原作開始
入学式が終わり
私は待ち合わせ場所の校門に向かう。
そして校門前には
「あ、来た。おーい!あかりー、こっち、こっち!」
私の父さんと母さんがいます。
「入学式は見に行けて良かったよ。」
「…父さん、入園式のことは気にしなくていいですって。」
「そうよ、あなた。あの時は入院中だったんだから」
「しかしなぁ。」
父さんは未だに私の幼稚園の入園式に出れなかったことを後悔しているみたいです。
「ほら、せっかくの目出度い日なんだからそんな暗い話題は止めましょう?」
「…それもそうだな。」
場が暗くなってきたのを察してか、話題を変える父さん。
「しかしあかりも小学生か。そう考えると大きくなったなぁ。」
「そうね。あかりは覚えてないだろうけど、あんなに小さかったのにね。」
実は覚えています。とは言えず内心苦笑いするあかり。
「いい。何か学校で困ったことがあったら、なのはの所に行くのよ。」
「大丈夫ですよ。母さん」
「だといいけど。あなた何でも一人でやろうとするから心配なのよ。」
(と言われましても原作知っている身としてはなのは姉さんにあまり負担かけたくないですし)
そんな事を考えていると
「あかり~!!」
噂をすれば影といいますかなのは姉さんの声が
私は声のする方向に振り向く。
「なのは姉さ」
そこには声の主なのは姉さん
だけではなくその友達であるアリサさんとすずかさんがいました。
私は尾行を毎回、神威で撒いていることがあり思わず言葉をつまらせてしまいました。
三人はそのまま近づきます。
「…なのは姉さん、入学式だから今日は休みだったのでは?」
「にゃはは。どうしても二人と会わせたくて。紹介するよ。私の友達のアリサちゃんとすずかちゃん!」
「はじめまして。月村すずかだよ。」
「…アリサ・バニングスよ。」
…アリサさんが不機嫌そうです。まあ遊びの誘いを断っちゃってるのが原因でしょうね。
「高町あかりです。なのは姉さんがいつもお世話になっています。」
「ちょ!?」
「ふふふ。お世話しています。」
「ええ。ちょっと頑固な所があって大変だけど」
「すずかちゃん!?アリサちゃんも!?」
妹の思わぬ攻撃と友達の返しに慌て
「でも、それでいてとても優しいよね。」
「そうね。その分正義感に溢れてて、凄く友達想いね。」
「もう止めて~。」
かと思えば褒めて来て恥ずかしがるなのは。
「まあそんなことより。」
「そんなことって…。」
「あんた何で家に遊びに来ないのよ。」
やっぱりですか。なかば予想していた質問に私は
(素直に修行してました。って言うわけにはいかないですし)
「…同い年の友達同士の中に一人だけ年下の人がいたら気を使わせちゃうかなと思いまして」
「…遠慮していたってこと?」
「まあ一言で言えばそうです。」
「そうだったの?あかり?」
「ええ。素直に言ったらなのは姉さんに心労をかけてしまうかなと思いまして」
「…」
私がそう答えた後、なのは姉さんが近づいてきて
「ていっ!」( `Д´)/
「あいたぁ!?」Σ(>Д<)
私の頭を引っ叩いてきました。
「…妹がお姉ちゃんに遠慮しないの。分かった?」
「は、はい。」
「うん。よろしい♪」
そう言って撫でてくれました。
…嬉しいですけどこんな校門前だと恥ずかしいです。
それを見ていたアリサさんが納得したのか
「とにかくそんな訳だから次遊びに誘ったらちゃんと来なさいよね」
(…今さら修行を続けた所でもう日もないですし)
「…はい。分かりました。」
そう答えてその日はそのまま解散し、父さんと母さん、なのは姉さんと一緒に帰りました。
そんな出会いからしばらく経ったある日
誰もが寝静まる深夜
海鳴市上空にて大きな光が21個に分かれ降り注ぐ
原作が始まったのである。
ーーーーーーーーーー
この日もアリサちゃんとすずかちゃんと一緒に学校から帰って塾に向かっていたの。(あかりとは学年が違うし塾にも通っていないから一緒に帰れなくて残念)
そしたらアリサちゃんからの提案でといつもと違う林の中にある道を通っていたの。
そんないつもと違う道で
《助けて》
声が聞こえたの。
「…?今、何か声が聞こえなかった?」
「?何も聞こえないけど?」
「私も」
「気のせいだったのかな…?」
私が気のせいかと思うと
《助けて》
「!?やっぱり聞こえた!」
「な、なのは!?」
アリサちゃんとすずかちゃんは聞こえなかったみたいだけどその声のする方向に行ってみると
一匹のフェレットがいたの。
そのフェレットは首から赤い水晶玉をかけていて、ひどい怪我をしていた。
「ひどい怪我…。」
「なのはちゃん。その子…。」
「うん。ここに倒れてたの。」
「ひどい怪我ね。動物病院に運びましょう?」
「うん。そうだね。」
その後、動物病院に運んだ。
命に別状はないみたい。良かったぁ。
その日は動物病院にフェレットを預けることにして塾に向かったの。
塾で
「さっきのフェレット誰が面倒見る?」
という話になって
「家に帰ったらお父さんとお母さんに飼っていいか聞いてみる。」
と返事をしました。
それで塾が終わって家に帰ってきました。
「フェレット?」
「うん。そうなの。その子家で飼ってもいい?」
「うーん。」
「…」
「しっかり面倒を見れるならいいんじゃない?」
「私もいいと思うわよ。」
「俺もいいぞ。」
「そうだな。あかりはどうだ?」
「…はい。いいと思います。」
「本当!?」
「ああ。そのかわりしっかり面倒見るんだぞ。」
「うん!」
私は嬉しくて部屋に戻りアリサちゃんとすずかちゃんにメールをしました。
すると
《聞こえますか》
声が聞こえた。
「にゃあ!?だ、誰、どこにいるの!?」
《この声が聞こえているあなた、僕に力を貸してください!!》
その声に対して私は
(助けなきゃ!!)
