コンビニ(ロドス支店)開店しました   作:式 叡月

9 / 9
イェラグ編 第一話

ロドスからイェラグへ、シルバーアッシュの
誘いに乗り、向かった。

はたしてイェラグで待ち受けるモノとは


イェラグ編
イェラグに出発 開店準備


「店長、少しいいだろうか」

 

シルバーアッシュが店に訪れた。

 

どうやら話があるらしく、ドクターの執務室で

話し合いをすることに。

 

「相談なのだがイェラグに店を構えないか?

薬の商品が多めだと嬉しいのだが・・・・・。

イェラグは雪国だ、それも山の中にある。

常に提供できる方法があるならそれが一番

なのだが、私の家以外はそうもいかなくてな」

 

ドクターに視線を送る。

 

「確かに我々ロドスなら他の二家も院も反対は

しないだろうけど、何故彼なんだ?

薬ならロドスの方が良いと思うが」

 

「既にロドスとは協定を結んでいる。

他の二家からしたら入り込む余地があっても

差があるから不満が出るだろう。

店長ならロドスで店を構えてるだけだから

抱え込もうとする。

あくまで、イェラグで薬を販売し、尚且つ

スタートが一緒でなければいけない」

 

それで自分か、責任重大じゃねぇかよ。

 

それには準備がいる。

 

「すぐにとは言わない、だが考えてほしい。

ようやくイェラグは変わり始めたのだ」

 

テラの雪国とは、いずれ関係を持ちたいと

他国からも打診されている案件。

チャンスではあるが、リスクもある。

 

「報告を上げてからの返事待ちになるかな」

 

個人で動くわけにはいかないのはこういう時に

辛いもんだ。

 

すぐに各首脳宛に報告を出した。

 

それから数ヵ月してイェラグへの出店と

内情や情報収集の目的で許可された。

 

「メランサよろしく」

 

「はぅ!が、頑張ります!」

 

「カーディは言う必要はないな」

 

「えぇ~!なんでー!!」

 

「元気さえあれば十分だからな」

 

他に期待してる部分もあるけど。

 

「アドナキエルとスチュワード、アンセル達も

よろしくな」

 

「カーディ、店長さんに迷惑はかけない

ようにね」

 

「任せてください、期待には応えてみせます」

 

「カーディちゃんは見てますから、店長さんは

仕事に集中しててください」

 

とりあえずはA4予備隊メンバーと一緒に

イェラグに現地入りをする。

 

先にsharpとオーロラが扉(ゲート)を持って

入ってる。

イェラグで合流する予定だ。

 

「しゅっぱ~つ!」

 

おしんこ~(某五才児風)。

 

 

鉄道に揺られながら四人席と隣の四人席に

三々で別れて座っている。

 

隣がメランサ、カーディ、アンセル。

 

こっちが俺、スチュワード、アドナキエル。

 

え?アンセルは男だからこっちだって?

いや、初対面だと女子にみえるからあっちで

大丈夫だ((キリッ)

 

「車内販売はしてないのか?イェラグだけじゃ

なくて他のお土産物買えるからあれは便利

なんだけどな」

 

車内販売。

文字通り車内でワゴンに飲食物を載せて

販売する方法だ。

忘れた時とかに便利、景色を観ながら

食べるのは最高なんだが、まだないようだ。

 

こんな事なら持ってきたらよかった。

 

「お菓子食べる人~」

 

「はい!」

 

真っ先に手を上げたカーディ。

 

「クッキー(白い恋人)だから食べカスに

注意だぞカーディ。他のみんなもほら、遠慮なく

食べてくれ」

 

皆が口に運ぶ。

 

「サクサクで食べやすいですね」

 

「長年売られている商品だからな。

改良やら手が加えられて常に進化して

いるのさ。イェラグ用に別のやつを作って

もらおうかと思っているんだ」

 

「それなら狼の形はどうでしょう?

もしくは猫とか」

 

「雪国の動物クッキーか・・・・いいかも」

 

色は白色のホワイトチョコクッキーとか。

 

談笑しながら過ごしているといつの間にか

イェラグ近くまでやって来ていた。

車内にアナウンスが流れる。

 

降りる準備をして着いたら即降りる。

 

sharpとオーロラが待っていた。

 

「二人ともお疲れ様!」

 

「待っていたぞ」

 

「建物(店)周辺や中は調べ終わってるから

大丈夫だよ。安心してね」

 

「助かります」

 

では向かいましょう。

 

 

店は地球のコンビニ(平均)位の大きさで

木で建てられていた。しかし、長年の経験と

技術が木で建てられていても安心感を

感じさせる。

 

(資料通りに建ててくれたわけか)

 

シルバーアッシュにはコンビニとドラッグストア

の資料を事前に渡している。それを彼が建て

偶々自分(店主)が買ったようにしてある。

 

「例の物(扉)は自室の中だ(ボソッ)」

 

「了解」

 

シルバーアッシュ家の領内に建てられている

から徒歩以外の移動手段がほしいな

 

自室にある扉(ゲート)を開く。

無事に地球へと繋がっているようだ。

空中にある微量の源石がエネルギーになって

いるようだ。

 

これで地球と繋がった。

 

「カーディちょっときて」

 

「は~い!」

 

カーディを呼ぶ。

 

「ソリとこっちは引いてもらうための狼達

なんだが、世話を頼むな。

移動手段が徒歩だけだと間に合わない時が

あるかもしれないし、最悪はスノーモービルを

使うけどなるべくは使いたくないからさ。

練習と躾はちゃんとしてな」

 

「いいの!?わ~い!

