いきなり出鼻をくじかれましたが、気を取り直してまずは魔力を生み出すリンカーコアを感じる所から始めようと思います。
(・・・いやリンカーコアを感じるってどうすればいいんですか。)
とりあえずとHUNTER×HUNTERの念を起こすように瞑想してみる。
寝た。赤ちゃんボディぇ
ならばとONE PIECEの覇気と同じく体を鍛え追い込み発現させる。
怪我して怒られた。なのは姉さんには泣かれた。
しょぼん(´・ω・`)
…
……
………
色々やりましたがリンカーコアを知覚することができません。
最後の案、鬼滅の刃の呼吸の習得と同じように一回一回の呼吸を意識して呼吸してみましょう。
…
……
………
一週間経った。
家族…特になのは姉さんから面倒を見てもらっています。
ただオムツの取り替えまでされているのは恥ずかしいです。
まあ自分じゃどうすることもできないんですけど
…えっ。修行はって?進歩無しですよ。言わせないでくださいよ。恥ずかしい。
…
……
………
一ヶ月が経った。
自分の中に取り込まれる酸素の動きを知覚できるようになりました。
魔力より呼吸の方を先に習得しちゃいそうです。
…
……
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二ヶ月が経った。
空気とは別のものが体に取り込まれていっているのに気付きました。
もしかしてこれが魔力素?
…
……
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三ヶ月が経った。
魔力素?の動きを追っていきリンカーコアらしきものの存在を漸く知覚することができました。
何度も過呼吸になりかけましたが、成果があって良かったです。(過呼吸になる度に家族の厄介になっていました。罪悪感ががががが…)
後はリンカーコアから眼に魔力を送り込めば、万華鏡写輪眼ができる…はず。
…
……
………
結論から言います。
できました。
魔力を眼に溜め、なのは姉さんの動きをバレないように集中して見てみるとなのは姉さんの動きが手にとるように分かりました。
そして鏡を見てみると両眼が写輪眼になっていました。
それと気付いたのですが、この世界における写輪眼は、チャクラの流れを見るのではなく魔力の流れを見ることができるみたいです。
なのは姉さんと私の魔力の流れとリンカーコアをはっきりと見ることができました。
しかし万華鏡写輪眼にしようと更に魔力を込めても全然変化しません。
何か方法が間違っているのか全然分かりません。
仕方ないので、歩けるようになるまでは魔力のコントロールと写輪眼を長時間安定して使えるように反復練習する事にしましょう。
あっ。もちろんみんながいない時に練習するようにします。
…
……
………
半年が経った。
歩けるようになりました。
と言いたい所ですが、まだ立つことすらできません。
写輪眼の方もかなり慣れて来ましたが、まだ戦闘で使える程長時間使えるようになっていません。
じゃあなんだよ。っていう話ですが、写輪眼の練習の甲斐もあって魔力のコントロールにかなり慣れて来ました。
なので、試しに魔力を体の外に出してみることにします。
・・・集中して。リンカーコアから出てきた魔力を手のひらに溜めそして外に!!
・・・出てきたには出てきました。ただ
・・・すごく、燃えてます。
私の手のひらの上に直径10cmくらいの火の玉が爛々と燃えています。
(…そういえばシュテルには炎熱の魔力変換資質がありましたね)
この体がシュテルだということを再確認しました。
いや写輪眼を持っているのだから…うちはシュテル?
…いやないですね。
そんな馬鹿なことを考えながら家に燃え移らないように慎重に火の玉を消した。
…
……
………
十ヶ月が経った。
漸く、漸く…立つことができました!!
