俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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大変助かっております!宜しければこれからもよろしくお願い致します!


第24話 みんなも妖精になっちゃった?!〜death!〜
(1)


「んっ……んん?」

 

 目が覚めるとそこは知らない天井だった……なんか小説のタイトル見たいだなこれ……

 

「っと……ん?」

 

 起き上がろうとして右手に違和感。

 

「あ……れいかか」

 

 右手の違和感の正体は俺の手を握ったままベッドの縁を枕のようにして寝ているれいかだった。

 

「心配させちまったみたいだな……」

 

 寝ているれいかの頭を優しく撫でながら、ピエーロを倒した後、直ぐに倒れ込んでしまった事を思い出す。

 

「ってことはここはメルヘンランドか?流石にバットエンド王国って事は無ぇよな……」

 

 まぁ、ここは窓から陽も差してきて明るいし、その可能性は無いだろう。

 

 コンコンッ

 

「ん?あぁ、どうぞ」

 

 ノックの音に一瞬驚くが意図が理解出来た為、許可をだす。

 

「おじゃまするでー」

 

「八幡はもう大丈夫なnっはぁん!やっば……尊い///」

 

「……なお、あんたコレ予想してて八幡呼びに行くのに着いてきたやろ……」

 

「……うん。でも反省も後悔もしてないよ」

 

「……はぁぁ」

 

 ため息を吐きながら頭を抑えるあかね。まぁ、頑張れ?

 

「……ああ、せや、八幡が起きたんならこれからみんなで女王様んとこに行くことになってんねん。れいかを起こして一緒に行くで」

 

 女王様か……あの時はなんか最後に女王様の声が聞こえてきてプリキュア達にプリンセスモードとか言う新しい力が増えたんだよな……

 

「わかった。……れいか、起きてくれ」

 

「……んっ、ううん」

 

 軽く揺さぶるとゆっくりと顔を上げこちらを見上げてくる。

 

「……あっ八幡君だ」

 

 目が合うと嬉しそうに笑った後にだんだんと意識がハッキリしてきた様で……

 

「八幡君……あっ、私ったらこんな場所で……」

 

 バッと起き上がってあわあわしてる珍しい姿は正直萌えるからもっと見せて欲しい……

 

「れいかーウチらも居るで〜」

 

「あかねさんっ?!なおまで……あっ、もうそんな時間だったんですか!?」

 

「まぁウチらは先に行っとるから、お二人さんは後からゆっくり来てもええで〜……なおはウチと行くで!」

 

「あっ、待ってもう少し!もう少しでいいからっ!」

 

 バタンッ!

 

 ………もう、なおはマジで手遅れかもな……

 

「んっんん!取り乱してしまってすみません。あかねさんからも話があったかも知れませんが、この後は女王様と謁見する事になっていたんです。私達もかなり消耗していたので各自で休息を取ってから……と言う話になっていたのですが、私も八幡君の顔を見ていたら気が抜けてしまったのかそのまま……」

 

 まだ慌てているのか結構な早口で喋るれいか。

 

「まぁまぁ、落ち着けって……話はわかったから」

 

 ベッドから降り、れいかの背中をさする。

 

『あっ、それ良いです。もっとしてください……」

 

 きょうかに言われるがまま、そのまま撫で続ける。

 

「はぁ……落ち着きました。ありがとうございます八幡君」

 

「おう、じゃあ行くか」

 

「ええ、なお達を待たせてしまっているかも知れませんしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの後、部屋を出ると丁度よくみんなが集まった所だったのでポップの案内で女王様の居る部屋に通されたのだが……

 

「でっか……」

 

 部屋に入って直ぐの一言が()()である。

 

 ポップやキャンディが人形の様な大きさだったから勝手に女王様も同じくらいか、それよりも少し大きい程度を想像していたのだが……

 

「はぁ……この人がロイヤルクイーン……女王様なの?」

 

「うぉぁ……でかぁっ!」

 

 あかねのそう言いたくなる気持ちめちゃくちゃわかるぞ!

 

 目算だが百メートル以上はあるんじゃねぇのか?もうマジで見上げるレベルだし……

 

 ただ……

 

「ロイヤルクイーン様ぁ!聞こえてますかぁ!」

 

「聞こえて……いないようですね?」

 

「おーい!」

 

「って言うか微動だにしないんだが……」

 

 本当に女王様は復活したのか?

