俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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予想以上に長くなっちゃいましたけど一応ガーデニング兼外堀を埋める回って事で……


もうすぐ更新を初めてから一年になります。こうしてここまで来れたのも偏に皆様のお陰です。拙いながらも本作は続いていきますのでこれからもよろしくお願い致します。


(5)

 母ちゃんにれいかを昼食に誘うように言われたがどうすっかねぇ……

 

 自室の前まで来て普段通りに開けようとしたがドアノブに手を掛けた時にハッと気付く。そういえばれいかが中にいるんだよな。

 

 幾ら自分の部屋だからと言ってもれいかは異性だ。気を取り直して軽くノックをしてから扉を開ける。

 

「…………」

 

 部屋に入るとれいかは部屋の椅子に座り机に向かって何かを読んでいた。余程集中しているのかノックをしたにもかかわらずまだ俺の存在に気付いていないようだ。

 

「……れいか?」

 

「ひゃっ?!」

 

「うおっ?!」

 

 普通に近付いて声を掛けただけなのだがれいかの予想以上の驚き具合に俺も驚いてしまった。

 

「……あ、八幡君、すいません。勝手に読んでしまっていました」

 

「いや、別に構わないぞ。れいかならこの部屋の物は好きに触ってもらって大丈夫だ」

 

 パソコンの中をくまなく探って()()のフォルダを見つけるなんて事は流石にしないだろうしな……しないよね?

 

「そうですか?ふふっ、ありがとうございます」

 

 れいかの笑顔に一瞬見とれるが慌てて意識を引き戻し気になった事を尋ねる。

 

「ところでれいかは何の本を見てたんだ?」

 

 部屋に入った時、れいかは本に夢中でこっちに気付いてなかったからな……れいかがそんなに気に入る本が俺の蔵書あったのなら気にならない訳が無い。

 

「へっ?!それは……その///これ……です///」

 

「ん?……あっ……」

 

 れいかが照れながらも見せてきた表紙に唖然とする。その本はライトノベルでありながらもシリーズを通してかなりのページ量を誇り一番厚い巻に至っては、かの国語辞典にも勝る厚さをしている小説であり、キャラクターも巨乳を超えた爆乳といえるようなキャラが多く登場する作品……ぶっちゃけ境界線上の()()()だった……アカン……下ネタのオンパレードやん……

 

「最初はただ厚い本だなぁと思って手に取っただけなんですよ!?少しだけ読むつもりだったのですが……つい読み耽ってしまって……///」

 

 どんどん顔が赤くなっていくれいかを慌ててフォローする

 

「いや、良いと思うぞ?うん、俺もその本は好きどしな」

 

 どしなってなんだよ……

 

「そ、そうでしょうか///それなら良かった?です」

 

「お、おう。気に入ったのなら貸すぞ?自分の好きな物を好きな人に気に入ってもらえるのは嬉しいからな」

 

「まぁ///んふふ♪ありがとうございます。それなら遠慮なくお借り致しますね」

 

 軽くテンパって居たので自分が何を言ったか覚えてないがれいかが嬉しそうだからいい事言って上手く収めたのだろう。我ながらナイス俺。

 

「あの、ところで一つだけお聞きしたいのですが……」

 

「うん?」

 

「……八幡君はこの方達の様にもっと大きい胸の方が良いのでしょうか?」

 

「……………」

 

 んんんんん?!

 

「いえ///あの!この本の方達はかなり大きな胸をしていますし、八幡君も大きな胸の方が好きなのかと……///」

 

「…………いや!いやいやいやいや?!そんなことないぞ!?」

 

 いきなりとんでもない危険球を投げてきたぞ?!おい!

 

「俺が好きな胸はれいかの胸だ!……いや違ぇ?!違く無いけど違う……あああ//////」

 

 なんかとんでもねぇこと口走ったぞ俺も?!違ぇけど違くねぇし……なんて言やぁいんだよ……

 

「ふふっ♪すみません、慌てさせてしまいましたね。大丈夫です。分かっていますよ」

 

「……揶揄ったのか?///」

 

「いえ、好みが知りたかったのは本当です。ですが八幡君の言いたいことは伝わりましたよ?私が八幡君の全てを愛しているように八幡君の好みは私。つまりはどんな胸が好きかと聞かれたなら私の胸……ということですよね?」

 

「……そう、だな///」

 

 含みの部分まで全部伝わってんだが……これは喜べば良いのか?

