俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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俺ガイルのゲーム[完]買いました!

続から久しぶりにやりましたけどかなり面白かったです!おかげでまた少し八幡の性格矯正と言い回しの矯正を出来たと思っています!(自分の中では)

では!どうぞ!


第19話 込められた想い!やよいの思い出
(1)


「思春期と呼ばれる年頃になった今だからこそ改めて、自分の名前にどんな想いが込められているのか知る事が大切だと思います」

 

 LHRを使って行われた学級会、その終わり際に佐々木先生が壁際に立ち、話を始めた時に感じたのは嫌な予感だった……

 

「げっ……もしかして?」

 

 日野も俺と同じく何かを感じとった様で嫌な顔をしている……と言うかもう声に出ちゃってるし……

 

「ええ、次の学級会までに自分の名前にどんな想いが込められているのか、お家の方に聞いてきて下さい」

 

 クラス委員には既に佐々木先生から話があったのか、れいかが先生の話を引き継ぐ様に壇上から発表する。

 

 宿題かぁ……いや、いいんだよ別に、でも八幡だろ?込められた想いって……全然想像出来ないんだけど……

 

「えぇーマジかぁ……」

 

「うがー!今更親に聞くんかー!」

 

 日野はちょっと反応が過剰過ぎない……?

 

「ちょっと照れくさいよねぇ」

 

 日野然り、みんな今更というような照れがあるのか途端にクラスが騒がしくなる。

 

「皆さん、学級会ももう終わりですから私語は謹んで下さい……それでは、起立!……礼!……佐々木先生、お願いします」

 

「はーい、クラス委員の2人ともありがとね。それじゃあ今日はこのまま連絡事項を伝えたら解散ね。雨が降ってるから帰る時は気をつけて帰るのよ。それじゃあ今日の連絡だけど…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっまえ♪なっまえ♪わったしのなっまえはみーゆきーです♪どーんないーみがあーるのっかな?」

 

 

「……みゆき、なんやんそれ?」

 

「名前の歌!あかねちゃんも一緒に歌わない?みんなもどう?」

 

「……あー、れいかは自分の名前の由来とか知ってるのか?」

 

「なっ!?比企谷裏切ったん?!」

 

 下校中、すぐ近くから聞こえてくるとんちんかんな歌から意識を逸らしつつれいかへ問いかける。……すまん日野……星空の相手は任せた……

 

「あらあら……ふふっ、そうですね。漢字からある程度の予想は立てられはしますが、詳しく聞いた事は無かったですね。名付けられたのはお爺様だとは、前に聞いた事はあるのですが……」

 

 れいかも笑みを浮かべながら、これ幸いと話に乗ってくる。

 

 でもそうだよな……自分の名前なんて慣れすぎてて、名前にどんな意味があるのかなんてなかなか考えないもんな……

 

『それなられいか?私の名付け親として、私の名前の鏡華(きょうか)にはどんな想いが込められているのか教えてくれないかしら?」

 

 そう言って話に入ってきたのはきょうかだ。確かにきょうかの名前の名付け親はれいかなので気になるのだろう。

 

「分かってて言っていますね?……まぁ、良いでしょう。きょうか、まず貴女の名前は漢字で鏡に(はな)やぐと書く方の華です」

 

『ええ、そうですね」

 

「そこから鏡は文字通りの意味で私、れいかとの鏡合わせの意を……そして華は私の名前から一字取って合わせたものが鏡華……つまり貴女の名前です」

 

『ふふっ♪そうですね……私は貴女で……」

 

「ええ、貴女は私です」

 

 やばい……きょうかとれいかのなんかこの通じ合ってる感が見ててすげぇ尊く感じる……

 

「やだ……尊い……///」

 

 ……緑川は最近キャラが濃くなったよな……違う意味で……

 

「はぁぁ……///………ん?……ねぇ、やよいちゃん。何かあった?なんだか浮かない顔に見えるけど……」

 

 緑川は急にトリップから復帰すると心配そうに黄瀬の顔を覗き込む。たまに暴走してるがそれを抜きにしても、こういう相手が悩んでいるのに気づける所が緑川の良い所だよな……

 

「え?そ、そうかな?……あっ、今日はわたし先に帰るね!みんな、また明日ね!」

 

 焦る様に駆け足で帰る黄瀬……

 

「え?……うん」

 

「……ああ、また明日」

 

「うん、じゃあね!」

 

「気をつけてお帰りくださいね」

 

「やよい……どうしたんやろ?」 

 

 見た感じなんか抱え込んでそうだが……

 

「まぁ、黄瀬の中で整理がついたら話してくれんだろ……多分」

 

「多分て……」

 