またソリを使うなんて思わなかったよ!?」

 

カーディは雪ソリの巡回隊としての経験が

あるために選ばせてもらった。

他の隊員はカーディの対応をするためでも

あるけど・・・・・・。

イェラグの経験で自分にできる事を知ってほしい

のも理由。

 

「わ~!僕は仲間じゃないよ~。

助けててんちょうさ~ん」

 

ペロペロと狼達に舐められてるカーディを

助けつつ、地球からの道具を運び入れる。

 

商品はまだ置かないイェラグでどんな病気が

あるかも分からないから、調べてから

使用頻度が多そうな物を棚にセットする。

 

「カーディはそのまま、アンセルは着いてきて

くれて、それとsharpとオーロラも。

残りは建物をよろしく」

 

まずは他家の領主に挨拶しなくては。

 

「ペイルロッシュ家当主アークトスだ、それと

部下のグロとヴァレスだ。

わざわざ挨拶に来るとはいい心がけだ。

店を構えにきたんだったか」

 

「はい、こちらはお近づきのしるしに

お酒をお持ちしました。アルコール度数

90のウォッカになります、どうぞ。

それと他の部下の方にもビールを持ってきました

ので配ってあげてください」

 

ウォッカ3本とビール24本入りを三箱

渡した。

 

「うむ」

 

「それでお願いがありまして、領地内の家々を

訪問させていただく事は大丈夫でしょうか?

薬を売るにしても症状が出てからでは遅くなり

手遅れになってしまいます。

許可を頂けるのであれば、ありがたいのですが」

 

「ヴァレス、案内をしてやってくれ」

 

「はい」

 

アークトスが部下のヴァレスに命じて案内

させた。

 

ヴァレスが着いてくることになった。

 

家々を訪問して歩く。

 

すいません、最近病気になった事は

ありますか?いえ、鉱石病ではなく風邪や

身体の具合が悪くなったりなどです。

 

「風邪にはなってないが腕が腫れたことは

あったな」

 

「手足がよく冷えるんだが病気なのか?」

 

イェラグの人々は病気に対して疎い。

最悪なら亡くなってもおかしくないんだがな。

 

ヴァレスは話を聞いている時は険しい表情

をしている。

 

「貴方は今のイェラグをどう思いますか?」

 

質問された。

 

「悪いこともあれば、良いこともあると

言ったところですね。

情報を規制されているから最低限のことしか

しない。それを集中しやすいと取るか

考えさせないと取るかは見方次第でしょう」

 

「そうですか」

 

「逆にヴァレスさんはどうです?」

 

え?

 

いきなり返されたヴァレスは困惑した。

急に話を振られ、答えを求められている。

 

「聞くということは何か答えを探しているん

でしょ?」

 

「そ、それは・・・・・」

 

「いつかは聞かせてくださいね」

 

それ以上踏み込んでくる事はなく。

会話も止めずに接してくる店主に、本当は

真実を交えて話したかったが、話すことなく

ブラウンテイル家に向かった彼と別れた。

 

「良かったんですか?」

 

ん?

 

「彼女話したそうにしてましたよ」

 

アンセルの言葉に

 

「迷ってる間に出した答えなんて意味は

ないのさ。本当にしたい事をしっかりと伝えて

くれないとこっちも助けてやれないよ。

彼女、今は別れ道で止まっているからな」

 

俺はそう言った。

 

心の中でアンセルは

 

(そんなんだからロドスの女性達や他国の

女子に好意をもたれるんですよ)

 

と思った。まあ、言っても自分は相応しくないと

断るんだろうなとわかつまてもいるんです

けどね。

 

sharpとオーロラも頷いている。

 

 

ブラウンテイル家領内

 

「そう、こっちにも来たのね。

出迎える準備をしといてちょうだい」

 

スキウース ユカタンいるかしら?

 

ラタトスは二人を呼ぶ。

 

スキウースは自分の妹であり、ユカタンはその

夫である。

 

「ロドスってドクターのやつがいた所よね」

 

「ああ、そうだね」

 

騒動の時に夫であるユカタンが捕まった時は

ドクターのおかげで助ける事ができた。

だから信頼している。

 

「話を聞いてから判断するわ」

 

通された一行がやってきた。

 

献上品をもらう。

 

「あら、お酒ではないのね」

 

キラッと光る宝石類。

 

「身だしなみに使うも売るも好きにして

ください」

 

家々を訪ねることの許可を出した。

 

結果はペイルロッシュ家と同じ。

 

「ねぇ、貴方は何しに来たの?

店を構えに来ただけじゃないんでしょ」

 

「ん~、確かにそれだけではないですが

問題を起こしにには来てないです。

できれば仲良くしたいですね」

 

「それはあなたの行動次第ね」

 

「なるほど、なら問題はないですね」

 

敵対なんて絶対したくないし。

 

シルバーアッシュ家は行かなくて問題はなし。

院の巫女に会うには長老達が許可しないと

会えそうにないから、信頼を得てからに

しよう。

 

皆で建物に戻って、今日はキムチ鍋だ。

 

 




第一話終了。

雪と薬関連をやっていきたいイェラグのお話。

スキーとソリはカーディのプロフィールで
判明済み。

サウナはロイの話で判明してたはず。

ロドスキャラのスキー服に露天風呂とか
書いてみたい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。