 

 

「デコル集めたら女王様は復活するんじゃなかったの?」

 

「お兄ちゃん、どうして女王様はお話しないクル」

 

「むぅ……それは、拙者も帰ってきてから書物を読み漁っているのでござるが……」

 

 ポップにもはっきりと理由がわかってる訳では無いんだな……

 

「もう少し詳しく調べて見ない事には……あっ、そうでござる!皆の衆は拙者が調べ物をしている間に、このメルヘンランドを少し散策して来てはどうでござるか?」

 

『わぁぁっ!』

 

「いいの!?」

 

 メルヘンランドを散策か……前に歩いた時にはみんな引きこもってて誰にも会えなかったもんな……

 

「勿論でござる」

 

「わー!じゃあキャンディがメルヘンランドを案内するクル!」

 

 

 

 

 

 城の外に出ると、丁度兵隊の様な格好をした妖精の集団にでくわした。

 

「わー可愛い!」

 

「お城を守る兵隊さんクル!」

 

「へぇ、こんにちわー!」

 

 それを聞いて、兵隊たちに元気に挨拶をするみゆき。

 

 しかし、挨拶をされた兵隊の様子が少しおかしい……

 

「初めまして!わたし達は……」

 

『ひゃぁぁ!!』

 

 手を上げながら近付いたみゆきに怯えるように我先にと逃げて行く兵隊たち。

 

「どう……して?」

 

「皆、人間を見るのは初めてゆえ、驚いたのでござろう」

 

 それで良いのかよ兵隊ぇ……

 

「それじゃお城守れへんやろ……」

 

「んー、でも、それじゃあこれからも行く先々で怖がられちゃうのかな?」

 

「それは……なんだか申し訳なくなってしまいますね」

 

 確かに……案内される先々で元からそこに居た妖精達から逃げられながらメルヘンランドを回るって、なんかヤダな……

 

「それなら心配召されるなでござる!」

 

「みゆき達もキャンディみたいになればいいクル!」

 

「え?どういう事?」

 

「こうするでござる!……っ!ふぅ!」

 

 ポップはそう言いながら自分の尻尾の毛を数本毟ると息を吹きかけこちらに飛ばしてくる。

 

 風に乗って飛んでくるポップの毛に触れると……ポンッ!

 

 煙に包まれてしまった。アレ?この感じは…

 

 

 煙が晴れると俺……だけでなく全員が妖精?の様な姿に変わっていた。

 

『ええっ?!』

 

「わたし達妖精になっちゃったの!?……なおちゃん可愛いね!」

 

「みゆきちゃんこそ!」

 

「こいつら順応速ぇ……つかポップ、俺がマスクに変わった時とはやり方が違くねぇか?」

 

「ああ、それは今回は八幡殿にしたものの簡易版というだけでござる。戦闘に参加するとなると危険でござるからな」

 

「はぁ、そういうもんなのか……」

 

「ねぇねぇ!わたし達も妖精になったんだし言葉の最後に何かつけようよ!キャンディのクルみたいに!」

 

 おー?雲行きが怪しくなってきたぞー

 

「可愛い!じゃあわたしやよにする!やよ!」

 

「じゃあアタシはなおにするなお!」

 

「あはは!じゃあ、あかねちゃんはやねんにしよ!」

 

「はあ?なんでやねーん!」

 

 ノリいいなコイツ……

 

「れいかちゃんはです!とかどう?」

 

 え?death?

 

「ふふっ、いいですよ……あ、です」

 

『あははははははっ!』

 

 よーし逃げるぞー!

 

 楽しそうに笑い合っている隙に逃げようと踵を返すと……

 

 ガッ!と肩を強く掴まれる。

 

「八幡、逃がさんで……やねん」

 

 あかねだった。お前楽しそうに笑ってたじゃねーかよ!

 

「おい、俺に変なキャラ付をするんじゃねーぞ!絶対にやんないからな!」

 

「えー!でも八幡くんなら……」

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ出発クル!」

 

「出発みゆ!」

 

「行くやねん!」

 

「出発やよ!」

 

「行くなお!」

 

「出発……あ、です!」

 

「……出発」

 

「八幡くん!」

 

「…………………まん!」

 

 ……せめてはち!だろぉ?!

 




はいっ!という事で妖精になりましたね!

ぶっちゃけビューティのプリンセスフォームは絶対髪型変えない方が良かったと思います!正直ダセェよ!もっと可愛くしてくれよ!!

……私事でした

という訳で次回もよろしくお願いします!

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