スーパーロボット大戦OG 唸れ!俺のロケットパンチ! 作:ボートマン
どれにしようか迷いました。
グレンラガンのドリルもガンバスターのイナズマキックにビッグ・オーのサドン・インパクトも惜しいと悩みましたが、マジンガーに決めました。
これからよろしくお願いします!
「本当に……これはどういうことんだ?」
男は今の自分の現状を理解できないでいた。
「どうして……どうして俺はマジンガーZに乗っているんだ?」
男はスーパーロボットとして名高いあのマジンガーZに乗っていた。
さて、とりあえずは自己紹介しておこう。
俺は
友人からはジョーとも呼ばれている。
何故ジョーかだって?
譲のもう一つ読み方がじょうと読むことから、友人の誰かがジョーと呼び始めたのが始まりだ。
そんな俺が何でマジンガーに乗っているんだ。
覚えているのは夕方までジムで体を動かしてから家に帰るところまでは覚えている。
だけど、そこからの記憶が全くないんだ。
いつ意識を失ったのかわからないが、気づけばこのコックピットにいた。
そして、何故俺がこのマジンガーのコックピットだと分かったのか。
答えは一言で言うとファンだからだ。
あの黒いボディに圧倒的パワー。
特にロケットパンチはマジンガーの代名詞と言える。
中でもビッグバンパンチは凄かった。
もう大興奮するほどだったものだ。
マジンガーの話はおいといて、それにしてもご丁寧にあの時持ってた荷物がある。
これは新手のドッキリなのか。
試しに俺はボタンの一つを押してみる。
するとメーターに光が灯り始める。
それだけでなく譲が乗っていた機体が動き出す。
「噓だろ……」
実際動くことから明らかにドッキリと思えない。
余りの事態の呆然とする譲に追い打ちをかけるかのように、マジンガーの前に虫のような青い機体が3機現れた。
「待てよ……これってどこかで見た覚えが……」
目の前の機体を思い出そうとしているとき、虫ロボットはマジンガーへ攻撃してきた。
「うわぁ!?」
攻撃されたことに譲は目をつぶってしまう。
だけど、何も起きないことに目をゆっくりと開くと、マジンガーには傷一つなかったのだ。
「さ、流石は超合金Z……よし!男は度胸だ!こんな所でやられてたまるか!」
レバーを握り、譲はマジンガーを動かす。
「どりゃぁぁぁぁぁ!」
マジンガーは近くにいる1機に突撃すると、力強く殴りつける。
殴りつけられた虫ロボットは爆散する。
「よし!いけるぞ!」
そのまま次の虫ロボットに接近すると、虫ロボットを両手で掴むとそのまま押し潰す。
「お前で最後だ!」
押し潰された虫ロボットは動かなくなり、最後の虫ロボットを見据える。
虫ロボットはマジンガーから距離を取り、近づかない様にレーザーで攻撃してきた。
「だったら……こいつだ!」
マジンガーは右腕を突きだし、左腕は右腕を支えるように構える。
「確か……こいつだ!くらえ!ロケットパァァァンチ!」
右前腕部が発射されるとそのまま虫ロボットへ向かう。
そして、ロケットパンチは虫ロボットを貫き破壊した。
虫ロボットを破壊したロケットパンチはマジンガーの右腕に戻る。
「た、倒したのか?もう大丈夫だよな?」
周囲を見回して虫ロボットがいないことを確認した譲は安心したのか、レバーから手を離して背もたれに身を預ける。
「はぁ……よかった。上手く操縦できてよかった……」
ぶっつけ本番の状況でマジンガーを操縦できたことに譲は安堵する。
「それにしても、あの虫ロボット何処かで見た覚えがあるんだよな?」
自分が破壊した虫ロボットを思い出そうと頭を抱えていると、マジンガーに向けて通信が入ってきた。
『そこのアンノウンに告ぐ。所属と名前を答えろ』
「へっ!?つ、通信!?何処から?」
突然の通信に体を起こして周囲を見ると、青い機体が目の前に近づいてきた。
『何をしている、所属と名前を答えろ』
「え~と……とりあえず民間人で、名前は一宮譲です」
どう説明すべきか思い浮かばず、とりあえず名前は答えた。
『民間人だと?』
民間人という自己紹介に青い機体は明らかに疑っていた。
「この機体のことは詳しくは言えない。だけど、一つだけ言えることはあります」
『何?』
「この機体は悪意ある者には絶対に渡せません」
これだけは譲が断言できる。
この機体の開発者である兜十蔵博士は言っていた。
このマジンガーを手に入れた者は神にも悪魔にもなれる力を持つと。
『一宮譲、君とその機体を保護する』
「!ありがとうございます!」
黒い機体の言葉に譲は感謝の言葉を告げる。
「あの、それであなたのお名前は?」
『私は地球連邦軍所属、ギリアム・イェーガー。階級は少佐だ』
こうして譲とマジンガーはギリアムに保護されることになった。