白銀の烏と異世界母港【再演】   作:夜叉烏

41 / 49

 こんばんは。夜叉烏です。

 就活が始まるので不定期更新に磨きがかかると思われます。

 作者のYouTube
 (https://www.youtube.com/channel/UCUn4CBwIg1kM4rdr-AkW3Cg/videos)


マイラス君にもハーレムを体験してもらわないとby作者

 

 陸上戦力の視察を終えたマイラスとラッサンは、数多くのKAN-SENが所属する泊地へ足を降ろした。

 多数のメガフロートにより構成される大規模な泊地が、一行を出迎える。

 

 「デカい港だなぁ…」

 

 「あぁ…オタハイトどころじゃない。カルトアルパスの軍港よりも大きいぞ」

 

 あまりにも大きな港と、停泊している数多くの艦艇を見渡しながら、その規模に感嘆の声を漏らすマイラスとラッサン。

 特に、神聖ミリシアル帝国へ派遣されたこともあるラッサンは、世界最強の国家たる同国が誇るカルトアルパス港ですら見劣りしてしまうこの軍港のスケールに圧倒されていた。

 

 「それに、当たり前のようにラ・トゲフ級が駆逐艦にしか見えないような艦がたくさんいるし…」

 

 「…数も凄い。目に見えるだけでも100隻は確実に超えてるぞ」

 

 海面が見えないほど、大量の軍艦が停泊している様に、三度驚く2人。

 そんな彼らへ、黒烏が補足説明した。

 

 「《烏の巣》には500隻以上のKAN-SENが所属していますから、この程度の規模は必要なんですよ」

 

 「「ご…500!?」」

 

 全体的にムー海軍のものよりも高性能な軍艦が、500隻以上も集っている。その事実は、2人を驚愕させるに十分だった。

 

 「お、おい…!あ…あれ…!!」

 

 「うん?どうした、ラッサ…!?」

 

 軍港を見回していたラッサンが、突如その一角に目をくぎ付けにし、マイラスを震える声で呼び止める。

 名を呼ばれたマイラスは、ただ事ではない様子のラッサンに従い、彼が指さす方を見、そして固まった。

 

 今まで見てきた戦艦も、ラ・トゲフ級以上の巨躯を誇っていたが、視線の先にある艦は、今まで見てきたどの戦艦よりも巨大だ。

 長大で流麗、それでいて全幅が太いどっしりとした艦体、均整の取れた上部構造の配置。

 芸術作品とでも呼ぶべき、風光明媚な蒼海にこれ以上似合う存在はいないだろうと思わせてくる、そんな戦艦。

 

 戦艦の命とも言うべき主砲もこれまた巨大であり、敵対するすべての艦を葬り去ることができると思わせられる。中央部や上甲板は無数の小口径砲や大口径機関砲で覆われており、まるで針山のようだ。

 

 「あれは、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦です。2番艦『リットリオ』は、現時点でFATO海軍の総旗艦に指定されています」

 

 全長は300メートル、全幅45メートルは下らないだろう。基準排水量は…想像もつかない。10万トンは超えているのではなかろうか。

 しかも1隻ではなく、2隻が仲良く並んで停泊している。1隻だけでもムー海軍1個艦隊を壊滅させ得る威容だというのに。

 

 「あ、あの艦は、一体どんな主砲を搭載しているのですか…?」

 

 恐る恐る質問するラッサン。見るからに、ラ・トゲフ級の33センチ砲を遥かに上回る口径・砲身長の主砲。どんな代物なのか、気になって仕方がない。

 

 「鉄血製の47口径48センチ砲ですね。重量2トンの砲弾を50キロ先まで届かせることができます」

 

 「「よ、48センチ…」」

 

 想像もつかない数字だ。ラ・トゲフ級の舷側装甲270ミリなど、薄紙のように貫かれるだろう。

 それに、戦艦の防御条件に照らせば、この艦も自身が装備する主砲――48センチ砲に耐えられる防御力を持っている可能性が高い。

 

 ムー海軍艦艇の艦砲も、"アナクス"や"マリン"による爆撃も、ヴィットリオ・ヴェネト級に致命傷を負わせることは敵わないだろう。

 

 「その他、40口径12.7センチ連装高角砲22基44門、30ミリ四連装機銃34基、20ミリ四連装機銃20基を装備しています」

 

 「機銃が多い…」

 

 サラッと20ミリ口径以上の機銃を作る技術力があることを語られ、もう何度目かも分からない技術格差にマイラス驚く中、ラッサンは機銃の装備数の多さに驚愕した。

 まるで、海鳥でも撃ち落とそうとしているかのようだ…そんな感想を抱く。

 