と家を飛び出し、夜の街を走るのでした。
そうしてたどり着いた場所は動物病院でした。
だけど様子がおかしく
中で何かが暴れている音がします。
そうして門で立ちすくんでいると
夕方のフェレットと
黒くて丸い毛玉みたいな生物が中から出てきた。
フェレットは毛玉?に襲われているのか必死に逃げています。
そして
フェレットが私の方に飛んできて、私はそれを受け止めました。
「き、来てくれたんですね!!」
「しゃ、喋ったぁ!?」
フェレットが突然喋りだし驚いていると
「あなたには資質があります。お願いします。僕を助けてください!!」
「し、資質?」
と困惑していると毛玉が私目掛けて飛びかかってきた。
「きゃあ!?」
私はなんとか避ける。
「だ、大丈夫ですか!?」
「う、うん。それより助けるってどうすればいいの?」
「レイジングハートと契約して、ジュエルシードを封印してください!」
「け、契約?じゃえるしーど?封印?」
聞き慣れない単語を聞き混乱するなのは
「え、えと、どうすればいいの?」
「これを手に持って」
「この水晶玉…?」
フェレットの首にかかっている水晶玉を手に取る。
「僕の後に続けて同じ言葉を言ってください。」
「わ、分かったの。」
なんだかよく分からないけどとりあえずそのまま同じ言葉を言えばいいんだよね…?
「あ、危ない!?」
「え?」
気がつくと毛玉が目の前に接近していた
そう、もう避けることができない距離にまで
どうやらフェレットと話に意識を取られてしまっていたみたい。
そして毛玉が
ドゴォ!!!
「え?」
「ぐぎゃああぁぁぁぁぁ!?」
なのはには何が起きたか分からなかった。
気付いたら毛玉が目の前にいて
次の瞬間には横に吹き飛んでいた。
そして毛玉は
毛玉は火を消そうとジタバタしている。
「い、今のはいったい…?あなたがやったの?」
「い、いや僕ではないです。」
フェレットがやったわけではないと知り
ますます困惑するなのは。
「とにかく、今のうちです!」
「う、うん!」
「我、使命を受けし者なり」
「わ、我、使命を受けし者なり」
「契約の下、その力を解き放て」
「契約の下、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に。そして不屈の心は」
「風は空に、星は天に。そして不屈の心は」
『この胸に』
『この手に魔法をレイジングハート、セットアップ!』
《stand by ready. set up》
言葉を言い終わると水晶玉から声が聞こえたと思うと自身の身体が光に包まれていくのが分かる。
そして、光が止むとそこには
白の防護服を身に纏い杖になった水晶玉…レイジングハートを手にした、なのはが立っていた。
「…ナニコレ」
自身の服装を見て呟くなのは
「それは、バリアジャケット。攻撃から身を守ってくれます。それより来ます!」
「ぐおおぉぉぉ!!」
火をようやく消した毛玉が再び襲いかかって来た。
「わ、わわ!?」
《protection》
レイジングハートから再び声が聞こえてきたかと思えば周囲に桃色の膜が張られ、毛玉の攻撃を完全に防ぐ。
「あ、あれ?」
「今です。封印を!」
「ふ、封印ってどうやるの!?」
「イメージしてください。ジュエルシード、あの魔物を封印するイメージを!」
「イメージ…。」
あの魔物が封印されるイメージを必死にするなのは。
そして
レイジングハートから光の翼が噴出し
そこから光の帯が生成され魔物を縛りつける。
…元々弱っていたのか魔物は大した抵抗も出来ず動きを止める。そして額にⅩⅩⅠの文字が浮かび上がる。
「リリカルマジカル。ジュエルシード、シリアル21。封印!」
そして魔物が光り、完全に消え去った後
地面には青い宝石、ジュエルシードが転がっていた。
封印が終わった後、フェレットさんが言うにはあの誘導弾?を放った人を捜したんだけど…
周囲には人一人いなくて、結局見つからなかったの。
誰がやったんだろう?
と首を傾げ、フェレットさんから話を聞くために家に帰るのでした。
続きそう