俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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最近、深夜テンションでかなり課金しちゃったので節制に勤めていく所存であります。


第31話 ロイヤルクロックとキャンディに秘められし力!?
(1)


 時間は一瞬で過ぎ去って行くと言うが……もうマジその通りだよな……みんなと旅行に行ったのが先週の日曜日だったが、もう既に土曜日つまり五日も経過しているのだ。

 

 今日はあの変な鏡みたいなやつの事を調べているポップに報告を聞くため、みゆきの家にみんなで集まる事になっている。

 

 ……まぁぶっちゃけ、ふしぎ図書館でよくね?って思ったし実際に言ったが、偶にはみんなで誰かの家に集まりたいらしい……うーん、女子ってわからんね……

 

 まぁそんな事を考えながらでも歩いていれば目的地には着くもので、みゆきの家が見えてきた。

 

 家の前には丁度掃き掃除をしている女性の姿があった。こういう時の対処法は簡単だ。その為に途中の洋菓子店でケーキも買ってきたしな。

 

「こんにちは、みゆきさんのお母さんですよね。今日はお邪魔させていただきます。あ、これケーキです。食べて下さい」

 

 サッと挨拶して、サッと手土産を渡す。そしてサッと横を抜け……

 

「まぁ!もしかして貴方があの比企谷八幡くん!?そうよね、きっとそうだわ!」

 

 られなかった………

 

「ど、どの比企谷八幡かは知らないっすけど、俺は比企谷八幡です……」

 

「やっぱり!みゆきの話の中に出て来る男の子なんて一人だけだもの!」

 

 どんなふうに聞いてるんですかねぇ……

 

「それでそれで!よくみんなで遊んでるみたいだけど、あの子達の中に比企谷くんの好きな人はいるの!?」

 

 やばい、この人全然離してくんない……

 

「あー、れいか……青木さんと付き合ってます」

 

「付き合ってる?!ああーん!青春ねー!若いっていいわねぇー!」

 

 にっこにこしながら、くねくねと悶えるみゆきの母ちゃん……

 

 そんな事をしていると……

 

 ガチャ!

 

「あー!やっぱりもう来てた!」

 

「あら、みゆき……」

 

 玄関を開けてみゆきが出て来たので目で助けろと合図を送る。

 

「八幡くんは時間にほとんど遅れ無いしおかしいなぁって思ってたらお母さんと話してたんだ!」

 

「ええ、お母さんもみゆきのお友達との話が楽しくってつい、長話しちゃったわ」

 

「へぇ、でもれいかちゃんが八幡くんの事凄く心配して、早く連れていかなきゃだからもう行くね!」

 

 ナイスみゆき!

 

「あ、じゃあ、俺はこれで……」

 

 みゆきの後に続いて家に入る。

 

「あっ!これからも、家の子と仲良くしてあげてねー」

 

 ぶんぶんと振られる手に、軽く手を振り返し、みゆきの後を追う。

 

 

 

「お母さんがごめんね〜迷惑じゃなかった?」

 

 階段を登りながらみゆきが謝ってくる。

 

「いや、良い母ちゃんだと思うぞ」

 

 まぁ、なかなか逃げられなくて困惑はしたが……それも娘を思っての事だろう。

 

「そう?」

 

「ああ」

 

「よかった!」

 

 

 

 

 

 

「八幡君!」

 

 みゆきの部屋の扉を開いたられいかが飛び出してきた。

 

「おっと!」

 

 何となく先程のみゆきの言葉からこうなりそうな気はしていたから身構えて居たら案の定だった。

 

「ごめんね、れいかちゃん。やっぱりお母さんが八幡くんと話してたみたい」

 

「いえ、八幡君に大事が無ければいいんです。時間になっても八幡君が来なかったので心配になってしまって」

 

「そうか……」

 

 そのままれいかは頭をぐりぐりと擦り付けると満足したのか顔を上げた。

 

「さぁ、中でポップさんも待っていますよ。みんなで報告を聞きましょう」

 

 

 

 

 

「皆の衆!拙者がこの一週間、調べに調べてわかった事を報告するでござるよ!」

 

『わああぁぁぁ!!』

 

 なんだこの茶番……

 

「まず、これはかの伝説のロイヤルクロックでござる!」

 

 クロック……時計だったのか……つか伝説だったのか……

 

「拙者もコレを渡された時は、鏡みたいな物と言われて渡されたから一生懸命、鏡について調べてござったが……これ、時計にござった!」

 

 いや、しょうがねえじゃん……超鏡に見えるじゃん……

 

「このロイヤルクロックは必ずやプリキュアに新たなる力を与えてくれる筈でござる」

 

