今回はれかちゃん視点に初チャレンジ!
現プリキュア組の口調としては
星空みゆき:一人称わたし、元気な口調、大抵感嘆符が語尾についてる!
日野あかね:一人称ウチ、関西弁(似非っぽくても許して)
黄瀬やよい:一人称わたし、大人しい感じ(察して)
緑川なお:一人称アタシ、口調はちょい男勝りかな?
れかちゃん:一人称は私、口調は丁寧な感じで
こんな感じで書いてぎます
放課後まで時間は遡る
side:れいか
呼吸を整え、弓を構える。的に向かって矢を放ち、暫しの残心。
放課後、私は生徒会室へ行く前に一度、心を落ち着かせるために弓道場へ来ています。
勧誘されて入った弓道部ですが、気を鎮め、的へ矢を射る事に集中する弓道は精神鍛錬に都合が良く、私にも合っていたのかみるみる上達していきました。
タンッ!
そして、こうして今も矢を射ることで気を鎮め、心を落ち着かせているのです。
「青木さんすごーい!」
「あら?星空さん、皆さんも……」
私が残心――矢の離れた後の姿勢――をとっていると星空さんが声を掛けてきました。他にも黄瀬さんに日野さん、それに、なおまで一緒だなんて一体どうしたんでしょうか?
「という訳で青木さん。一緒にプリキュア……『やって下さい!』
星空さん達に正座で一斉に頭を下げられてしまいました……
星空さんが集まって来ていた
「伝説の戦士プリキュアですか?信じ難い話ですが、皆さんが嘘をつくようには見えませんね」
「嘘なんかついてへんて!」
「わたし達、ほんとにスーパーヒーローなの!」
「あー……なんかちょっとちゃうねんけど……」
日野さんや黄瀬さんも必死ですね……私も疑っている訳ではないのですけど……
「青木さん、コレ見て」
そう言って星空さんが両手で突き出してきたのは……何かのお人形でしょうか?見た事のないキャラクターですけど……
「こんなへんてこりんな生き物、見たことないでしょ?」
「へんてこりんは酷いクル!」
お人形は星空さんの言葉に反応し、手を振り回して怒りだしました。
「はっ、喋った?!」
「ね?」
動いて喋るなんて……どの様な仕掛けになっているんでしょうか?
「随分と珍しいカラクリ人形ですね……」
「……人形じゃないクル」
「……っ!」
私の言った言葉に対して返答しました……
「ね!信じてもらえた?」
「不思議な事が起きているのは間違いないみたいですね……」
疑っていた訳では無いですが、実際この様なモノを目にすると少し戸惑ってしまいますね……
「お願い青木さん、わたし達と一緒にプリキュアやって下さい!」
皆さんのお願いも出来れば聞いてあげたいですが、やはり今は読み聞かせ会の事を最優先に考えなくてはなりませんし……
「せっかくですが今は少し忙しくて……」
『ええぇぇ!!』
「本当にすみません」
私も深く頭を下げます。
「忙しいって、なんで?」
理由も話さず断るのはあまりよろしくありませんよね……
「……そうですね。これからその件で生徒会室に向かうので道中でお話致しますね」
「お待たせ致しました。それでは行きましょうか」
一度、着替えさせてもらい星空さん達を連れて生徒会室に向かいます。
「先程の話ですが、毎年生徒会の主催で、隣の小学校の生徒さん達に童話の読み聞かせ会をしているんです」
「へぇー」
「読み聞かせ会なぁ」
「あ、ここですね」 ガラッ
「あ、青木先輩!」
「副会長!」
生徒会室のドアを開けると倉田くんと寺田さんが駆け寄って来ました。お二人も明日の件で少し不安そうですね……
「お二人共落ち着いて下さい。あ、紹介しますね。書記の倉田くんと会計の寺田さんです」
『どうも』
「……あ!副会長、いま会長から連絡があったんですけど、まだ熱が下がらないみたいで……」
「そうですか……」
やはり会長は厳しいようですね……病み上がりが一番危ないと言いますし、治ったとしても休んで戴く予定でしたが。
「会長さんどうかしたの?」
「それが風邪をこじらせてしまって……」
「青木先輩、明日の準備どうしましょう?」
「……大丈夫。副会長として私が何とかしますから、それに会長の代役は私の方から既に頼んでいますので、安心してください」
「……副会長」 「ありがとうございます!」
「……ところで読み聞かせ会って何をするの?」
丁度良く机の上に白雪姫の絵本が出ていたので手に取って説明します。
「生徒会の四人で役を分けて童話を読むんです。今年は白雪姫をやるつもりだったんですが……」
「白雪姫!?楽しそー!きっとみんな喜ぶと思うよ!」
星空さんは素直な方ですね。
「ありがとうございます。みんなが楽しみにしてくれているので……何とか成功させたくて」
「……わぁ、ねぇみんな!青木さん達の手伝いをしない?」
「いいねぇ、朗読だけじゃなくて紙人形とか作ったら小さい子は喜ぶよ」
「それいいなぁ!絵やったらやよいが得意やし」
「と、得意という程じゃないけど///」
「それ出来ないかな!裏と表で違う絵を書いたりして、くるくる回して、泣いてるとか笑ってるとか!」
「いいやんそれ!」 「わたしも頑張ります!」
「青木さん!どうかな?」
「素晴らしい案ですが皆さんにご迷惑をかける訳には……」
「手伝って貰いましょうよ!」
