おかしいな?私が最初に考えてたストーリと違うぞ?
「なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!」
「なんだよ……朝から騒々しい……」
小町の悲鳴?に叩き起された俺はゆっくりと起き上がろうとして……体が動かない事に気付いた……
「……あ゛ーそうだったわ……」
左右から俺の体を挟み込むように抱き締め、未だ夢の中に居る二人のお姫様の拘束は昨夜、覚えているものよりもより、キツくなっており俺が意識を失った後も
「お、お兄ちゃん……まさか、ヤっちゃった?」
「未遂だわ淫乱妹」
「いや……淫乱はお兄ちゃん達でしょ……」
うん、ごめんね……
「謝るからその目は止めて?ね?」
小町のガチのジト目がキツイ。
「小町の隣は……スリリングだった?」
おっとコレはガチで引いてる目だぞ?
「うん、本当にごめんなさい。マジで未遂だからね?故意じゃないの一服盛られたの」
「などと証言しており?」
「いやマジで……」
「ほーん……まぁいいや、それよりお兄ちゃん達みんなシャワー浴びるでしょ?っていうか絶対浴びた方がいいよ?なんかね、そこら辺一帯エッチなにおいがする」
エッチな匂いって……
「もっとオブラートに……ってまぁいいや、それなんだが……二人が起きてからじゃだめ?」
結構ガッチリとしがみつかれていて立ち上がるのは正直無理そうだ。
「あ、本当に動けない感じ?」
「まぁ両手両足が拘束されてるようなもんだしな」
言いながら手足を軽く動かそうとしてみたがびくともしない……てか関節キメられてね?
「じゃ今日はまったりって感じだね」
「それで頼むわー」
「ほーい、小町はテレビ見たりベッドでごろごろしてようかなぁ」
「おう、そうしてろ」
「……あっ、そう言えば一個忘れてたけど、いくら小町の前でも
振り向いた小町の指す指の先は……朝から大変
太陽がだいぶ
「……八幡君、昨夜の事は……夢ですか?」
「……………」
……夢ってことにしとこう。それが一番無難な……
「……そんな訳ないでしょ///わたしも覚えているわ……」
はい、現実でした……
「はうっ///いくら付き合っているとはいえ、私があんな事をしてしまうなんて……///」
「それを言ったら、わたしなんて彼女のいる男に擦り寄る女よ……物理的に」
なっ……それは……
「それは……でもせつなが悪いわけでは無いですし」
そうそう!せつなは何も悪くない!
「それでも……「あの〜お義姉さま方?シャワーの用意が出来てますよ〜」え?」
「その〜三人とも
小町ナイス!
『あっ///』
「で、ではせつな、一緒に行きましょう」
「え、ええ……八幡は?」
「え?!……いや、俺は遠慮しとく」
「そ、そうよね///」
「それではお先にいただきます」
「小町ナイス……マジで助かった」
「小町的にはサッと二人を抱きしめてぇ『子猫ちゃんたち、俺の為に争わないでくれ』みたいなのが見たかったなぁって」
無茶言うなよ……
「まぁ、それはさて置き本当に助かったわ。せっかくの海外旅行なんだ。あいつらが楽しめなくなるなんて絶対にダメだからな」
「それ、本人に直接言えばいいのに……」
「ばっか、恥ずいだろ?」
「そゆとこだぞー、んーでもそれがお兄ちゃんらしくていいのかもね」
「そうか?」
「多分?」
いや、お前が言ったんだろ?
「上がりました」
「スッキリしたわ」
シャワーを浴びていた二人が戻って来た。
「じゃあ入ってくるわ」
「いってらー」
「あっ、八幡君」
二人とすれ違った時にれいかに袖口を掴まれて引き止められた。
「あの、シャワーの後にお話があります!」
「……まってるわ」
何かを決意したような二人の眼差しを何とか受け止める。
「……わかった」
二人の気迫に絞り出すように返事を返すと逃g……ゆっくりとシャワー室の中へ入った。
服を脱いでシャワーを全開にし頭から浴びる。
「あ゛っづっ!」
降ってきた熱湯に悲鳴をあげ急いで冷水にし、人心地……
「ふぅー………どうしよ……何言われるのかめっちゃ怖いんだけど……」
シャワーを浴びながらこの後の
「小町すっごい久しぶりに見たんですけど、男の人ってあんなになるものなんですね!」
「ね、わたしも驚いたわ。布越しでしか触っていないのだけどとても熱くてビクビク脈打っていたの」
「実は私、少し調べてみた事があるのですけど……どうやら八幡君の
「え?そんなになんですか?」
「……………………」
なんかすっごい盛り上がってる……
「あ、上がったんだけど」
『っ!?』
「あ、お兄ちゃん?!は、話はお義姉ちゃんから聞いてるから座って座って!」
凄い焦ってるのが伝わって来るんだけど……これが女子トークってやつなのか?男の俺には踏み込めない領域だぜ……踏み込もうとも思わんけど……
「んん!八幡君、そこに座っていただけますか」
れいかの手が指す先は床……これはお説教なのか?!
