ふと、昔の記憶が蘇る。体感的には数年前だが。
?「長官、心配しないでくださいよ。僕に任せてください!これでも誇りある帝国軍人なんですよ!」
「しかし、敵の侵攻先の最有力候補なのだぞ?北東方面艦隊の方が良いと思うのだが?」
?「心配ご無用です!僕とこいつならニューギニア方面で敵を食い止めて見せます!」
眩く笑顔で俺に発言する青年士官。ふと横を見ると、困った顔をしている青年士官がいる
?「長官、諦めてくださいよ。こいつが諦めが悪いってご存じでしょう?」
「あぁ、お前たち二人のコンビネーションは抜群の物だ。だからこそ、ここで使うのは忍びないとのことだ。」
?「イヤイヤ、僕の勘ではここが命の使い時、なんならあこにはもう一人の同期が居ますし。」
?「アイツね。長官、俺からもですけど。アイツはエースですよ。」
「...分かった。佐田大尉のことは知っている。歴戦の水上戦闘機乗りだからな。今回はこっちが手を引こう、しかし乗り越えてまた会えたなら、譲らないぞ。」
?「長官...ありがとうございます!」
?「ありがとうございます長官、絶対に守り抜きます。」
「では、本日付で南西方面艦隊から雲田少佐、並びに虹村大尉に第九艦隊への配属を命ずる。」
雲田「ありがとうございます!絶対にニューギニアを守り抜きます!」
虹村「ありがとうございました。長官、俺の、いや俺たちの力で国防圏を守り抜きます。」
そうして長官室から退室していく二人を見送り窓の外の景色を眺める この穏やかなスラバヤに停泊している陸奥から眺められる島、スラバヤの陸上基地は平和そのものだ。本人たちの熱烈な希望とはいえ、あの『地獄のニューギニア』に送り込むのは心苦しい。 つい2か月前に発動したZ作戦で敵機動部隊を1つ潰したとはいえ、まだまだ余力のあるアメリカに対抗するのは難しい。 古賀長官はろ号作戦を始め、第三艦隊の陸上化を考えていたようだが、俺と小沢君、草鹿君の猛反対で第十二航空艦隊からの編入で辛うじて済んだ。南雲君はトラックから動けないし、今の所南方方面で食い止めているのは南東方面艦隊と俺の南西方面艦隊があるからだ。
11月にトラック島でした会議の時にニューギニア方面強化のために二個艦隊を編制することになって西ニューギニア及びインドネシアは第四南遣艦隊を編制し山縣君、東ニューギニアには遠藤君が配置されることになった。史実通りだ。 史実と違うのは、第九艦隊に砲艦隊を配備したうえで水上戦闘機隊を配備したことが一番の収穫だろう。 他には着任早々したジャングル開拓も一番大きい。戦いやすくなる。少なくとも西ニューギニア経由で物資を送れるようになった。
この楽観的な考えが半年後の訃報で崩れる。
第九艦隊は力戦奮闘した。5月のホーランディアからの撤退なども起こらなかった。 マリアナ諸島への陽動を複数やるとは考えもしなかった。 八幡空襲が起こらないように中国の近藤君と須賀君に活動してもらって飛行場ができるのを阻止した。その結果がニューギニア侵攻とリンガ泊地空襲だ、馬鹿野郎!
リンガ泊地空襲は被害なしで済んだものの ニューギニア侵攻で第九艦隊は大損害を受けた。艦砲射撃で陸軍の第四航空軍は全滅し、第九艦隊は辛うじて被害がなかったものの、指揮系統は麻痺して動けず、航空隊が反撃に出たものの、焼け石に水。全滅、西ニューギニアに撤退中に玉砕した。 不幸中の幸いなのが陽動作戦のため、西ニューギニアには侵攻しなかったことだ。 こっちがリンガ泊地とサイパンの対応してるのに必死で第九艦隊のことは気づかなかった。報告があったのは第九艦隊の生き残りが第四南遣艦隊にたどり着いたからだ。東ニューギニアの陸軍部隊も全滅、第九艦隊と四五六航空隊も全滅完全に後ろ手に回った結果だ。
「だから言ったじゃないか、今じゃないと。」
人物紹介
第四五六航空隊飛行隊長 歴戦の水上機乗り 艦載水上機乗りだったのでよく知っている。
南西方面艦隊防備参謀→第九艦隊作戦参謀兼第七根拠地隊作戦参謀 虹村とバディを組むことで抜群の力を発揮する。 背景がキラキラしている。 主人公の指揮下に居た時の癖でフランク
南西方面艦隊司令部附暗号長→第九艦隊暗号長 雲田とバディを組むと抜群の力を発揮する。 背景は月 主人公が重要視していた通信関係の人員の一人
時間軸 1943年12月 南西方面艦隊旗艦陸奥
次の話はどれがいい? 12月15日12:00〆
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舞鶴鎮守府の日々(通常進行)
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提督の過去(過去編)
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幕僚の過去(過去編)
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艦娘の過去(回想編)