 この世界では、航空攻撃で戦艦を沈めることはできないと考えられているため、異常な量の対空機銃を装備している様は、彼の目に異様に映ったのだ。

 

 「我々の世界では、航空機によって戦艦を容易く沈められることが珍しくありませんでしたから、高角砲――対空・対水上兼用の速射砲や、機銃といった対空兵装は充実させています」

 

 「航空機が戦艦を沈め得るのですか…?」

 

 爆撃によって上部構造が破壊されても、戦艦は中々沈まない。多数の爆弾が命中し、艦上が火炎地獄と化した場合なら沈没もあり得るだろうが、それまでにはかなりの労力と犠牲を伴う。

 それに、航空爆弾を実用化しているのはムーとミリシアル程度だ。そこらの国家が装備するワイバーンの導力火炎弾程度で、大損害を受けることはまずない。

 

 それを常識としてきたムー人2人にとって、『航空機は戦艦を沈め得る』という情報は、まさに寝耳に水であった。

 

 「…あぁ。確か、この世界には魚雷の概念はないのでしたね」

 

 「「魚雷…?」」

 

 新出の単語に、マイラスとラッサンは異口同音に聞き返す。

 黒烏がタブレット端末を操作し、魚雷が標的艦に命中する動画と、どのような破壊を齎すかを詳細に解説したアニメーションを見せた。

 

 「艦底を抉る自走爆弾…!?それじゃあ、重装甲なんて意味ないじゃないか…!!」

 

 「発射装置自体は簡素で軽量、小型艦どころかボートにも載せられる。とんでもない"大物狩り"ができるぞ…!」

 

 喫水線下を抉り、水責め地獄の様相を現出させる"雷撃"の概念に驚愕するラッサン。マイラスは、魚雷の有用性を素早く考察してメモを取る。

 

 ムーには魚雷がない…つまり、水雷防御の概念もない。これは、神聖ミリシアル帝国の軍艦にも共通している。

 外洋の荒波には耐えられても、数百キロの炸薬の爆発エネルギーには耐えられない。如何に装甲が厚かろうが、防ぎようのない攻撃だ。

 

 それに、艦砲のような大掛かりな発射装置を必要としない魚雷は、駆逐艦のような小型艦の他、ボートにも搭載可能である。

 機動力の高い駆逐艦・小型艇が魚雷を持てば…脅威という他ない。

 

 「航空機に搭載し、雷撃を行うことも可能です。ただし、魚雷を投下するには対空砲火の中、海面ギリギリの高度を飛行し、目標へ肉薄しなければならないため、相応の技量と度胸が求められます。」

 

 急降下爆撃に比べると、雷撃の命中率は低い。

 対空砲火に晒されるのは勿論、低空飛行を行うため、操縦を誤って海面に激突する可能性も高いためだ。

 

 (この『九一式航空魚雷改五』…重量凡そ850キロか。それなら、"マリン"のエンジンを換装して爆弾架を改良すれば搭載できるはずだ!小型艦搭載の魚雷も開発したいが…ノウハウもないのにいきなり開発できるわけがない。輸入が自然だな。ライセンス生産にこぎ着けるのが当面の目標だ)

 

 航空魚雷の輸入も検討するよう伝えることを決め、メモを取る。

 "マリン"の艦上爆撃機型は650キロの積載量を持っており、250キロ・500キロ爆弾を用いた爆撃を行える。機体構造を強化し、エンジンと爆弾架を換装すれば、航空魚雷の搭載も可能なはずだ。

 

 (それに、対空兵装の強化も必須だ!大口径機関砲の開発…いや、輸入する方が早いか?高角砲は89ミリ速射砲を改造して造れるし、時限信管とやらは流石に協力してもらわないと開発できないよなぁ…)

 

 新たに得た知見を残らずメモするマイラス。

 やるべきことの多さに辟易するが、これもムーの存続のため…そう自身へ言い聞かせるのだった。

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 《烏の巣》最強の戦艦に迎えられた後、2人は艤装が施された造りかけの艦が並ぶドッグを案内されていた。

 

 「あの艦はロデ二ウス連邦へ供与する予定のチョモール級空母です。隼鷹型空母と呼ばれる艦級がベースになっており、最大64機の艦上機を搭載。29ノットの最高速力を発揮します。対空兵装は38口径127ミリ単装両用砲6基、30ミリ4連装機銃、20ミリ4連装機銃4基、同単装機銃10基です」

 