「……はい」
勿論直ぐに座る。……正座で。
「せつな」
「ええ」
俺が座るのを確認するとれいかとせつなは俺の向かいの床に二人揃って正座で腰を下ろす。
「八幡君、実は先程シャワー室でせつなと色々話し合ったんです」
「ええ、れいかには先に話させてもらったけど、わたしの気持ちを伝えるわ」
せつなは真っ直ぐに俺の目を見つめその先を口にする。
「昨日、あんな事になってはっきりと自覚したわ。わたしは八幡、貴方の事が好きよ。貴方と共にした時間はまだ少ないけど、そんなの関係ないくらいこの気持ちが私の中で膨れ上がっているの」
「………………」
せつなの告白に息を飲む。
せつなが俺の事が好き?俺はなんて答えればいい?確かにせつなといる時間は楽しい。でも俺が付き合っているのはれいかだし、好きなのもれいかだ。……ん?そのれいかが真横でせつなの告白を見守ってるんだけど?
「八幡君はせつなの事、今の告白の事をどう思いますか?」
「ど、どうって、告白は……素直に嬉しい。せつなといると楽しいし、俺にれいかっていう存在がいなかったら好きになってたとも思う……でも「いえ、そこまでで結構です」えぇ……」
……どういうことぉ……
「単刀直入に言います」
「お、お願いします」
えぇ怖い怖い……
「せつなを……側室として迎えませんか?」
「はい………はい?」
そくしつ?……側室?!
「良かった……受け入れてくれてありがとう」
あっ……違っ…ああっ……
「ありがとうございます八幡君。私もせつなの事は悩んだのですが私の曾々お祖父様の代には側室の方がいたというのを家系図で見た事を思い出しまして、八幡君さえ良ければ……と」
「わたし、れいかの事も八幡の事もきょうかの事も大好きよ……だから私のせいでこの関係が壊れるのが怖かった……」
あっ、泣いて……
「せつな、私も貴女の事を大切に思っています。だから昨夜のあんな事が原因でこの関係が壊れるのなんて嫌でした。でも八幡君は貴女の事も迎え入れてくれました。ですから、これからも一緒ですよ」
「ありがとう……れいか。ありがとう、八幡……愛してるわ」
………腹ァ括るわ。
「れいか、せつな、二人こそ、こんな俺だけどいいのか?」
「八幡君だからいいんです!」
「貴方がいいのよ!」
二人の言葉に胸がカッと熱くなるように感じる。
「……わかった。俺も二人を支えられるような人間になるから……なんて言うか、これからもよろしくな///」
「ええ!」
「うん!」
バッと飛び付いて来る二人を受け止めて抱き締める。
こうして俺達の初めての海外旅行は最後に大きな事件を起こして、幕を閉じたのであった。
「おーい、小町の事忘れてない?おにーちゃーん……ダメだ、自分達の世界に入ってるわ……良い話なんだけど……ん?いい話か?……まぁいいや、お兄ちゃんがお兄ちゃんだったって事だね……うん」
『ふぁ……起きたのはいいですけど……なんでみんな抱き合って泣いているんでしょう……私が寝ている間に何が?」
なんと!れかちゃんの青木家は旧家だから(新設定)少し遡れば側室制度もあったのだ!
いつの間にかせっちゃんが側室内定していたで御座る……
はじめはみんなで楽しくハートロックウォールを楽しんで二日目にお買い物をしてーみたいにぼんやり考えてたんよ……
結果がコレよ……
せっちゃんはラビリンスに住んでいるので八幡君達が高校生になるのに合わせて八幡宅に引っ越す予定……
それまでは少しの遠距離恋愛で(せっちゃんに距離は関係ないけど)今まで通りにストーリーが進行していく予定です……はい……
………という訳で次回もお楽しみに!