 

「ふふっ、とっても嬉しいです♪さぁこちらへ」

 

 両手を広げるれいかに誘われるように腕の中に収まる。そのままれいかは俺を優しく抱きしめた。

 

 抱きしめられると顔が強くれいかの胸に押し当てられ甘い香りに包まれる。この香りを嗅いでいるととても安心する様で段々と瞼が重くなっていく……

 

「……ゆっくりと腰を下ろしましょう」

 

 れいかに言われるがままに腰を下ろすと体から余計な力が抜けて頭も働かなくなってきた……

 

「……あら?お休みですか?良いですよ。ゆっくり、休んでください」

 

 その言葉と共に頭を優しく撫でられる。俺は優しく甘い香りに包まれながらゆっくりと微睡みに沈んで行った……

 

 

 

 

 

side:れいか

 

「……眠ってしまったようですね」

 

 抱きしめていた八幡君を解放し起こさないように丁寧に膝枕の体勢に変えます。

 

 もしかしたら、まだ昨日の疲れな抜けていなかったのかもしれませんね。朝も一緒に雑草抜きをしていただきましたし……

 

「はぁ///それにしても本当に八幡君は愛おしくて、愛らしいですね」

 

 先程も少しだけ本の中にいやらしい部分があったので慌ててしまいましたが、少し探りを入れてみたら八幡君からとっても嬉しいお言葉も頂けましたし、あんなに顔を真っ赤にして……危うく押し倒してしまうところでした///

 

「とっても可愛らしい寝顔………チュッ……チュッ」

 

 瞼にキスを落とします。これで私の夢を見てくれれば嬉しいのですが……

 

 

 

「……あら?」

 

 ゆっくりと八幡君の頭を撫でながら寝顔を眺めていると首元にせっかく付けた()が少しだけ薄れてしまっています。

 

「若いから……でしょうか?」

 

 ですが見つけてしまったからにはそのままになんてして置けません。

 

 

 

「……んちゅ///……ん……ちゅぷ……んぱ///」

 

 塗り重ねていくように、ずっと……消えない様に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ケーキ、そういえば食べてませんでした」

 

 どうしましょう?もうすぐお昼ですし……寝顔も堪能出来ましたし、余りご迷惑にならない内に帰った方が良いでしょうか?……でももう少しだけ八幡君とお話もしたかったです……

 

 そんな事を考えているとトットットットッっと階段を登って来る足音が聞こえてきます。小町さんでしょうか?

 

 ガチャ

 

「ご飯出来たぞぉ準備……って寝てるの?」

 

 扉を開けて入ってきたのはお義母様でした。もう時間の様ですし帰らないとですね……

 

「ええ、疲れていたのかもしれません。起こしましょうか?」

 

「ん〜幸せそうな顔で寝てんねぇ」

 

「ええ、とっても可愛らしいです」

 

「あたしもこんなに安心しきってる寝顔なんて見るの、かなり久しぶりかも……やっぱりれいかちゃん良いわぁ………あ、れいかちゃんはウチでお昼食べてってくれるんだよね?」

 

「えっ?!良いのですか?」

 

「あれ?もしかして聞いてない?」

 

「……何をですか?」

 

「……あー、コイツ言う前に寝たな?」

 

 ビシッ!「いっだ?!……?」

 

 私がなんの事か分からずに混乱していると、お義母様は八幡君を睨み、デコピン一発で叩き起こしてしまいました……

 

「寝ぼけてないで、アンタはれいかちゃんに言う事があるでしょ?」

 

「ああ?あぁ!そうだったわ……れいか、良かったらなんだが……今日のお昼、家で食っていかないか?」

 

 チラッとお義母様の方にも視線を送ると笑顔で頷かれました。八幡君も少しだけ不安そうに私の返事を待っているようです。……もちろん私の返事は決まっているんですけどね。

 

「はい!是非に御相伴に預からせていただきます!」

 

 




れかちゃんは初めは照れてても八幡が照れ始めると一気にギアが跳ね上がって責めだします(後出し設定)
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