「あはは……」

 

「いや、流石に見てわかるほど気落ちしてたらフォローはするぞ?……するよな?」

 

「もちろん!」

 

「ええ!」

 

「当たり前や!」

 

「うんっ!」

 

 なら安心だろ……黄瀬が本気で不味かったら気づける筈だ、なんせこんなにも心配して様子を伺ってる奴らがいるんだからな……まぁ、俺も含めて……

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ小町、自分の名前に込められた想いとかって気にしたことあるか?」

 

 小町との夕食の時間、俺の名前の意味を知っている筈の両親は今は家に居ないので小町に意見を聞いてみることにする。

 

「え?お兄ちゃんいきなり何?遂にそういう設定で発症しちゃったの?小町やだよ?知らない人のふりするの、めんどくさいし……」

 

「いや遂にとか無ぇから……発症とか言わないでね?お兄ちゃん、そこらの厨二と違って本気で世界救ってる人達知ってるから……ちゃんと現実見えてるから……」

 

 俺も発症しかけてたことは認めるけどさ……その前にれいか達に出会っちゃったしな……まぁまず間違いなく良い出会いではあったんだが……

 

「って話が変わってきちゃってるんだよなぁ……」

 

「そだね……お義姉ちゃん達の前で特殊能力がーなんてやってたら鼻で笑われるもんね。……それで?なんでそんな事きくのさ?」

 

「あー、それが今日学校でな……」

 

 今日の学校で課された名前の宿題の件と黄瀬の事を小町に話した……よくよく考えてみると、小学生に色々相談している俺は大丈夫なのかしら……?

 

「へぇー……お兄ちゃんにしては良い対応だったんじゃないの?やよいさんも詳しく話さないって事はまだ話したくないないんだろうし……」

 

 この上からの物言いである……小町ちゃんって本当に小学生なのかしら……?人生二週目だったりしない?

「まぁ今は様子見って感じだな……」

 

「そだね。あぁ、あとは名前の意味だっけ?小町もお兄ちゃんもどんな意味があるのって?聞かれても直ぐに答えられない様な名前してるよね……お母さんもだけど……」

 

 八幡、小町、御霊……漢字だけだと意味の推測がしづらい名前だよなぁ

 

「流石に小町でもそれはなかなか気にする機会がなかったかなぁ」

 

「まっ、そりゃそうだわな」

 

 まぁ小町なら知ってても不思議じゃないところはあるけど……

 

「今度お母さんが帰ってきた時に聞けばいいんじゃないの?あー……でも先に横浜の件で絡まれるのが先か……」

 

「それは忘れたままでいたかったかった事なんだよなぁ……」

 

 いやほんとに……しかもどんな絡み方をされるのか予想がつかないのがいちばん怖いわ……あの人も普通じゃ無ぇから……

 

「何人くらい囲うの?とか、平然と聞いて来そうだよねぇ」

 

「俺は小町ちゃんが何処でそんな言葉を覚えてきたのか方が気になるんだが……」

 

 普通の小学生は囲うなんて発想出てこねぇから……あと俺にそんな経済力は無いから……

 

「まっお母さんの子だしね……それに小町はお兄ちゃんの為を思って、女性にだらしない男の事を調べてるのです。あっ今の小町的にポイント高い!」

 

「……お兄ちゃんが女性にだらしない男って考えてる時点でポイント低いんだよなぁ……え?ていうかほんとにそんな事調べてんの?」

 

 俺、小町にそんなクズだと思われてんの?

 

「いやだってお兄ちゃん……昔お兄ちゃんが小町に語った理想の家庭図って覚えてる?働きに出てるお嫁さんを出迎えてから一緒に家事をするとか抜かしてたよね?」

 

 ……口悪くね?

 

「そんな事を言った事もあったかもなぁ……でも何かを一緒にやるって良いなぁって思ってたんだわ……あの時は」

 

「いや、それ聞いた時小町、こいつマジでクズだなぁって思ったもん。家事くらい終わらせてから出迎えろよって……働いて来たお嫁さん更に家でも働かせるとか……ねぇ?」

 

「はい……今はその旨も理解し猛省しております……」

 

 確かに今考えると我がことながらクズだと思うわ……

 

「まぁいいけど……あ、お母さん明日帰ってくるって言ってたから覚悟しといた方がいいかもね」

 

「うわっ……早ぇな……何時もはもっと間隔開けて帰ってくるだろ……」

 

 はぁ……マジで覚悟するかぁ……

 

 




またしてもほぼ小町との会話回に……

もっとれかちゃんときょかちゃんにお話してもらわないと!なおちゃんは……もうネタ枠なんで……
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