俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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最近の寒暖差にやられ気味の作者です……

春の優しい気候ってこんなに激しい筈無いんですけどねぇ……

れかちゃんはもう少しだけ待ってね?

ってことでどうぞ

……一瞬19時半に投稿しちゃってました……(削除済み)


(2)

 

 

 ガチャ「たでーまー」

 

 今日も無事、何事も無く、いつも通り、帰宅と相成った訳だが……

 

「ふふん、おかえり八幡。それじゃ早速……」 ガチャン

 

「………ふー、もう少し外でも歩いてから帰ろうかな?」

 

 一度ドアを閉め、ドアを手で押さえつけながら仕切り直す。

 

 ガチャ……ガチャ……

 

「……っ!」

 

 向こうからドアノブを回す音に一瞬驚いたが今は手でドア自体を押さえているのでドアが開くことは無い。

 

 ガチャ……ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!!

 

「怖い怖い怖い怖いっ!怖ぇーよ!?母ちゃん!」

 

 慌ててドアを開けると不満顔の母ちゃんの姿が……

 

「八幡アンタ、こんなに綺麗な親の顔みて無言でドア閉めるとか……いい度胸してんじゃない?」

 

 

 

 

 

 

「あ゛ぁああ〜……気持ちぃわ〜」

 

 只今謝罪の意を込めて我がお母様をマッサージ中である……

 

「意外な特技ねぇ、アンタがこんなにマッサージが上手いなんて……」

 

「いや……結構適当なんだが……母ちゃんの体がコリ過ぎなだけじゃね?」

 

 いやマジで……首筋とか肩とか背中とか……どこ揉んでもカチカチなんだが……そりゃ気持ちよく感じるわけだわ……

 

 「そんだけ社会の荒波に揉まれてんのよ。いつかアンタもこうなるかも知れないんだから覚悟しといた方がいいわよ?」

 

「うわぁ……働きたくねぇ……」

 

 社会怖っ……

 

「まぁ今はそんな事どうでもいいの。早速本題にはいるわね?」

 

 そう言うと母ちゃんは真剣な表情……じゃないね……普通にだらけきってるわ……

 

「小町から送られてきた写真、見たわ〜?可愛い子いっぱいだったじゃない」

 

「そりゃ……なぁ」 

 

 みんなプリキュアな訳だし……いやまぁそれにしてもプリキュアの顔面偏差値は高過ぎだとは思うけどな……

 

「あたしが特に気になるのはこの子ねぇ……絶対アンタに気があるわよ。賭けてもいいわ」

 

「何を賭けるつもりだよ……」

 

 母ちゃんが注目したのも小町と同じくせつなさんだった。

 

「いや、確かに距離感近いけどよぉ……俺だぜ?」

 

 そんなに俺の事を気にしてくれる人がいっぱいいたら、もっと俺はナルシストになってる筈だしな……そもそもこんな性格になって無いし……

 

「八幡アンタさぁ……もっと自分に自信を持たないと駄目よ?自分だから貶して良い訳じゃないのよ。それじゃアンタの事を評価してくれてる人達はどうなの?って事なのよ……」

 

「…………」

 

 確かにれいかはこんな俺を好きになってくれたんだもんな……

 

「考えるのは後にしなさい。今はあたしの時間よ」

 

 今良い事言ってたのが台無しだわ……

 

「さあ、キリキリ吐きなさいよぉ。この子はだーれ?」

 

「はぁ……東せつなって子だよ。因みにれいかの親友な」

 

「へぇー……後でれいかちゃんに聞こーっと」

 

「ちょっと?じゃあ俺に聞かないでくださる?」

 

「情報の精度上げってやつよ……あ、小町が驚いたって言ってた連絡先見たいわ……見ーせて?」

 

 母ちゃんもかよ……

 

「ほれっ」

 

「……言ったあたしも悪いけど、普通はそんな簡単に携帯って渡すもんじゃないわよ……」

 

「別に見られて困るもんとかねーしな」

 

「ふーん……じゃあれいかちゃんとのメールのやり取り見ちゃお!」

 

 あ、それは……

 

「…………ちょっと中学二年生大丈夫?やり取りが事務的過ぎない?もうちょっとこう……さ?キャピッ!絵文字!顔文字!みたいな?」

 

「俺に何を期待してんですかねぇ」

 

「もういいわよ……連絡先見て癒されるから」

 

 ……連絡先のどこに癒し要素が?

