モンスターハンター ─異世界転生英雄伝─   作:桜樹斗

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武器や防具、モンスターの生態はなるべく原作に準拠しますが原作とは違う生態や武器の性能をしていたりします。
また、G級はマスターランクとアイスボーンに合わせております。


龍人の少女

眼が覚めるとそこは森の中だった。

そして、視界一杯に広がるのは不思議そうに私を見つめる少女の顔だった。

私が起き上がると座っていると思った少女が立っていた事に気が付く。

少女の身長は85cm程しか無い様で顔の位置が座った私より少し高い位なのだ。

私も145cmとかなり小さめな身長の為座高は79cm程度だ。

だから、座った私より少し高い位の少女は85cm位だと思う。

日本の平均身長で考えれば2歳児程度だ。

そんな少女がこんな鬱蒼と繁った森の中に1人。

私を見つめている。

そして、私は少女の姿を見て違和感を覚えた。

ライトブラウンの髪はポニーテールに結われており、腰下まで伸びている。

幼い顔立ちでくりくりとした紫色の瞳に柔らかそうな丸顔。

寸胴の様な体型で服装は白いブラウスの様な服にカーゴパンツの様な側面にポケットのついた黒いズボンと膝上までの赤いプリーツスカートでどうやらズボンとくっついているらしく、所謂スカンツと言う物だろう。

ポ◯モンにもあったしおしゃれに疎い私でも分かる。

そして靴は茶色に赤い靴紐の編み上げブーツ。髪は白いリボンで留められている。

左腰には茶色い鞄の様な物が腰に留められており鞄からは赤い背表紙の本が見える。

どうやらあれは本専用の鞄らしい。

それだけなら普通の少女なのだがその少女の耳はエルフの様に尖っており、手を見ると指は4本しか無い。

どうやら、人間とは似て非なる種族らしい。

 

「えーと、私に何かついてる・・・のかな?」

 

少女が言った。

どうやら言葉は通じる様だ。

 

「あ、ごめんね。その、耳とか指が見たこと無くて。」

 

私が言うと少女は自身の指を見てから私に両手を広げて見せる。

 

「あなた、龍人を見たことないのね?

私はリリィ。

龍人族で歳は88歳よ。

それで、あなたは?」

 

少女・・・リリィが言った。

88歳!?

でも、見た目的にも老人って感じはしないし龍人はエルフ見たいに長生きな種族なのだろう。

 

「私はアリス。」

 

「そう、アリス・・・良い名前ね。

あなたはハンターなの?」

 

リリィが私の服装を見て言った。

自身の姿を見てみると身長は145cm程で艶やかな桜色で腰下までのロングストレートの髪に真ん丸な赤い瞳で眠たそうなとろんとした眼、小さく、そこまで高くない鼻に小さな口。

柔らかいほっぺたで丸顔な顔立ち。

華奢な体つきでぺったんこな胸に括れた腰、周りの人に少し心配される位白い肌。

 

服装は黒いノースリーブのブラウスに少し緩く結ばれた紅いネクタイ。紅いプリーツミニスカートでスカートには銀色の四角いバックルのついた薄茶色の革製のベルトをしている。

黒いオーバーニーソックスに踝より少し上くらいの丈の白い靴紐の黒い編み上げブーツ。

 

右耳に銀色のピアスをしており首からは下向きの剣に龍が巻き付いた銀色のチャームが付いたネックレスをしている。

左耳の上には小さな赤に金色の縁取りが施された良くある形の王冠がついたヘアピンをしており一見すると傾いた王冠が頭にちょこんと乗っている。

そして、肩にかける様に膝丈の黒いコートを羽織っている。

コートにはフードが付いておりフードの先、袖口と裾、ボタン部分には銀色のファーがあしらわれておりなんか金持ちの着るコートみたいだ。

この装備がハンターの装備・・・なのだろうか?

にしては薄い気もするけど。

 

「見たことない装備だけど何て装備なの?」

 

リリィに聞かれた。

どうしようか。この装備の名前なんて知らないし。

私がそう思いながら装備を見ると目の前に文字が現れる。

 

*装備*

頭:姫騎士ノ聡明ナル冠(ひめきしのそうめいなるかむい)御頭(おつむり)

胴:姫騎士ノ堅牢ナル胸鎧(ひめきしのけんろうなるむなよろい)御身体(みからだ)

腕:姫騎士ノ剛腕ナル腕鎧(ひめきしのごうわんなるかいなよろい)御御腕(おみうで)

腰:姫騎士ノ妖艶ナル腰巻(ひめきしのようえんなるこしまき)御腰(おこし)

足:姫騎士ノ健脚ナル足鎧(ひめきしのけんきゃくなるあしよろい)御御足(おみあし)

護石:龍剣の首飾り【御神楽(みかぐら)

 

*発動スキル*

耳栓Lv.5

砥石使用高速化Lv.3

精霊の加護Lv.5

防御Lv.7

攻撃Lv.7

弱点特効Lv.3

超会心Lv.3

達人芸Lv.3

達人Lv.7

心眼Lv.3

ランナーLv.3

回避距離Lv.3

脈動回復Lv.3

加速再生Lv.3

回復速度Lv.3

体力回復量UPLv3

アイテム使用強化Lv.3

気絶耐性Lv.3

早食いLv.3

節食Lv.3

 

『これだけついていればそうそう死なないと思います。

頑張って下さいね。』

 

えっと、これが名前?

