本当はこんなに長くなる予定じゃ無かったんですけどね
しょうがないですよね書いてるうちに書きたい事がどんどん増えちゃっただけですし……
関係ないですけど遂に明日サブレ発売ですねぇ、楽しみですわ
キャンディの案内で小道などを抜けて行くと、遂に少し開けた道に出る。そこではうちのクラスの男子グループが
「おやめなさい!」
れいかの一喝でこちらに気付いたのか、赤鬼は笑うのを止め、こちらを振り向く。
うおぉ……こいつがアカオーニか……聞いてた通り随分と厳つい顔してんなぁ……
「プリキュア?なんでここにいるオニ」
「それはこっちのセリフや!」
「オレ様は京都でこそ輝く男オニ!お前ら運が悪かったオニ」
「運……」
「キャ、キャンディもみゆきも運は悪くないクル!」
図星を突かれて焦ったのか、キャンディが過剰に反応してしまいアカオーニに反論する。
その時、キャンディから何かが、アカオーニの足元へと風に乗り飛んで行ってしまった。
「ん?なんだオニ?」
足元まで飛んできた何かを拾い上げたアカオーニはそれに目を通す。
「……大凶?……ん?」
おみくじかよ……
「……あれってみゆきのクル?」
「ちょっ!?違うよキャンディ!わたしはちゃんと持ってるもん!ほら大凶って!……あ」
そんな大声で言うもんでも無いけどな……ほら、アカオーニとか大凶のおみくじとお前らに視線が行ったり来たりしてるもん。
「……ぷっ!ぶっはっはっはっはっはっ!大凶オニ!プリキュアと妖精が大凶オニ!」
星空とキャンディが二人とも大凶だって事が理解出来たのか、急に腹を抱えて地面に寝転がるようにして笑いだした。
「そんなに笑わなくても……」
「……ウケすぎだろ……そんな笑えるか?」
「つまり!オレ様のチャンスオニ!」
さっきまで寝転び、大爆笑していたアカオーニが急に飛び起きてくる。……ウルフルンもそうだがみんな身体能力高っけぇなぁ……
「いでよ!アカンベェ!」
『アーカンベェ!』
アカオーニがアカンベェにしたのはキャンディの大凶おみくじだったようだ。体に大きく大凶と書かれたアカンベェが現れる。
「あわわわわわ………」
「大凶がアカンベェにっ?!」
「なんかやだ……」
「それに元はキャンディの大凶ってのも怖いわな……」
「んなこと言ってる場合か!」
「行くよみんな!」
緑川の声に頷くとれいか達は前に出る。スマイルパクトを手にすると光に包まれてゆく。
光が収まってくると五人の姿が現れる。
「キラキラ輝く、未来の光!キュアハッピー!」
「太陽サンサン、熱血パワー!キュアサニー!」
「ぴかぴかぴかりん♪じゃんけんぽん!キュアピース!」
「勇気凛々、直球勝負!キュアマーチ!」
「しんしんと降り積もる、清き心!キュアビューティ!」
『五つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!』
「みんな!今回も青い鼻のアカンベェだ!プリキュアの技は効かないぞ!」
一応の為声を張って呼びかけておく。前のように効きもしない技を使って消耗するなんて馬鹿らしいからな……
「あ、忘れてたわ!ナイスや比企谷!」
おま……マジかよサニー……。言っといてよかったわ……
「お前!何者オニ!なんで青っ鼻の事を知ってるオニ!」
アカオーニは俺の事を知らねーみたいだな……敵さん方は情報共有をしてねーのか?
「俺はただの一般人だよ!その青っ鼻の事は前にウルフルンが
「くっそー!ウルフルンめ!余計な事しかしない奴オニ!アカンベェ!あいつを叩き潰すオニ!」
ちょっ!?俺を指さしてるだろ!っクッソ!
『アーカンベェ!!』
アカンベェはアカオーニの指示に従い、逃げる俺に向けておみくじの棒を槍投げの様に投げてくる。
「八幡君!」
走りながら後ろを振り向くとビューティがおみくじ棒を弾き飛ばしたところだった。
「助かった!」
「八幡君は今のうちに!」
れいかのお陰で何とか脇の小道へと逃げ込む。息を整え、小道から少し顔を出すとアカオーニは俺を見失ったのか、既にアカンベェへプリキュアに攻撃する様に指示を出していた。
「……危なかったわ……今までも攻撃された事はあったがこんな直ぐに俺を狙ってくる奴なんていなかったぞ……」
これからは声を掛ける時は隠れながらにした方が良いのかもしれないな……攻撃されると痛いのもあるが、俺を守れなかった事への
「ぴゃー!?」
「ハッピー?!」
なんだ?ハッピーの悲鳴がさっきから響いて来るぞ?
