた。

 

「む、済まんな。しかし、一国の女神とあろう者が、国を開けて良いのか?」

「できる女神っていうのは、少しぐらい自分がいなくても国が回るシステムを作れるものよ」

「ふむ、そういうものなのか」

「さて、剣の稽古を付けてくれるんでしょ? さっさと始めましょ……その前に、あなたの後ろで山積みになってるそれは何?」

 

 ノワールの問いに対し、困ったようでもあり楽しそうでもある笑みを浮かべるデルフィナス。

 

「一つ目の山はルウィー……いや、ブランから勧められた書物だ」

「……すごい量ね」

「読んでから感想を聞かせろと言われたな」

「……頑張ってね。じゃあ、もう一つの山は? まぁ、もう大体わかるけど……」

「うむ。ベールから譲り受けた、彼女のおすすめのゲームというやつだな。これもプレイ後に感想を聞かせろと言われた」

「……あなたそれなりにハードスケジュールね」

「だろう? まぁ、汝……いや、君との約束は果たすよ。早速剣の稽古を始めようか」

「ありがとう。じゃあ、行くわよ!」

「あぁ、来い!」

 

 

 

 

「さて、ノワールも帰ったことだし、ブランから勧められた本を読むか……それともベールから譲り受けたゲームをやるか。ふふっ、まさか私が今の世代の女神と友になるとはな。これも全て、プラネテューヌの女神のおかげ、か」

 

 

 

 

 

『何故私を殺さない? 今の君ならば、「改変」によって私に死を与えることも可能だ』

『だって、あなたは悪い人じゃないもん。やり方は良くないと思うけど、世界のことを思っていたのは本当だし。それに、わたしたちを傷つけている時、あなたはずっと悲しそうな顔をしてたから』

『……』

『わかり合う必要はないって言ってたけど、本当は最初からわたしたちはわかり合えてたと思うんだよね』

『…………ふっ、私の負けだ。君たちが守護女神である間は、世界も大丈夫であろうな』

『当然だよ!』

『だが、君たちの後の代で世界が滅びへ向かうのならば、その時に私は再び現世へと立つ』

『大丈夫! その時はわたしの意思を継ぐ子たちが何とかすると思うから!』

『…………!』

『あれ? どうしたの? もしかしてわたし変なこと言っちゃった?』

『いや……なんでもないよ』

 

 

 

 

 

 

「まさか、あの女神が君と全く同じことを言うとはな。それに、一番驚いたのは、私を止めたプラネテューヌの女神の名が、君と同じ名だったということだよ…………

 

 

 …………『ネプテューヌ』」

 

 

 

 

 プラネテューヌの女神、ネプテューヌ。女神候補生のネプギア。

 彼女たちは親友コンパの頼みでバーチャフォレストに薬草採集に来ていた。

 

\ ぬらぁ〜! / \ ぬららららぁ〜〜! /

 

 そんな彼女たちに、野良モンスターのスライヌが次々と襲いかかる。

 しかし、ネプテューヌとネプギアは笑っていた。

 

「うんうん! やっぱりバーチャフォレストはこうじゃないとね! 行くよ、ネプギア!」

「うん! お姉ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      超次元ゲイムネプテューヌ

 

       真・ギョウカイ墓場篇

 

    "End of world" and "Fearless world"

 

           -完-

 

 

 

 

 




 ここまで読んでくれてありがとうございました。これにて完結です。
 気が向いたらあとがき的なものを書こうかな。
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