はい……あくまでも個人的な意見なのですが、ちょっとご都合主義と言うか現実感が無さすぎて私が受け付けないんですね!スタッフの人とかめちゃくちゃ困惑してるのとか観てて「うわぁ……」って…………なので!お月見回にしちゃいました!
そんな訳ですのでどうぞ!
(1)
九月もなかばを過ぎ、八月のうだるような暑さもなりを潜め始めて来た今日この頃。……訂正、
「いや、やっぱ暑いわ……半袖なのに汗止まんねぇもん」
うだる……とまでは行かないものの暑さの中、道路からの照り返しに焼かれつつ歩みを進める。
休日は冷房の効いた部屋でゴロゴロしてるか、ふしぎ図書館の秘密基地の周りで昼寝をしている筈の俺がどうしてこんな事をしているのか……そう!それはもちろん小町ちゃんのお願いだから!
「はぁぁぁ………暑っつ……」
なぜ俺がこの暑さの中外に出ているのかその理由は数時間前……………なんて事もなく、さっき小町の携帯へと届いた一通のメールが原因であった。
内容?……知らん。ただ、そのメールが原因だというのはわかる。だってメールに返信をしてから直ぐに、俺と一緒にダラけきっていた筈の小町が急に、家中の掃除を始めるとか言い出して、俺におつかいの紙と金を渡すと家から叩き出したんだもん。
流石の俺でも理由くらいはちゃんと教えて欲しかったわ……まぁ、それでも紙に書いてある商品が売っているスーパーには向かっているんだが……
「ありがとうございましたー!」
商品を買って気付いた事がある。今日は月見をするらしい……多分。
いや、九分九厘月見なのだろうが、ほんのちょっとの確率でただ小町が団子が食いたかっただけという可能性も捨てきれないのだ。
だって月見のイメージにある丸い団子を買ってる時は、ああ、そう言えばそんな時期かぁ、今日は月見なんだなぁってなってたんだが、そこから三色団子にみたらし、餡子、胡麻等々バリエーション豊かな各種団子の数々……これ、同じ団子仲間として月見用の団子も買ってる可能性ないか?とそんな考えが浮かんで来てしまったのだ。
まぁ小町の事だからどっちの可能性もありえるんだよなぁ……
ほんとに食いたかっただけだったらどうしよう……妹にパシられる兄……いつも通りだわな。
ただ、それにしても買う量が多かったのは気にはなるが、そこら辺はもう察した……あ、母ちゃんへの貢ぎ物だなって……
「たでーまー」
額から垂れてくる汗を拭いながら玄関を開ける。
「あっ!八幡くんおかえりー!お邪魔してるね!」
「はっ?」
なんか帰って来たら家にみゆきが居るんだが?
「おっ、八幡帰って来たん?団子はウチが預かるで〜」
次にみゆきの後ろから現れたのはあかねだ。あかねは驚いて固まっている俺の手からサッと袋を奪うと居間の方へ戻っていった。
「みゆき……だけじゃねーよな。お前ら、なんでうちに居るんだ?」
あかねは居なくなってしまったが、みゆき、あかねと来たら他の三人も居るはずだ。
急に固まった俺を不思議そうに見ていたみゆきに今の状況を問う。
「え?今日はプリキュアを始めてからだいたい半年でしょ?だからみんなで何かしよーってなって。そうしたられいかちゃんが、丁度時期だからみんなで月見をしようって」
いや、俺知らないけど?まぁ、確かに時期だし月見をしようってのはわかる。でもなんで俺ん家に居るんだよ……
「それで?」
「それでね。八幡くんにも連絡したんだけど繋がらなくてね、小町ちゃんに連絡したら是非ともウチでやりましょう!って言ってくれてねそれでみんなで来たんだ!」
あ〜……小町がめちゃくちゃ言いそう……って言うか言ったんだよな。だからみゆき達がうちに居るんだし……
ふと、取り出した携帯はサイレントモードになっており、今日はゴロゴロしようと思ってサイレントモードにした事を思い出す。こいつが元凶かー……
「八幡くーん?」
また固まった俺の前でみゆきが手を振っている。やめい
「なるほどな……わかった。そういうことな」
「うん!そういう事!……うん?」
よくわかんねぇのに返事をしないの。
「戻ったぞー」
未だに首を傾げているみゆきを連れ、居間に入るとそこには予想通りのメンバーが……と思っていたのだがもう一人、予想外のメンバーがソファで寛いでいた。
