ガンダムビルドファイターズトライの世界でがんばる話 作:キャプテンキャップ
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1
とある中学校の休み時間、朝から爆睡していた一人の男子生徒が目を覚ました。
「…………おん?」
寝ぼけ
やべやべ、まだ就業時間なのに寝ちまったー。見つかったら部長にどやされてしまう。ってか誰か起こしてくれてもいいんじゃないですかねえ? 俺ってそんなに人望ないのん?
――そう思いながら周りを見たんだけど……あるえぇ?
見間違いじゃなければ、なんか中学生くらいの子たちが大量にいるんだけど? え、なんで? 今日って会社見学とか入ってたっけ? 聞いてないんだけど。
……いやそもそもここ会社じゃないや。どうみても学校の教室だ。俺が今座ってるイスも会社のヤツじゃなくて、学校仕様の安っぽいアレだ。座り心地最悪のヤツ。うっわ懐かしい。よく見りゃ机もそうじゃん。
懐かしき30年近く昔の思いでよ…………ってチッガーーーーーーウ!!!!
昔の思い出に逃避してる場合じゃないわ! いや何で? 何で俺、中学校の教室にいるの? 確かさっきまで会社で働いてたよね?
ドッキリ? テレビのドッキリ番組なのか?
いや違うな。さっきから気づいてたけど、俺の体どう見ても中学生のそれだもの。肌とか若返ってるもの。スーツじゃなくて制服の夏服着てるもの。
……いやマジでどうなった。
もしかしてアレか。タイムリープとか時間逆行ってやつか。いやどっちも意味おんなじだけど。
なるほどなるほど。それなら納得……――はできないけど、取りあえず納得しとこう。ほら俺ってオタクだし? こういうシチュエーションだって数えきれないくらい妄想したことあるからバッチリ対応可能よ? なんせ40超えても、未だに異世界転生に憧れる夢想する妄想する
まあ一応状況は把握した。俺はどうやら中学時代にタイムリープしたらしい。
……らしいんだけど、なーんか違和感が。というのも、クラスメイトに見覚えのある奴が誰一人としていないんよ。なぜに。
中一の頃にVガンの話で盛り上がって親友になった佐々木(中三までずっと同じクラスだった)も見当たらない。……んんん?
首をかしげている間に休み時間が終わったらしく、懐かしいチャイムの音とともに教師らしき男性が入って来て号令を促す。
……考えるのはあとにすっかぁ。
よく分からん状況だけど、勉強はちゃんと受けようかね。俺はオタクだけど根は真面目だからな!
2
はい。というわけで
それが
というのもね。あのあと授業を受けていたんだけどさ、急にめまいがしたと思ったら知らない記憶がドバー!って流れてきて、あまりの情報量の多さに脳がパニック。処理能力を超えて気絶。
先生に背負われて保健室のベッドに寝かされたらしい。さっき保険医の先生が教えてくれました。あとでお礼言いにいかなきゃ(リーマン並の使命感)
なので今はベッドの上で上体を起こしつつ休んでる最中。
まあそんな訳で、寝てる間に脳が処理を終えたらしく、俺はこの体の記憶を思い出したわけで。
どうやらタイムリープしたのではなく、転生したようだ。
家族構成は両親と俺の3人。
安室なんて珍しい苗字なのは父親が沖縄出身だから。かの有名な歌姫と同じ苗字になるとは。これは将来、歌手デビューした日にはPVでモビルスーツのコックピットシートに座りながら歌うしかないな。……あ、俺オンチだった。
いやそれ以上に安室だよ。カタカナで書くとアムロだよ。機動戦士ガンダムの主人公と同じ名前だよ。ガノタにとってこんなに嬉しいことはない。(最終回感)
まあそれは置いといて。それよりも重要なことがこの世界にはある。
なんと。なんとだよ? ここは
『ガンダムビルドファイターズトライ』の世界だったのだ!!
な、なんだってーー!!!?(セルフツッコミ)