でも書いてて楽しいから許して?
アカオーニ……待っててくれよな……
「これから自由行動です。集合時間に遅れないように、みんないいわね?」
『はい!』
佐々木先生の挨拶も終わりやっと自由行動だ。……それにしても星空とキャンディは大丈夫なのかねぇ……
ここに来るまでの間だけでも、キャンディは荷物の積み込みの時に入っていた鞄ごと落とされてたし、星空は星空で何故か椅子がびしょ濡れになってて一人だけ補助席に座らされてたしな……
「ここ!テレビでよく見るとこや!」
「すっごーい!大っきいね!」
「テレビの人達もここに来てたんだよね!」
心配してる俺の気も知らずに元気な三人娘は駆け足で橋へと近づいていく。
それを追うように歩きながら俺達は星空達の後に続く。
「この橋は嵐山のシンボル
「もはや歩くガイドブックだねぇ……」
緑川の言葉にも頷ける。もうアオペディアって呼べちゃうレベルじゃないかしら?………うん、アオペディアは微妙だわ……やめよう。
「ねぇねぇ!みんなで写真撮ろうよ!」
橋の
「俺まだ頷いてないんだが……」
「まぁ、みゆきさんですし……ですが、八幡君は私とも写真を撮りたくないんですか?」
れいかは不安そうな顔で俺の服を握る。
「いやいやいや!?そんなことはないぞ!?寧ろ撮りたいまである」
「そうですか?では、一緒に撮りましょう♪」
いい笑顔……これは
と、いう訳で元気三人娘が前列に黄瀬、日野、星空。後列に俺、れいか、緑川の順番で並び写真を撮ってもらう。キャンディは星空の肩に乗るような形だ。
「それじゃあ撮るよ」カシャ
『ありがとうございました!』
おばあさんにお礼を言ってカメラを受け取る。
「どれどれ」
星空がカメラを操作し、先程撮ってもらった写真をカメラの画面に表示するが……
『……あ』
星空の体が丁度体の真ん中辺りから見切れていた。
「みゆきさんの顔が……」
「欠けてる……」
「これキャンディにいたっては写ってすらいねぇぞ……」
「クルっ?!」
「……しゃーない、もーいっかい撮ろか」
「うん、すいませーん!」
日野の言葉に頷くと星空はまた通りかかりのおじいさんに頼みに向かって行った。
めげないねぇ……まぁ、流石に何度かやればいい写真が撮れるだろ……いざとなれば俺が撮ればいいし。
『ありがとうございました!』
今度はおじいさんにお礼を言いカメラを受け取り、早速確認する。
「どれどれ」
『……あ』
今度は全員フレーム内に収まってはいるのだが、写真はブレブレであった。……うん、あのおじいさん、なんかプルプルしてたしな。
「……ブレてる」
「……また失敗?」
「どうしよう?」
「もちろん!挑戦あるのみ!」
カシャ! 逆光
カシャ! 明るすぎ
カシャ! 焦点が後ろを飛んでる鳥に合ってるし……
カシャ! もう足元しか写ってねぇ……
カシャ! 星空とキャンディに飛んできた新聞が……
カシャ! 惜しい!けど全員目を瞑ってる……
『ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ……』
「なぜ……なぜ上手く撮れないのぉぉぉおおお!!!……あ……電池きれた」
「はぁ……しょうがねぇ。ほら、俺が撮ってやるからお前ら全員並べ」
このままやってたら自由行動の時間がマジでなくなっちまう。……それに俺が撮れば、ほぼ失敗する要因をはぶいて撮れるしな。
「……いいの?比企谷くん」
「良くなかったら言わん、時間がなくなっちまうぞ」
「皆さん、ここは八幡君のご厚意に甘えましょう。さぁ」
れいかは俺の気持ちを汲んでくれたのか他の奴らを
「いくぞー」 カシャ!