「青木さん、明日来るみんなをウルトラハッピーにしようよ」
私達の事だけでなく明日来る小学生達の為を思って言ってくださっているんですね……
「……皆さん、本当によろしいんですか?」
「もちろん!」
「………ではよろしくお願い致します」
「やったー!ねぇ!どうする?どんな………………!」
「…………!」 「……………!」
私がお願いすると早速皆さんは準備に取り掛かり始めます。皆さんに手伝っていただくのですから、明日は絶対に成功させてみせましょう。
「それじゃあ、アタシとあかねで足りない分のダンボール取ってくるよ!」 「おう、体動かすんなら任しとき!」
「じゃあ、わたしは画用紙に絵を……」
「あっ、画用紙ならこちらに用意してあります!」
「わたしは画用紙を貼る土台をダンボールで作るね!」
作業も分担して行うと思いのほか早く進み、今は黄瀬さんに描いていただいた、背景の下描きを各員一人に一つマーカーでなぞり、絵の具で色を塗って仕上げています。
「なぁれいか、気になってたんやけど、なんで片方だけ髪留め変えたん?」
「あーっ!そうだ!それこの前会った時の休み明けからつけてるでしょ!それにその時れいか、知らない男の人と手繋いでたよね!ずっと聞こうと思ってたんだよ……今日まで忘れてたけど」
「忘れとったんかい……」
「……でもこの前ってわたし達もいた時だよね?わたし、女の人だと思ってた」
「わたしも!手を上げて挨拶してくれてたよね」
「いや、男の人だったよ!それに眼鏡をかけてて……「なお、落ち着いて下さい。それに私も特に隠し立てするつもりはありませんから」
なおは相変わらず目が良いですね。話すとしても比企谷君は余り目立つのが好きでは無い様ですしどうしましょうか……
「なおが言っていた様にその時の方は男性ですし、この髪留めもその時にいただいたものです」
「やっぱりね!」
「なおちゃんすごい……」
「……てことは、ホンマにれいかが男と手繋いでたってこなん?」
「ええ、間違いありません」
言ったことに間違いはありませんし明日、比企谷くんを交えて改めてお話しましょうか
『…………きゃー!!』
「だれだれ?!それってれいかの彼氏なん?!」
「もしかしてわたし達も知ってる人かな?!」
「れいかに彼氏が出来たって聞くとなんか遠くに行っちゃうように感じるよ……」
「ほら、皆さん落ち着いてください。それに余りはしゃぐとお水を倒してしまいますよ」
少し予想は出来ていましたが思ってた以上に驚かせてしまったようですね。そんなに驚く事でしょうか?
「説明致しますと、彼は私の大切なお友達で彼氏という訳ではありません。ですが皆さんもご存知の方ですよ?」
『……え?誰?』
あら?なおは直ぐにわかると思ったのですが……それなら明日打ち明けた方が比企谷君も居ますし説明がしやすそうですね。
「その方は……」
『……その方は?』
「内緒です♪」
『……な?!』
「ちょっ!れいか!ヒント!ヒントだけでもちょうだい!」
「アカン……気になって作業が手につかん」
「んー、会長さんかなー?」
「転校したばっかのわたしも知ってるってことはクラスの人かな?」
少しいじわるしすぎてしまいましたかね?
「皆さん、その方は明日の読み聞かせ会で会長の代役をお願いしていますのでこのお話の続きは明日に致しましょう」
「ホンマか?!」
「見極めてやらなきゃね」
「だれだろ」
「明日がもっと楽しみになっちゃった!」
ふふっ、これは今日、比企谷君にお詫びのお電話を入れておかないといけませんね。
「でーきたぁ!!」 『おおぉ!!』
「完璧やなぁ」「わぁとっても可愛い」「…………!」
皆さんに作っていただいたものが全て完成しました。背景も綺麗に出来ていますし、割り箸に着けて作った登場人物達も上手く描けています。一時はどうなるかと思っていた読み聞かせ会も無事に行えそうです。
「皆さん……本当にありがとうございます!」
「ホンマ律儀やな」
「青木さん!読み聞かせ会楽しみだね」ギュ
星空さんは私の手を握って笑いかけてくれました
「みんな喜んでくれるといいね!」
「……はい!」
今回、お手伝いを最初にしようと申し出てくれたのは星空さんです。明日の読み聞かせ会では星空さん達の頑張りに答えられるよう、小町さんや小学校の生徒の皆さんにめいいっぱい喜んでいただけるようにおもてなししないとですね。
その夜
『比企谷です』
「あ、比企谷君ですか?」
『ん?青木か、どうかしたか?』
「実は明日の件で一つ謝らなくてはいけない事が有りまして……」
『……なんかあったのか?』
「なおにこの前出掛けた時の事を言及されてしまって、明日本人が来るからその場で説明すると……」
『……あー、まぁ、そのうちそうなるとは思ってたし大丈夫だろう……青木のいない所で問い詰められる方が怖いし』
「そうですか、比企谷君がそう言ってくださるのならいいのですが……あ、読み聞かせ会の準備は無事終わりましたので明日はよろしくお願いしますね」
『ああ、出来る限りやるつもりだ』
「ありがとうございます、それではおやすみなさい」
『……おう、おやすみ』
「ふぅ、明日が楽しみです……」
これからも偶にれかちゃんside挟むかも!
女子だけの時とか八幡視点だと無理っすもんね