 黒烏が船台上で工事を受けているチョモール級を指しながら、2人へ説明していく。

 搭載機も自衛火器も――ついでに艦載機の性能も――、ムー海軍のラ・ヴァニア級とは比べ物にならない。これほどの空母をホイホイと建造・供与できる《烏の巣》に声が出なかった。

 

 因みにこのチョモール級であるが、機関を弄ったことで速力が向上、天井から艦載機を吊り下げる格納方式が採用され、ベースとなった飛鷹型の搭載機48機+補用5機から増大した。

 また、可能な限り直線が多用された設計となっており、建造コストと工数の削減に寄与している。

 

 (この艦、ムーにも欲しいな…)

 

 そんな考えがラッサンの頭に浮かんだ。

 ラ・ヴァニア級の倍以上の搭載機を持つチョモール級は、グラ・バルカス帝国の脅威が迫っている現状、何としても欲しい存在だった。

 もしロ連といい関係を築けたら、何隻か供与してもらうこともできるのではないか…。

 

 「そして…ここが、KAN-SENを建造するドッグになります。最重要機密事項の1つですが、今回は特別にお見せしましょう。…ザイドリッツ、あれを」

 

 「はい、上官殿」

 

 傍に付いているザイドリッツに、目的のものを渡すよう指示する黒烏。

 指揮官の指示を受けたザイドリッツは、押していた台車に積んであった小さなコンテナを開け、中身を見せた。

 

 「こちらがKAN-SENを生み出す特殊素材…我々はメンタルキューブと呼称しております。不特定多数の人間の思念体を利用することで、艦船を人の形に具現化することができるものです」

 

 中に入っていた水色に輝く2つの立方体を指しながら説明していく黒烏。

 

 「この立方体が、KAN-SENの源…?」

 

 「確かに、形容しがたい何かを感じますが…本当にこれがKAN-SENに…?」

 

 興味津々といった様子で、キューブを観察する2人。だがやはり、無機物にしか見えない立方体から、人間と瓜二つ――重桜KAN-SENのような獣人らしき見た目の者もいるが――のKAN-SENが建造されるなど、信じられない様子だった。

 

 「すみません、触ってみてもよろしいですか?」

 

 「えぇ。構いませんよ」

 

 マイラスの両掌がそれぞれのキューブに触れたその直後、マイラスの意識は一瞬にして彼方へと飛ばされた。

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 覚醒したマイラスが最初に見たのは、ムー国首都オタハイトの街並みだった。

 彼の実家もここにあり、休暇を取得しては帰省しているため、彼の記憶にもよく残っている。

 

 しかし、目の前の光景は凄惨極まるものだった。

 レンガ造りの街並みを構成する建物は炎に焼かれ、悉く崩れ落ち、骨組みだけと化しているものもあった。通りには無数の石屑やひん曲がった鉄筋、ガラス片、路面電車や自動車の残骸、そして物言わぬ骸が散乱している。

 

 (一体、オタハイトで何が…)

 

 警察、消防隊、逃げ遅れた民間人の家族らしき人々の怒号・悲鳴、サイレンが辺り一帯に響き渡り、途切れることはない。

 …と、そのすぐ後に視界は暗転した。

 

 次に視界が開けた際に見えたのは青い海原。マイラスは、波に揺られる船の甲板にいた。

 いや、()ではなく()だ。FATOの軍艦と比べてしまえば平均クラスに見えてしまうが、それでもムーからすれば途轍もない巨躯の大戦艦である。

 

 周囲は巨大な砲声や砲弾の飛翔音、外れ弾によって海水が爆ぜる音で満たされ、被弾によるものらしい不気味な振動と轟音がマイラスにも伝わってくる。

 

 彼の乗る艦よりずっと遠くに位置する巨艦の甲板上へ、名状しがたい閃光が走った。まるで目を焼かれるような痛みを覚え、思わず手を目の前に翳す。

 暫し置いて、列車が頭上を通過する時のような音が聞こえ始め、その音量がどんどん大きくなっていく。

 

 敵弾の飛翔音だ。それも、間違いなくこの艦を狙っている。

 まるで肩に岩を乗せられたかのような重みを感じ、敵艦の主砲火力の異常さがヒシヒシと伝わる。

 

 (これはいかん!)