確認すると写真は特に失敗もせずに綺麗に撮れていた。 ……まぁ、自分で綺麗にって言うのもなんか違う気もするが……
「わぁー!ちゃ……ちゃんと撮れてるぅぅ!!」
「ほんまや!これが普通の筈やのになんか凄い感動するわ!」
「……うん、なんだか凄く長かった気がする」
「比企谷、ありがとね!良かったねみゆきちゃん」
「うん!ありがとう比企谷くん!お陰で思い出がちゃんと残せたよ!」
……まぁ、感謝されるのも悪くはないな///
「ふふっ、皆さん良かったですね。……では八幡君、次は私と撮りましょうね♪」
「……え?あ、ちょっ?!」
あっ、という間に腕を組まれて先程並んでいた所まで連れられる。
「やよいさん、先程渡したカメラで撮ってもらえますか?」
「う、うん!任せて!」
れいかは黄瀬へといつの間にかカメラを渡していたらしい。黄瀬に指示を出したれいかは俺の腕を引き、顔が着きそうな程近づけてくる///
「ふふっ♪八幡君、こうしていると初めて一緒にお買い物をした時に撮ったプリクラを思い出しますね」
その言葉で思い出したのは、まだ俺が今の気持ちに気付く前、この気持ちを押し込めていた頃の思い出。
「なっ///まさか……」
「ええ、あの時と同じようなポーズにしましょうか。さぁ、頬をくっ付けて下さい」
「でも///……えぇ///」
くっ付けてって言ったって……もうくっ付いてるんだが?!これ以上近づけと!?
「もう///照れ屋ですね。……んっ。ふふっ、次は手を前に出してください。そして私の手と鏡合わせのようにして下さい。ハートが出来る筈です」
「お、おう///」
れいかはもどかしげに、お互いの頬が少し潰れる程に強く押し付けてきた。後はもう言われるがままに、れいかの手とハートマークを作る。
「やよいさん、お願いします」
「……え?!うん///……撮るよ!」 カシャ!
こうして撮った一枚には顔を真っ赤にした俺と、満面の笑みを浮かべたれいかが、頬をくっ付けてお互いの手でハートマークを作るという。バカップル顔負けの……いや、バカップルそのものな姿が写っていた………
「……どう……かな?」
「まぁ!素晴らしいですね!やよいさん、ありがとうございます!」
「うひゃー……れいかも比企谷も大胆やなぁ///」
「これ……後でアタシにも頂戴!」
「ええ、良いですよ」
「あ///れいか……」
まだ、心臓がバクバクと鳴り止まないが、俺も写真が欲しかったかられいかに声をかける。
れいかには、小さかった筈の俺の声も届いていたようで直ぐに駆け寄って来てくれる。どころか、肩に手を置いて後ろから頬を寄せてくる。
「はい!大丈夫ですよ。八幡君にも後であげますね。……でぇも、時間はまだまだあるのですからもっと沢山一緒に撮りましょうね♪」 チュッ
「なっ……//////」
れいかの去り際に頬に押し付けられた、少しだけ……湿ったやわらかい感触。これってやっぱり………//////
「れいかー!そろそろお土産買いに行こーよ!ほら、比企谷とみゆきちゃん達も!」
「なぁれいか?さっきより顔赤ないか?……ははぁん、もしかして比企谷に何かカッコええ事でも言われたんやろう」
「もう、あかねさん。揶揄うなんて……後でひどいですよ?」
「…………ひぇ。ごめん」
口付けされた頬を何とはなしに抑えながら、れいか達の元へ向かう。段々と近くなっていくれいか達の姿。その中でも特に、れいかの唇へと……視線が吸い込まれてしまうのはしょうがない事ではないだろうか………
「見てキャンディ!ほら!ほらっ!わたしもキャンディもちゃんと写ってるよ!」
「キャンディ可愛いクル!」
………お前ら、まだ見てたのかよ……
なんか一気に落ち着いてきたわ……
いっぱい写真は撮っていく予定
もうなおちゃんは、れかちゃんと八幡のカプが推しになってます……
最近は二人がイチャイチャしてるのをおかずにご飯を食べられるレベルになりつつあります……