2021年8月2日未明 舞鎮
ある晩、けたたましいサイレンが鳴り響いた。その音で目を覚ました。
「何だ?」
私室を出て公室に向かう
公室には当直の長波が電話を掛けていた。
「状況を報告。」
「提督!良かった、敵襲だ。」
「よし、作戦室に集まるぞ。艦娘は戦闘配置、急げ。」
「長波。了解!」
第一庁舎の作戦室に着き
松永「新田君、状況詳しく。」
新田「経ヶ岬見張所のレーダーが敵艦載機を捉え、宮津水上機基地の水偵が偵察に出たところ、敵大規模部隊を補足。緊急招集した次第です。」
松永「迎撃部隊は?」
新田「利根旗艦の瑞鳳、瑞穂、能代、暁、浦風が正面からぶつかり。189防空隊、492防空隊が照月の指揮のもと敵艦載機を撃墜、舞鶴航空隊、福知山航空隊が迎撃に当たります。すでに発令済で呉鎮守府主力部隊に友軍の派遣を要請しました。」
松永「友軍はどれくらいで舞鶴に到着するのだ?」
新田「最大戦速で2時間半です。」
松永「わかった。」
石田暗号長「経ヶ岬見張所から通信。敵艦載機第一次襲撃隊が100km地点に接近。・・・更に偵察機から報告。敵陸上型及び輸送艦を多数を発見。」
谷岡首席参謀「まさか、本土上陸か..」
新田「石田。軍令部宛に通信を送れ、『敵部隊、舞鶴に侵攻中。上陸部隊も確認』とな。」
松永航空参謀「航空隊は全機発進せよ。」
長波「新田提督はどうするのさ。」
新田「現時点ではどうしようもない。現兵力でぶつかるしかない。」
長波「そ、そんな。私らじゃどうしようもないのかよ!。」
堀参謀長「チッ!軍令部の奴らの予測外れたな。何が、舞鶴は被害が少ないだ!。逆手に取られてるじゃねーか。」
斎藤通信士「呉鎮守府より無電、『佐世保鎮守府と合流し、直ちに向かう。空路で首席参謀を送る、佐世保鎮守府部隊の指揮を執る』です。」
参謀長「軍令部も現場を見習ったらどうだ?」
新田「潜水艦隊はどうなってる?」
森井水雷参謀「・・・舞鶴の潜水艦隊は現時点で3人だけです。」
新田「土屋。万が一の事を考え陸戦の準備を通達しろ。」
土屋副官「かしこまりました。」
暗号長「利根より通信。敵前衛部隊を確認。重巡1、軽巡2、駆逐8、」
新田「戦闘始め!」
新田君がインカムに号令を入れたと同時に作戦室に中村と山雲が入ってきた。
中村副官「長官、こちらの配置終了しました。」
松永「あぁ、ごくろう。」
庁舎に来る前に、舞鶴防備戦隊の沿岸防備隊に伝令を送ったのだ。
山雲「大規模侵攻ですか~」
松永「可能性はある。万が一の事を考え陸戦用の小銃も持ってきてもらったのさ。山雲も持っているんだ。」
山雲「ありがとう~ございます~山雲も~敵艦を倒しに行けますよ~」
中村「しかしそれは最終手段です。こちらの前衛部隊が戦闘不能になった場合、友軍を呑気に待ってられない。その場合は山雲さんも出撃ですね。」
山雲「そうね~能代さんも頑張ってるし山雲も頑張らないと~」
野分「失礼します。戦闘糧食を作ってまいりました。」
新田「ご苦労。戦闘詳報を書いといてくれ。」
野分「わかりました。」
野分率いる主計科が戦闘糧食を作ってくれたようだ。大きめのおにぎりが二つ。
野分「残りの主計兵が各地に持っていってます。」
松永「ありがとう。貰おう。」
通信士「利根より入電。敵前衛部隊撃破、重巡1駆逐5撃沈確実、軽巡1駆逐2撃破、軽巡1駆逐1逃走。こちらの被害は、浦風、暁が小破、瑞鳳艦上機が2機損失、瑞穂艦載機が1機損失とのこと。更には能代偵察機が敵別動隊を発見。」
首席参謀「こちらの被害はまだ軽い。継続戦闘がよろしいかと思われます。」
新田「敵別動部隊の構成は?」
通信士「9隻編制の輪形陣、戦艦1重巡1軽空母2駆逐艦5です。」
航空参謀「おそらく上陸援護部隊でしょう、艦砲射撃と爆撃ですかね?」
新田「友軍はまだか?」
赤木通信参謀「現時点で佐世保部隊が先行。呉部隊は関門海峡通過したところです。」
参謀長「舞鶴航空隊の爆撃機使えないか?」
航空参謀「現在戦闘機隊しか出撃してませんので、可能です。」
首席参謀「航空隊は敵艦攻撃の補佐をするのがよろしいかと。」
新田「ふむ、現在可能な作戦はこれだな。異論はあるか?」
中村「私から。敵主力部隊の脅威から航空部隊の出撃はしばし見合わせたほうがよろしいかと。」
首席参謀「福知山航空隊の陸偵が現在索敵中です。ですので、空中待機が妥当です。」
中村「異論はないです。」
新田「ならばそれでいこうか。」
作戦がまとまり、航空隊の出撃が決まった模様。
斎藤清治 現代
中尉 掌通信長 赤木通信参謀が作戦通信指揮官、斎藤通信士が作戦通信指揮官補佐、石田暗号長が通信参謀補佐、暗号部指揮官。
注略
通信士→士官
通信員→下士官
次の話はどれがいい? 12月15日12:00〆
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舞鶴鎮守府の日々(通常進行)
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提督の過去(過去編)
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幕僚の過去(過去編)
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艦娘の過去(回想編)