 

 そう確信して身構えた瞬間、衝撃が艦全体を刺し貫き、マイラスの視界を業火が埋め尽くした。

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 「…マイラスッ!!」

 

 「はっ…!?」

 

 ラッサンに肩を掴まれ、揺さぶられたことで正気に戻ったマイラス。

 

 「マイラスさん、大丈夫ですか?」

 

 「お前、さっきからずっとボーっとしてたんだぞ。どうしちまったんだ?」

 

 黒烏とラッサンに気遣われたマイラスは、漸く夢見心地な感覚が覚めていく。

 

 「いえ、何か…幻覚?みたいなものが…」

 

 そこまで言った直後。

 ドッグ内へ警報が鳴り響き、同時にキューブの輝きが増幅し、眩い光が空間を覆い尽くした。

 咄嗟にマイラスはキューブから飛び退き、距離を取る。

 

 「ちょっと明石、どうなってるの!?」

 

 《知らないにゃ!異常なエネルギー波が検出されてるから、とにかくそこから離れるにゃッ!》

 

 「分かった…御二方、此方へ!ザイドリッツも誘導頼むわ!」

 

 「はっ!上官殿!」

 

 通信を切り上げ、マイラスとラッサンの身柄を守るべく、黒烏は腰の後ろのホルスターに収められている2丁のS&Wモデル3 44口径リボルバーを両手に持って構える。

 ザイドリッツも軍刀を抜き、艤装を纏わせる。

 

 ――やっと…やっと会えました

 ――あ、指揮官っ♪おはよー(*^▽^*)

 

 片や儚気な、片や陽気な少女の声だった。

 

 キューブが置いてある場所へ収束するかのように、眩い光は収まった。

 粒子状に散った光の中心に、2つの人影が見える。

 

 左側の前髪に紺色のメッシュが入った、物静かで真面目そうな印象を受ける少女と、彼女よりも頭1つ分ほど背の低い、白髪ロングで右前髪に紅いメッシュを入れた、可愛らしい印象の少女だった。

 

 「ムーの伝統衣装…何で…?」

 

 呆然と呟くラッサン。

 下半身両側に深いスリットの入ったロングドレスと、その下に長いズボンを穿いた衣装。ベトナムの女性用民族衣装アオザイに酷似した装い。

 それは紛れもないムー国の女性用民族衣装のものであった。

 

 それぞれ紺地に銀色の模様、真紅に金色の模様が入った衣装、下半身はそれぞれ白黒の長ズボンを纏っている。

 

 そして、彼女たちが背負うように鎮座する鋼鉄の塊――艤装には巨大な三連装砲が取り付けられていた。

 

 「…ラ・メイス級戦艦ネームシップ『ラ・メイス』、着任いたしました。指揮官、ムーの為、無辜の人々の為、私と共に戦っていただけますか?」

 

 「2番艦の『ラ・メイン』だよ!会えて嬉しいな、指揮官っ♪」

 

 




・ラ・メイス級戦艦1番艦『ラ・メイス』、2番艦『ラ・メイン』

 ムー海軍版の計画艦。実験的な要素が強い艦。
 球状艦首、ラ・トゲフ級搭載のものを改良した長砲身50口径33センチ三連装砲、高出力オール・ディーゼル機関などなど革新的な要素を詰め込みまくった。
 ラ・トゲフ級の後継として計画案が持ち上がったが、当時としては明らかに技術力が追い付いておらず、竣工までに時間が掛かりすぎると判断され、要求性能が書かれた紙面の段階で計画は凍結された。要はムーにとっての『ぼくがかんがえたさいきょうのせんかん』。
 球状艦首と強力な機関により、最高速力27.8ノットを達成。50口径33センチ砲は装甲貫徹力が高く、オリオン級戦艦程度なら殴り倒せる。主要防御区画の装甲厚は340ミリ(+19度傾斜)、主砲防盾は370ミリと分厚い。
 この重装甲は、火力よりも防御力(と速力)を重視するというドイツ海軍式の考え方に似た思想の結果。その気になれば40センチ三連装砲も載せられる艦体規模。
 なお、《烏の巣》に転がっている改良型缶やVH装甲鋼板、応急修理装置等を融通してもらい、戦闘力はオリジナルより数段アップしている模様。

 全長:236メートル
 全幅:33.0メートル
 基準排水量:32500トン
速力:27.8ノット
 <武装>
  ・50口径33センチ三連装砲×3
  ・50口径89ミリ連装速射砲×12
  ・13.9ミリ四連装高角機銃×10
  ・同連装機銃×10
 
 KAN-SENの容姿に関して。姉妹共々ベトナムの伝統衣装『アオザイ』によく似た、ムーの女性用民族衣装を着用。メイスは紺色、メインは朱色。
 ラ・メイスの容姿はドルフロのM4A1の紺メッシュ、ラ・メインは同じくドルフロからSOP MODⅡ。
 性格。ラ・メイスは真面目で物静か、優柔不断、責任感が強い。ラ・メインは抱っこを迫る子供みたいに人懐っこく、若干寂しがり屋。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。