「ポップ凄いね!頼りになる!」

 

「それほどでも……あるでござるな!」

 

 やよい……何故だかポップを異常に(おだ)てるよな……

 

「でもさぁ、これって時計にしては針も文字盤も何も無いよ?」

 

「なー、ポップ、ちっと動かしてみてくれへん?」

 

「わ、わかったでござる」

 

 ポップはロイヤルクロックの前に立ち、じーっと見つめた後……

 

「もしもーし!聞こえてるでござるか!?朝でござるよー!起きるでござる!」

 

『…………』

 

 ちょっと期待した俺が馬鹿だったわ……

 

 ぱぁぁぁ……

 

「ん?」

 

「おおおお!!なんか来たでござる!?」

 

 ポップの呼びかけに答えてしまったのか、ロイヤルクロックが輝きだし、中心に文字盤が浮かび上がる。

 

 そして光が像を結ぶ様にロイヤルクロックの前に半透明のロイヤルクイーン様が現れた。

 

『ロイヤルクイーン様!?』

 

 

(ありがとう。皆さんがデコルを集めてくれたおかげで、こうしてロイヤルクロックを通じてお話が出来るようになりました。ですが、ロイヤルクロックの本当の力を引き出す為にはキャンディとプリキュアの更なる力が必要です。)

 

「わたし達とキャンディの……」

 

「ちからクルゥ?」

 

(はい、あなた方と……これは……)

 

『え?』

 

「バットエンド空間でござる!」

 

 ポップの言葉にみんなが一斉に窓の外を見るとまだ午前中の内だというのに空には大きな満月が浮かんだいた。

 

「ウルフルンか……」

 

(皆さん……お願いします)

 

 ロイヤルクイーン様はそう言い残すとロイヤルクロックの光と共に消えてしまった。

 

「みんな、行こう!」

 

 みゆきに続きみんなで外へ飛び出す。庭先ではさっきまで話していたみゆきの母ちゃんも項垂れ、座り込んでいる。

 

「お母さん……ウルフルン、絶対許さない!」

 

 足を止め座り込む母親を見て、一度、固く手を握りしめたみゆきはまた直ぐにこの騒ぎの元凶の元へと走り出した。

 

 

 

 

「ウルフルン!」

 

 バットエンド空間の中心地、ポップとキャンディの案内で辿り着くとそこではウルフルンが腕を組み、項垂れた人々を見下ろしていた。

 

「フンッ、現れたなプリキュア」

 

 ウルフルンはこちらを見ると懐から何やら黒いボールのようなものを取り出し、不敵な笑みを浮かべる。

 

「それは……」

 

「アレ、なんなん……」

 

「ウルッフッフッ!デカっ鼻を超える黒っ鼻よ!スーパーアカンベェを超える力見せてやるぜ!いでよ!ハイパーアカンベェ!!」

 

 ショベルカーを元にした黒い鼻のアカンベェがウルフルンの後ろまで飛び上がると、そのままウルフルンを丸呑みにしてしまう。

 

『ハイパーアカンベェ!!』

 

 ウルフルンを呑み込んだそのアカンベェの額には狼の様なマークが浮かび上がり、狼の耳と尻尾まで生えている。

 

「ハイパーアカンベェ……だと……」

 

 名前自体のセンスは無いに等しいが、奴から感じる圧は今までのスーパーアカンベェとは比べ物にならないように感じる……

 

「うそ……」

 

「ウルフルンが食われたん?」

 

「ウルフルンが……アカンベェと合体しちゃった!?」

 

 いや、やよいが想像してるのとはだいぶ違うと思うな……

 

「……あっ?!みんな!変身クル!」

 

「あっ『うん!』

 

 スマイルパクトを取り出し、みんなが光に包まれる。

 

 

 

 

 

 そして、光が収まり、変身を終えた五人の姿が現れる。

 

 

「キラキラ輝く、未来の光!キュアハッピー!」

 

 

「太陽サンサン、熱血パワー!キュアサニー!」

 

 

「ぴかぴかぴかりん♪じゃんけんぽん!キュアピース」

 

 

「勇気凛々、直球勝負!キュアマーチ!」

 

 

「しんしんと降り積もる、清き心!キュアビューティ!」

 

 

『五つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!』

 

 

 そしてプリキュアと敵の新たな力、ハイパーアカンベェとの戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 




はいっ!というわけでみゆきママンが登場しましたね!少しテンション高かったかなぁと思いつつも娘が連れてきた友達にテンションが上がってるって事にしときましょう!

次回は遂にジョーカーが登場予定です!

それではお楽しみに!
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