過去の英雄の提督録   作:紫玉ねぎ

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現代:舞鶴鎮守府司令長官

2021年7月15日 舞鶴鎮守府応接室

 

 

 

「はじめまして、私は新田義太郎。舞鶴鎮守府の長官をしている。早速で悪いが自己紹介をしてもらいたい。」

 

 

 

白髪交じりの短髪の壮年の男が話を始める。

 

 

 

「俺は松永謙二、海軍軍人だ。」

 

 

 

その瞬間空気が固まった。

 

 

 

「私は中村祐希。松永大将の副官です。」

 

 

 

「私は松永翔平、海軍軍人。」

 

 

 

「田畑宗吉。暗号士をやってます。」

 

 

 

「僕は山村実。」「私は川崎夢雄です。」

 

 

 

「...少し待ってくれ。」

 

 

 

自己紹介が終わると部屋を静かな空間になった。新田中将は頭に手を当て、部屋の隅に居る副官らしき人物は絶句して言葉が出ないようだ。部屋の入り口にいる山雲は驚愕を表したような顔をしており、暁は目をキラキラさせている。

 

 

 

「西田。緊急で彼を呼んでくれ。」

 

 

 

「かしこまりました。」

 

 

 

副官らしき人物を呼び、すぐに出ていった。

 

 

 

 

 

「どうすればいいんだ?」

 

 

 

「わからないですね。」

 

 

 

「...もしかして~提督は長官なの~?」

 

 

 

「どれの事言ってるかわからんが連合艦隊なら俺かもな。」

 

 

 

「やっぱり!提督なのね!」

 

 

 

「じゃあ~山雲の事覚えてる~?」

 

 

 

「幌筵とスラバヤとスリガオ海峡と門司だろ?」

 

 

 

「そうよ~あとは~対潜試験艦もやったわね~」

 

 

 

「あっ暁のことは!?」

 

 

 

「一水戦と一潜戦。ソロモン位か。」

 

 

 

「私は砲術長やりましたね。」

 

 

 

「覚えてくれたの?やった!暁も頑張ったもん。」

 

 

 

「あーうん。ちょっといいですか?」

 

 

 

「なにか?」

 

 

 

「貴方は松永大将?そんなことが...」

 

 

 

「新田長官。お連れしました。」

 

 

 

何処がへ行っていた西田氏が帰ってきたようだ。

 

 

 

「長官。なにか用ですか..もしや..ご先祖様!?」

 

 

 

若い男を連れきた。

 

 

 

「その可能性が高い。もうすぐ彼も到着するだろう。」

 

 

 

「まさか、そんなことがあるなんて。」

 

 

 

「誰なんだ?」

 

 

 

「彼は松永秀弥。松永中尉の弟の子孫だ。」

 

 

 

「なるほど、光三郎の子孫か。」

 

 

 

「えぇ、おそらく。僕は結婚しておりますが倅はおりませんので。兄の子供の可能性もありますが。」

 

 

 

「克彦か、あいつに子供居たか?」

 

 

 

「わからないです。」

 

 

 

話を進めていると扉がドッと開き、老人が入ってきた。

 

 

 

「新田。儂を呼ぶのはやめてくれんか?もう軍とかかわるのはこりごりじゃ...」

 

 

 

「光三郎さん、ご足労ありがとうございます、緊急の要件で。」

 

 

 

「ま..まさか..兄上か...」

 

 

 

「もしや..光三郎か?」

 

 

 

「兄上...再びお会いになれるとは..」

 

 

 

「...どうやら本当に過去からの迷い込みのようですね。ご無礼をお許しください。」

 

 

 

「構わん、どうせ過去の人間だ、大角さんも百武さんのようにいつの時代も長生きしすぎな人間は疎まれるだけ。」

 

 

 

「...申し訳ない。」

 

 

 

「俺達の処遇はどうなるんだ?」

 

 

 

「難しいですね。塩谷から話は伺ってると思いますが、迷い人はここで妖精が見れるかどうかの診断をします。今までの前例で妖精が見れない人間は2人位しかいないので。まぁ見れるとわかったら1月の海軍士官としての教務を学んだあと各地で練習配置に移りますね。今まで見れる者は、なぜか喜んで海軍軍人の道を選ぶんですよね。」

 

 

 

「ふむ、だが彼も言っていたが海軍軍人が迷い込んだのは初の事例なんだろう?」

 

 

 

「えぇ、しかも複数人での迷い込みは初めてです。一度陸軍軍医少尉が迷い込みましたが、寄りにもよって見れない事例の一つだったんですよね。彼は医学生として政府に保証されてますが。」

 

 

 

「まぁ、とりあえず妖精が見れるかどうか判断しましょう。」

 

 

 

「提督!暁が連れてきたわよ!」

 

 

 

話が終わったと同時に暁が来たようだ。肩には小人のような生き物が2人乗っている。

 

 

 

「...あの肩に乗ってるやつか?」

 

 

 

「あー...見えますか、そうですね彼らが妖精ですね。」

 

 

 

「私にも見えますね。」

 

 

 

「私も見えてる。暁の帽子を取ろうとしてる奴でしょう?」

 

 

 

「俺にも見えます。」

 

 

 

「「我々も見えます。」」

 

 

 

「ふーむ。全員見えますか。」

 

 

 

「へぇ~みんなも見えますか~嬉しいです~山雲も一緒ですよ~」

 

 

 

「とりあえず、舞鶴鎮守府預かり案件とする。ここで起きたことは他言無用に。」

 

 

 

「「かしこまりました。」」

 

 

 

「わかったわ!」 「わかり~ました~」

 

 




松永謙二大将 過去→現代
 ようやく出てきた主人公。経歴は今は非公開。
 連合艦隊司令長官で長門で戦死して、気づいたら舞鶴に。

中村祐希中佐 過去→現代
 GF兼1F副官 海兵54期 水雷長時代に主人公に出会いそれ以降主人公の副官を結構やっている。飛行科に途中で転科した。臨時で長門飛行科分隊士を務める。
偵察中に敵機に遭遇し振り切り長門へ帰還し主人公と共に戦死

松永翔平中尉 過去→現代
 長門第八分隊士(主砲発令所) 海兵70期 主人公の甥、3人兄弟の真ん中。
 金剛乗り組み→扶桑甲板士官→暁砲術長→能代高射長→長門第八分隊士。

田畑宗吉兵曹長 過去→現代
 1F附掌暗号長 聯合艦隊司令部暗号班の准士官。
 第六艦隊附→第一艦隊附→3S附→GF附

山村実一曹 過去→現代
 長門第十分隊士(測的・電探・探照灯)の下士官
 
川崎夢雄二曹 過去→現代
 長門第十一分隊士(通信)の下士官

西田春雄大尉 現代
 舞鶴鎮守府副官 特務士官出身の大尉

松永秀弥少佐 現代
 舞鶴鎮守府航空参謀兼舞鶴航空隊飛行長
 光三郎の孫、翔平の大甥 舞鶴鎮守府の数少ない士官

松永克彦中佐 過去
 翔平の兄 海兵58期 航空科 中部太平洋方面艦隊航空参謀兼261航空隊副長
 サイパン地上戦開始前にサイパン北部に待機していた潜水艦で三水戦司令部を脱出させ玉砕。

松永光三郎 現代
 翔平の弟 終戦時12歳。戦後は防衛省に勤務退役後は地元の要職へ

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