スーパーロボット大戦OG 唸れ!俺のロケットパンチ!   作:ボートマン

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第4話

「はぁ…………」

 

マジンガーを積んだタウゼントフェスラーが極東の伊豆基地に向かう中、譲は与えられた個室の中で膝を抱えて座り込んでいた。

 

「本当に、どうしようもないな……俺」

 

どうして譲がこんな状態になったのか。

 

理由は前回の戦闘が原因だった。

 

あの時は戦うことだけに集中していたが、落ち着いた頃に譲は気づいたのだ。

 

自分が人を殺してしまったという事実に。

 

その事実に譲の精神は大きく疲弊して、現在の状態の陥っていた。

 

そこへ突如機内に警報が鳴り響く。

 

「!!」

 

警報に驚いた譲は体をびくつかせる。

 

「け、警報!?そうだ!」

 

慌てて起き上がった譲は操縦室に連絡を取り始める。

 

「何があったんですか!?」

 

「DCから攻撃を受けている!」

 

「何だって!まさか……」

 

DCがわざわざ譲たちを攻撃する理由に心当たりがあった。

 

「だったら!」

 

部屋を出た譲は支給されたパイロットスーツに着替えずに格納庫に向かう。

 

そして、格納庫に着いた譲はパイルダーに飛び乗る。

 

「俺がマジンガーで出て敵を引きつける!その間にここから脱出してくれ!」

 

「し、しかし!」

 

「頼む……!」

 

「………了解した。生きて戻って来いよ!」

 

「ああ!いくぞ!パイルダーーー!オーーーーン!!」

 

マジンガーとドッキングすると、格納庫の扉が開く。

 

「マジ~ンゴー!」

 

格納庫から発進したマジンガーは近くの島に着地した。

 

「考えるのは後だ。今は戦いに集中するんだ!」

 

敵は潜水母艦から戦闘機部隊に加えて、見慣れない機体を発進させていた。

 

「あれがAM(アーマードモジュール)か。不利な状況だが、やるしかない!」

 

戦闘開始と言わんばかりに戦闘機部隊はミサイルを、AM部隊は左腕のレールガンを発射する。

 

マジンガーは両腕をクロスして防御する。

 

爆発で土煙が巻き上がり、マジンガーはすぐさまその場から移動する。

 

「(空を飛べないマジンガーじゃ空を飛ぶ敵はキツイ。だから、あらゆるものを利用するんだ)いくぞ!ロケットパァァァァンチ!」

 

土煙の中からでてきたロケットパンチに数機の戦闘機に命中する。

 

しかし、敵もロケットパンチの発射場所を予測して攻撃してきた。

 

「くそー!やっぱりキツイ!」

 

敵も決して近づかずに距離を取っているせいで、こちらの攻撃は中々命中しない。

 

じり貧の状況にどう打開すべきか考えていると、戦闘機部隊とAM部隊が攻撃を受けていた。

 

「こちらはゴースト1、カイ・キタムラだ。無事か?」

 

マジンガーの隣に来た緑色に塗装したゲシュペンストが通信してきた。

 

「援軍か?誰が?」

 

「お前が先に逃がした輸送機から救援要請を受けた」

 

どうやら先に逃がした輸送機のパイロットのお陰だった。

 

「援軍は俺だけじゃない。見ろ」

 

援軍はカイだけでなく、他にも3機の戦闘機がDCの戦闘機に攻撃を仕掛けていた。

 

「救援に感謝します!」

 

カイ達の援軍で戦況は少しずつだが押し返していた。

 

それでも戦力はDC側が有利であることには変わらない。

 

「(やっぱり母艦を叩かないと……)あれを……使うしかない」

 

敵が援軍に気を取られているうちに譲は行動する。

 

まず、ロケットパンチの攻撃を止め、潜水母艦を見据える。

 

「ん?おい、あの黒いの何する気なんだ?」

 

「ちょっと大丈夫なの、アレ!?」

 

「………」

 

戦闘機のパイロットであるジャーダ・ベネルディ、ガーネット・サンデイ、ラトゥーニ・スゥボータは戦闘中に攻撃の手を止めたマジンガーを見る。

 

「まずはしっかりと腰を据える。そして、次は武器パネルの赤いボタンだ」

 

マジンガーは腰を据え、武器パネルを押すと赤いダイヤルとメーターがでる。

 

「目標に狙いを定めて、ダイヤルを押さずに回す」

 

敵の潜水母艦に狙いを定めると、ダイヤルを押さずに慎重に回し始める。

 

ダイヤルを回し始めると、どんどん光子力エネルギーが増大する。

 

「青……緑……黄緑……黄色……オレンジ……赤!くらえ!光子力ビーーーム!!」

 

マジンガーの両目から放たれた光線は潜水母艦に命中する。

 

あまりの強大なパワーに装甲はもたず、一瞬で潜水母艦は爆散した。

 

「す、凄え……」

 

「噓でしょ……」

 

「………」

 

「何て力だ……」

 

マジンガーの光子力ビームの威力にカイ達だけでなく、DC部隊も唖然としていた。

 

「降伏しろ!まだやるなら次の目標はお前たちになるぞ!」

 

譲はこの機を逃さず、DCに降伏勧告する。

 

そして、脅しが効いたのかDC部隊は降伏はしなかったが後退し始めた。

 

「ふぅ~助かりました。皆さん、ありがとうございます」

 

「いや、そんなことはない。それよりも凄いなその機体は」

 

「アハハ……そ、そうですか?」

 

「いやいや凄いに決まってるだろ!」

 

「そうよ!さっきのビームなんか特に!ね、ラトゥーニ?」

 

「………」

 

こうして譲は味方の援軍もあって、DCの急襲をどうにか乗り越えることができたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

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