なんか、物凄く長い名前だなぁ。

長いし姫騎士装備と呼ぶことにしよう。

それに、装備の最後の一文って女神様?

だとしたらこんなにスキル盛られてるのは女神様のお陰なのかな?

神様サマサマだね。

 

「私の装備は姫騎士って装備なの。

遠くの国で作られた装備なんだ。」

 

嘘は言ってない。

この装備の材質を見るに地球の服に良く似ている。

てか、地球で昔着たドレスなんかと材質の似た服だ。

かなり良い布を使っていると見た。

なんならベルトのバックルなんてプラチナ使っててもおかしくないくらい綺麗だ。

 

「うーん、聞いたことも無い装備だなぁ。

素材も知らない素材だよ。不思議な装備だけど防御力は高そうだね。」

 

「わかるの?」

 

「これでもハンターは数多く見てきてるからね。

装備見ればなんとなく、ね。」

 

リリィはそう言うと微笑んで私の隣に座った。

 

「私はね、この近くの村のハンターズギルドで働いてるの。

と言ってもお手伝いなんだけどね。

アリスはこの辺じゃ見ない顔だけどなんでこんな森の中で寝てたの?」

 

リリィがそう言って笑った。

寝てた。そっか、寝てるように見えたのか。

どうしよう。

変なこと言って疑われたく無いしなぁ。

正直に話す?

それもダメだよなぁ。

 

「えーと、実は記憶が無くて。

名前とこの装備の名前は覚えてたけど・・・他はちょっと自信ないかも。」

 

私が苦笑いで言った。

 

「そうなの?あ、えっとじゃあギルドカードは?

それがあればあなたの出身とか調べられるよ!」

 

「ギルド・・・カード・・・?」

 

私が不思議そうな顔で見る。

多分身分証だよね?

そんなもの持ってないし。

 

「うーん、知らないって事は記憶喪失になる前は無所属だったのかなぁ?

良し!なら村においでよ。

ハンターズギルドもあるからギルマスに相談してみよう!」

 

リリィはそう言って立ち上がると私に手を伸ばす。

私はその手を握ると立ち上がった。

 

「村はこっちなんだけど・・・この先はモンスターが居て危険だから遠回りしてこっちから行くよ。

こっちは比較的安全で私みたいに手ぶらでも来れるんだ。」

 

リリィがそう言って歩き出す。

私もそれについていく。

 

少し歩くとがさがさっと音がした。

音の方を見るとリリィが私を制止して口元に指を持っていってしーっと動作をする。

 

「こんな所で出会うなんて・・・」

 

リリィの見つめる先には桜色をしたドラゴン見たいなのがいた。

二足歩行で前足は翼になっている。

顎や翼、尻尾には棘がある。

 

 

桜火竜(さくらかりゅう)リオレイア亜種だ。

上位相当のモンスターか。

うーん、どうしよう。

ここが一番モンスターに出会いにくい道だったのになぁ。」

 

リリィが言った。

あれがモンスターか。

 

「ねぇ、あのモンスターについて詳しく知らない?」

 

「ふふん!それなら私にお任せ!私、こう見えて編纂の仕事をしててね。モンスターの生態を調査して本に記してるの。

このページを見て。

これがリオレイア亜種のページ。」

 

そう言ってリリィは左腰についていた本鞄から1冊の赤い表紙の本を取り出して私に見せてくれた。

 

*モンスター図鑑*

 

リオレイア亜種

別名:桜火竜

分類:飛竜種

 

『陸の女王』とも呼ばれる飛竜種。リオレウスのつがいであり、雌個体のみが確認されている。

背中と尻尾には毒針があり、尻尾の毒針を使った《サマーソルト》や口から火のブレスを吐き外敵を排除する。

繁殖期のリオレイアは気性が荒く、外敵に対してかなり攻撃的であり、戦闘をしているとつがいであるリオレウスを呼ぶ事が良くある。

 

毒や火のブレスか。

中々厄介そうだけど何故だろう。勝てない相手だとは思わない。

不思議とリオレイア亜種を前にしても臆する事無い。

ハンターだからなのだろうか。

私は右手に力を込める。

すると、私の右手には黒い大剣が現れた。

片刃の黒い大剣は包丁の様な形で刃はギザギザとしたソードブレイカーの様な刃で柄には赤い布が巻かれており、刀身にはピンク色の桜模様が描かれている。

 

*武器*

姫騎士ノ巨イナル剣(ひめきしのおおいなるつるぎ)桜断斬(おうだんざん)

攻撃力:1500

属性:無し

会心:50(10+達人Lv.7)

 

勇猛なる姫騎士の為に作られた大剣。

全てを切り裂くその刃に民の想いを乗せて姫騎士はモンスターを屠る。

 

どうやら武器も見れるらしい。

うーん、この攻撃力って高いのかな?

リリィの方を見るとリリィは驚いた顔をしている。

 

「その武器、マスターランクレベルだね。

攻撃力もかなり高い。

こんなの見たこと無いよ。」

 

リリィが言った。

マスターランクが何かはわからないがかなり凄いらしい。

私はこれを軽々と片手で持ち上げると肩に柄を乗せて腰を低くする。

大剣と言うだけあって私の身体より大きいのだが不思議な事に余裕で持ち上げられた。

それに、まるで昔からこの大剣を使いこなしていたかの様に扱い方が分かる。

 

「リリィ、隠れてて。」

 

私はそう言って深呼吸をした。

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