 

「あーコレは小町も驚くわよぉ……ヤバいわ、出てくる名前が延々と女の子なんだもの。この中に男の人っているの?」

 

「……親父くらいか?」

 

 ココさんもナッツさんもあの輪の中に居なかったから連絡先は貰ってないんだよな……

 

「うわぁ……それもうチャラ男よ?パリピでアゲアゲよ?」

 

「そのチャラ男像古くね?」

 

「もー、あんまりれいかちゃんを嫉妬させちゃダメよ?そんなだとそのうち襲われちゃうかもしれないわねぇ……ウケる〜」

 

「いやウケねぇよ……れいかもそんな猟奇的じゃねーし……」

 

「ばっか違うわよ……性的によ///」

 

「顔を赤らめるな……なお悪いわ……」

 

 親が言う事じゃねーし……つか恥ずいなら言うなよ……

 

「えぇ〜いいじゃない。別に減るものでもないんだし〜中学二年生の男の子の頭の中なんてエロい事と痛々しい妄想くらいしか入ってないんでしょ〜?」

 

「中二男子への偏見が酷すぎる……風評被害で訴えたら勝てるレベルだろ」

 

 まぁでも、かなりのウザ絡みを覚悟してただけに案外コレでもマシなほうだろう。

 

「まっアタシはあんたが幸せになれるならそれで良いわけよ」

 

「お、おう……」

 

 いくら親でもいきなりこんな事を言われるとかなり照れくさいものがあるな……

 

「なーに照れてんのさ?親が子供の幸せを願うなんて当たり前の事じゃない」

 

「母ちゃん……」

 

「うーん……やっぱキャラじゃない事はいうもんじゃないわね……なんだかムズムズするわー。やめね、やめやめ!もうこの話はおしまい!」

 

 この話って普通は俺の方が恥ずかしくなる筈なんだよなぁ……

 

「小町から聞いてるわよ?八幡アンタ、あたしにもっと他に聞きたいことがあるでしょ?詳しくは聞いてないけどそれ、その話するわよ」

 

 話題の変え方が雑ぅ……

 

 

 

「八幡の名前をどんな理由でつけたのか知りたいって?」

 

「まぁ、まとめるとそういう事だな」

 

 正確には名前に込められた想いなんだが……思っきし端折(はしょ)られてんな……

 

「なに?宿題?」

 

「まぁな、来週発表するんだわ……目立たなくてそれでいて出来るだけ良い話を頼むぞ」

 

「アンタ何様のつもりよ……まぁ、やっぱりね宿題とかで出ない限り名前の意味なんて知ろうとも思わないわよねぇ」

 

「母ちゃんの息子だよ……それで?どんな意味なんだ?」

 

「期待されてるみたいだけど残念ねぇ、そんなに御大層な意味が込められてる訳じゃないのよ。……八幡、アンタの誕生日は?」

 

「八月八日だろ。息子の誕生日くらい覚えてろよ……」

 

「覚えてるに決まってるでしょ。()えて聞いたのよ……それで、八月八日で連想する数字は?」

 

「八……だな」

 

「そうよ、八ね……それで八に関係する縁起物……八幡宮……八幡……つまりコレよアンタの名前」

 

「雑っ?!……え?単純すぎね?」

 

 そんな連想ゲームみたいなノリで俺の名前って決まったのか……

 

「単純でもなんでも実際そうやって決まったんだもんっ」

 

「もんっじゃねーよ……はぁ、それよかもう飯にしよーぜ?小町は?」

 

「あぁ小町?静ちゃんのとこに挨拶に言ってるわよ?」

 

 しずちゃん?……っ?!

 

「ちょっ!?それってれいかの母ちゃんじゃねーか!」

 

「そうよー?いつか連れて来なさいって静ちゃんに言われてたのよねぇ」

 

 いや、それ俺らも同伴の話なんじゃ……

 

「まっ、小町なら何とかやるわよ」

 

「えぇ……まぁ小町なら何とかなりそうだけどさぁ」

 

 流石小町、略してさすこま!………やめよう

 

「さっ、今日は大人しくあたしの晩酌に付き合うのよ」

 

「……へいへい」

 

 まぁこういう風に、母ちゃんと二人でっていうのもかなり久しぶりな気もするし、付き合ってやるかねぇ……

 

「ん〜!いい息子ね〜今夜は寝かさないわよ?」

 

 ん……?

 

「おい!?もうこのワインボトル空じゃねーか!俺が帰ってくる前から一杯やってたのかよ!」

 

「アッハッハッハッハッ!」

 

「はぁぁぁ………」

 

 さっき話してた時にはもう酔っ払ってたのかよ……

 




という訳でママン回でした!

因みに八幡の名前な由来は適当です!五秒で考えました!

個人的にマジでママンはいい性格してて好きです!(オリキャラだけど)

次回はやよいちゃん回になる予定です!お楽しみに!
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