「どうじでぇ!?」 「ハッピー?!」
「はぶぅう!?」 「ハッピー!」
「へぶっ!…………」
……なんかアカンベェの攻撃を避けたり弾いたりしたのが全部ハッピーに当たってるな……最後とか普通にコケたし……
「うはっはっはっ!なんてついてない奴オニ!」
マジでついてねぇな……アカオーニも手叩いて笑ってるし……
「……負けない。大凶なんかに……」
「ハッピー!」 「ハッピー」
ピースとビューティが、未だ立ち上がれないハッピーの前に出て、庇うように立ち塞がる。
「私たちは大吉です!」
「わ、わたしも大吉だから、ハッピーを守ってみせるよ!」
「ビューティ……ピースも」
『アーカンベェ!』
アカンベェはビューティ達に向けて、おみくじ棒を連続で射出して攻撃する。
「ふっ!たっ!はっ!」
「えい!やー!……とぉっ!!」
ビューティもピースも射出されたおみくじ棒を全て弾き返した。……アカオーニへ向かって。
「なっ?!アカンベェ!止めるオニ!こっちに来てるオニ!」
『アカン?!』
「今です!」
「うん!サニー!マーチ!」
『いち、にの、さん!』
ビューティの合図で動きの止まったアカンベェに向けてハッピー、サニー、マーチが飛び込んでいく。そして、タイミングを合わせて強烈なキックを叩き込んだ。
アカンベェは蹴り飛ばされた勢いのままに、アカオーニの方へ向かって吹き飛んでいく。
「馬鹿っ!こっちに来るんじゃないオニ!」
『ンベェ?!』 「ぬぉぉぉ?!」
「軽々しく大凶を扱う者が大凶にならない道理はありません!キャンディ!」
「みんなで!キャンディの大凶を浄化してクルゥ!」
その声と共にキャンディのキャンディの額からキュアデコルが飛び出し、ビューティ達の所へ飛んでいく。
ビューティー達は飛んできたキュアデコルをスマイルパクトへセットする。スマイルパクトから溢れ出した光が五人を包むと、五人の髪に着けていた髪飾りが黄金のティアラへ、羽の形のイヤリングがリボンを象った黄金のイヤリングへと形を変える。
『プリキュア・レインボーヒーリング!!』
五人を中心に白い光が溢れ出しアカンベェを飲み込んでいく。光に飲み込まれたアカンベェはその青い鼻を端から剥がされていくように浄化されていった。
『アーカンベェェ……』
「くぅ!これもウルフルンの
浄化されるアカンベェを見て、撤退するアカオーニ。……最後足捻ってたがマジで星空の大凶が
「やよいちゃん、れいかちゃん!さっきはありがとう。わたし、こんな時にも大凶がって……凄い悔しかった」
「えへへ、当たり前だよ。みゆきちゃんは大切なお友達だもん」
「ええ、そうですね。仲間、お友達に何かあったら助けるのは当然です」
「二人とも〜っ!」
「わっ?!」
「あらあら」
感極まったのか二人に勢い良く星空が抱き着く。
「にしてもアカオーニのやつ、最後は大凶になってたんとちがう?」
「それ、みゆきちゃんの大凶がアカオーニに移ったみたいだったよね」
「大凶、大吉といっても神様が示してくれた運勢である事には変わりありません。それをあの様に嘲笑い利用したのですからバチが当たったのでしょう」
「え?じゃあ今なら舞妓さんにも会えるかな?!」
そう簡単には行かねぇだろ……
「おーい!舞妓さーん!あ!手振ってる。舞妓さん居た!」
ウッソだろお前……マジで居るよ……
「それじゃあ撮るよ?」
「お願いします!じゃあみんな、せーの!」
『ハッピー!』
本当に星空は大凶から脱却したらしく、通り掛かりの人にお願いした写真も綺麗に撮れていた。
「ありがとうございました!」
余程嬉しかったのか未だに舞妓さんへ手を振る星空と黄瀬。
「みゆきさんも大凶の運勢から逃れられたようで良かったです」
「本当にな、あのままだとこっちもいつか怪我でもするんじゃねーかって、ヒヤヒヤさせられてたからな……」
「ふふっ、明日の大阪でも沢山思い出を残しましょうね?」
「……ああ、楽しみだ」
肩にれいかが頭を寄せて来るのを感じながら夕陽に染まっていく街並みを見上げた。
「……なぁなお?そろそろホテル戻らな行けない時間なんやけど?もう声掛けて来てええ?」
「あとちょっと……あとちょっとだけ見させて」
「…………ほどほどにしとき?……ホンマに」
修学旅行編(京都)完・結!(10)って結構キリよく終わりましたね
アカオーニ戦でのわちゃわちゃは結構削りましたわ
好きに削ったり付け足したり改変出来るのが二次創作のいい所ですよね。
次週から修学旅行編(大阪)をお楽しみ下さい!
修学旅行の呪縛からはまだ逃れられないのですよ……