いや~長かったです。正直魔力の修行よりもなかなか上手くいかなく、前世の私は本当に歩くことができたのかと疑問に思う程、手こずりました。
あっ。でも普通の赤ちゃんならこのくらいが普通なんでしょうか。魔力の修行のせいで遅く感じましたけど。
まあ、まだ歩くことはできないんですけどね。
それと
「姉…さん」
「しゃ、喋った!?お母さん、あかりが喋ったよぉ!?」
「えっ!?本当、なのは!?・・・ほ~らママですよ~。マ・マ」
「・・・母…さん」
はい。片言のみですが喋る事にしました。
・・・母さん呼びなのは、ママ呼びが恥ずかしかったからではありません。決して。
…
……
………
『誕生日。おめでとう!!』
「あり…がとう」
一年が経ちました。
今日は、私の誕生日です。
家族みんなが祝ってくれて目の前には翠屋特製のケーキがあります。
「あかりが産まれてもう一年かぁ。」
「あっという間だったわね。」
「ちょっとお転婆な所はあるけど元気に育ってくれて嬉しいぞ。」
魔力を発現させる為にやったあれこれのことを言っているのでしょう。
本当にその節はご迷惑をおかけしました。
そんな事を話しているのを見ていると、
「はい、あかり。あ~ん。」
「・・・あ、あ~ん。」
なのは姉さんがケーキを一口サイズにして私の口元に持って来てくれます。
私は気恥ずかしく、躊躇しましたがそのまま口に入れてもらいます。
・・・・・・・・・・こ、これは!?
余談だがあかりがこの世界に生を受け一年、当然のことだが口にするのはミルクや離乳食が主となっている。つまり翠屋のスイーツを口にするのはこれが初めてとなる。
よって
(上質で柔らかく重厚的な甘さのクリームと酸味が効いているイチゴが見事に調和し、それをふわふわのスポンジが支えることで三位一体を作り出しています。更に驚くべきはこれだけ重厚的な甘さにも関わらず口の中でさっと溶けていき後味がまったくしつこくなく、それでいて栄養バランスも完璧で作り手の優しさと真心をこれでもかと感じ…)
「…もっと。」
「え?」
「もっと。もっと。」щ(゚д゚щ)カモーン
「う、うん。」
なのはが再びあかりに一口ケーキを与える。
「ぱくっ」( ゚Д゚)ウマー
「あ、あかり?」
「もっと。もっと。」
「い、いきなりそんなに沢山食べたら体に悪いよ。」
妹の様子に若干引くなのは。
それに気付かず
「あかり?」
とても優しいが底冷えする声が響き本能的に手を止める。
ギギギと音が鳴りそうな動きで声の方向を見る。
そこには、
「お姉ちゃんの言うことを聞いてゆっくり食べなさい。いいわね?」
…凄まじい威圧感を放ち微笑んでいる
正気に戻った私は
「…はい。」(゜゜;)
反省してゆっくり食べさせてもらいました。
…
……
………
産まれてから三年が経ちました。
もうすっかり普通に走り、話すことができるようになりました。
趣味はチェス、将棋などといったボードゲームを嗜んでいます。
これも修行の一環で戦闘中の戦略を練ったり、傍目には分からないように魔力の操作をしながら行うことで並列思考の練習を行っています。
まあ三才で手を付けている以上周りには驚かれましたが…。力を付けるためです。マァ、シカタナイネ。
それで恭也兄さんや美由希姉さんに相手してもらうのですが
「・・・ま、参りました。」
「ありがとうございました。」
「あかり。凄~い。」
流石、「理のマテリアル」といいますか知能のスペックが高過ぎます。最初こそ負け越していましたが、今では普通に勝ち越してしまっています。
そう勝ち越しているのはこの体のスペックのお陰なのです。
ですからそんな目で見ないでください。恭也兄さん。
それと道場の方にも顔を出すようになりました。
練習には参加せず食事などの際に呼びに行っているだけですが
(あまり私が闘えるというイメージを付けさせたくないですからね)
まあその際、写輪眼で動きをコピー、シュテルのスペックで記憶していってますけどね。
後は、魔力操作の方ですがここに来て最後の特典である感知能力を身に付けることができました。
…ぶっちゃけますと存在が地味で忘れていました。
しかし、身に付けてみると、とても便利でドラゴンボールの気の感知の魔力バージョンみたいなもので魔力を持つものの動きを把握できるようになります。
試しになのは姉さんに使ってみますとなのは姉さんの動きが離れていても分かるようになりました。
…ストーカーみたいなのであまり使いたくないのですが
そんな風に力をつけながらも確かに幸せな日常を送っていた時でした。
父さんが意識不明の重体で病院に運ばれたのは
続けたい