(´▽`*)
ボクは必ず、このレースに勝たなきゃならない。
期待してくれるみんなのため。三冠ウマ娘になるため。そして、ボクがボクであるためにも、絶対に。
——さぁ直線入って、真ん中。トウカイテイオー、トウカイテイオー先頭か。
——トウカイテイオー、トウカイテイオー先頭に立って最後の坂を駆け上がる!
——トウカイテイオーだ!影も踏ませぬ走り!まずは一冠、皐月賞を制しました!
——無傷の五連勝!シンボリルドルフ以来、無敗の三冠ウマ娘へ向けて、夢が広がります!
レースが終わり、ボクは勝利ウマインタビューを受ける。初めて表彰台に立った時はすっごく緊張したけど、少しずつ慣れてきた。いつもしてる会話とまではいかないけれど、平常心で話せてる。これなら大丈夫、ちゃんと伝えられる。
「それでは、トウカイテイオーさん! 最後に、今のこの気持ち。みなさんにお聞かせください!」
「うん! みんな、応援してくれてありがとう! 今日は勝てて、いつも以上に嬉しいよ! だって、あの会長と同じ道を走り出せたんだからね!」
そして、隣に立つトレーナーの手を取る。ちょっとだけ恥ずかしいけれど、ちゃんと言わなきゃ。
「だ、だからさ。トレーナーにも、言っておきたいんだ! ここにボクを立たせてくれて、ここまで連れてきてくれてありがとう! これからも、ずーっとずーっとよろしくね! トレーナー!」
トレーナーがニコッと笑ってくれる。良い笑顔だなー、って。いやいやなんでも良いから何か言ってよっ! ボク一人、恥ずかしい奴みたいじゃんかっ!
そんな、心境を察してくれたのかな? インタビュアーのお姉さんが話を進めてくれる。
「これはこれは、お熱いコメントありがとうございます! 仲良きことは美しきかな、ですね。それでは、これにてインタビューを終えさせていただきます。テイオーさん、それとトレーナーさん。本日は素晴らしいレース、ありがとうございました!」
「ボク、ぜーったい、三冠ウマ娘になるから! ボク達の『無敵のテイオー伝説』をお楽しみにー!」
そうだよ。ボクらの夢は、まだまだ始まったばかりなんだから。
——だから……だからさ……辞めるなんて、そんなのありえないよね?トレーナー。
春はアケボノ、やうやう白く……なんだっけ? とにかく言いたいのは、明け方のランニングがとっても気持ち良いってことだ。
「ふっふっふっ……。ゴール! 先頭はトウカイテイオー! 史上二人目! 無敗の三冠ウマ娘の誕生です! ……なんちゃって」
声が良く響く、こんな風に騒いでも。ボクを見ているのは、ちょっと早起きなニワトリぐらいかな。この道も、少し前までは木の葉に囲まれていたんだけれど。今は、空が良く見えるようになっちゃった。
なんとなく、さみしい感じがするような?……もしかしたら、本番前で緊張してるってことかな?
ん~、良く分かんないや。そろそろ、イイ時間だし切り上げないと——
「お疲れさま、テイオー」
「わひゃーっ! だれ!? って、トレーナーか。もー、いきなり声を掛けないでよ! ビックリしたじゃんかっ!」
「あー、ごめんな。てっきり気付いてるものだとばかり。とりあえず、これ飲んで落ち着きな」
「うん、トレーナーありがと……って、まったくー! ボクだから無事だったけど、スぺちゃんにやったら大変なことになってたよっ! 次からは、ちゃんと気をつけてよね!」
「ああ、本当に悪かった。反省してるよ……それはそうと、随分と気合が入ってるじゃないか。まぁ、明日は待ちに待ったメイクデビューだもんな。無理はないか」
そう、メイクデビューがもう目の前なんだ。だから、今までよりたくさんトレーニングしなきゃ!
ボクは、トレーナーからハチミーを受け取る。ボクが大好物なんだって話たら、それからはトレーナーが作ってくれるようになったんだ。
「うんうんっ! いても立ってもいられないって感じだよ! ……ん~、甘くておいしいー! やっぱり朝は、はちみつドリンクだねっ!」
あれ? ……ってことは、トレーナーと出会ってからもう半年も過ぎたんだ。なんだか、あっという間だったなぁ。
あの頃は『トレーナーなんて誰でもいいや』なんて思ってたっけ……でも違った。やっぱり、カイチョーが言うことに間違いなんてなかった。
「……ところで、トレーナー? なんで、こんなところにいるの?」
「ん? あー……それはあれだ。なぜだか早く起きてしまったからな。何となく、朝の散歩でもしようと思っただけだ」
「へぇ~、そうなんだ。それはそれは……ふふっ、トレーナーも待ちきれないってことだねっ!」
まったく、素直じゃないんだからさー。ボクでも分かる嘘なんて吐いて何になるっていうんだろ?
「それならさ、トレーナー!ボクとの約束もちゃんと覚えてるよね?」
「あ、ああ、もちろんだ。昨日の内に電話で予約しておいたぞ」
「やったー!ご褒美のためにも明日は、必ず一番になるからねっ!」
「そうだな。まぁ、万が一があったところで、その時はその時だからさ。テイオーは、テイオーだ…… あんまり、気負わなくてイイからな」
トレーナーはそう言うと、ボクの頭に手のひらをおく。いいかげん、子ども扱いしないで欲しいんだけど?まぁ?ボクは大人だからさ。ワザワザどけたりしないであげるけどねー。
それとは、なんにもかんけーないけど。きっと、ハチミーを飲んだからなのかな? トレーナーと話したら、『もっと!もっと!』って、今すぐ走りたい気分になってきた。
「どうした、テイオー? なんでそんなニヤケた顔をしてるんだ?」
「あ、あはははっ! ウソツキトレーナーには教えてあげないよーだっ!」
「教えてあげないって——ちょっと待てよ! せめて、飲み終わってからでも——」
ホントに……トレーナーがボクのトレーナーでよかったっ!
——ボクらは、走り出す。明日なんて待ってられないから。どこまでも走って、迎えに行ってあげるんだ!
トレーナー!最後まで読んでくれてありがとっ!
お話書くのってとっても楽しいね!♪
みんなも、もっともっとボクのお話を書いてくれると嬉しいな~。
それじゃ、トレーナー。またあとでねっ!
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はちみはちみはちみーー♪
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アイ・コピー☆
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栄光の日曜日の主役となった
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私が一番なんだから!
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俺とタンデムしないか?
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えい、えい、むん!
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どけ!!!俺はお兄さまだぞ!!!
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どけ!!!俺はモルモットくんだぞ!!!
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どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!
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どけ!!!俺は商店街だぞ!!!
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どけ!!!俺は水族館だぞ!!!
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どけ!!!俺は赤ちゃんだぞ!!!
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どけ!!!俺はたわけだぞ!!!
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どけ!!!俺はお父さんだぞ!!!
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俺の愛馬がァアアアア‼(いない)