『おかえりー』
『おかえりなさい』
「おっ、せつなも来てたのか」
「あら、わたしはお呼びじゃなかったかしら?」
「え?いや、違っ……」
「ふふっ、冗談よ。おかえりなさい八幡」
「あ、ああ、ただいま……はぁ、あまりからかわないでくれよ」
「ごめんなさいね。戸惑う焦る貴方が可愛くてね」
「すみません、私も八幡君の驚く顔が見たくて内緒にしてたんです」
「いや、謝んなくていいって……その、
ちょっとこそばゆいが、こういうのも嬉しいのは事実だ。
『八幡くーん!じゃあじゃあもっとイイコトしましょう!」
バっ!と立ち上がったれいか。もといきょうかに手を引かれ先程まできょうかが座っていたソファのせつなの隣へと押し込まれる。
大きさ的にだいたい二人用位のソファなので、せつなと俺が座ると少し余裕があるくらいなのだが……
「せつな、ちょっと詰めていただいても?」
「ええ、もちろんいいわよ」
せつなが少し移動し出来た隙間へ押し込まれる様にせつなの逆側へとれいかが腰を落とす。
『えへへ、少しぎゅうぎゅうですけどこの前に聞いたなまけ玉の中話ではこんな感じだったんですよね!」
そう、この前のなまけ玉事件の後で、なまけ玉の中に閉じこめられた時にあった出来事はれいかとせつなの前で余すこと無く白状させられたのだ。
「お昼は小町が作ってくれるみたいだからそれまでこうしてゆっくりしましょう」
「ふふっ、よく考えてみれば冷房が効いているのにみんなでくっつくなんて、少し変な感じですが良いですね」
『私は夏でも冬でもこうしてずっとこうしてたいですよ〜」
「そうか……じゃあ、少しゆっくりするか」
三人で座っているから少しキツいかと思ったが落ち着くと意外とそんなことは無く、寧ろ触れ合った部分から二人の体温が感じられて落ち着くまである。
このままだと眠気が………
「ア゛っ……やばい尊い……///ねぇ、写真撮っていいかな?」
「いや、ウチに聞かれても……まぁええんちゃう?知らんけど」
「わたしね、最近知ったんだけどなおちゃんみたいな人の事を限界オタクって言うんだって」
「へぇー、そうなんだぁ。でもこんなに仲良しなのを見るとこっちまでウルトラハッピーな気持ちになるよね!」
「……ジュル……みゆき、お団子食べて良いクル?」
「えー!ちょっとキャンディダメだよ!お団子はお夕飯の後にみんなでお月様を見ながら食べるんだよ!」
「キャンディー、お腹空いたならコッチで小町と味見なんてどう」
「味見クル!」
「えっ!味見!」
「あっ……じゃ、じゃあ、みゆきさんも一緒に味見します?」
「うん!するするー!」
ダメだ……外野がアレ過ぎて全く眠気が来ないわ……
結局、昼食が出来るまでれいか達とせつなで交代して俺の足の間に収まるように座ったり、興奮したなおが鼻血を出したりと色々あったが、まぁ平和だったって事で……
「……すごいわね。小町ってこんなに料理が出来たのね」
料理の乗った皿が並べられたテーブルを囲んでみんなで席に着くと、せつなが感嘆の声をもらした。そう言えばせつなは小町の飯を食うのは初めてだったっけな……
「えーそんなことないですよぉ///」
「そうだな、今日はみんながいるからか普段よりも張り切ってるっぽいしな」
「……お兄ちゃん……余計な事言わない」
「……すまん」
こっわ……
「まぁそれはさておき、さっきお兄ちゃんが言ったようにいつもよりも張り切って作ったので食べて下さいね」
「うん!さっき味見した時もすっごい美味しかったよ!」
「美味しかったクル!」
「そう、それは楽しみだわ」
「えへへ、ではでは!もう食べましょうかいただきまーす」
『いただきます!』
あっ、やっぱいつもより美味いわ。休日は毎回誰かに来てもらうか?………いや、やっぱそこまですることでもねぇわな……
せっちゃんだー!わー!
なおちゃんじゃないですけど、ソファでれかちゃんとせっちゃんに挟まれてる八幡君とかめっちゃイイと思いませんか!?私はこの妄想でご飯食べられます!
今章はお月見+バトルなのであと一話か二話で終わる筈です!