「許さない」
母ヲ名乗ル者がゼーレとその周りの者達にした所業にキレた私はそう呟いていた
開放を先延ばしにしていた特殊兵装を起動させて告げる
「殺すッ!!」
そう言って盾にしていた装備の先端を腕を上げた敵の肩に向ける
その瞬間、武装が割れるように開き、そこに露となるのは砲身だった
放電音と共に荷電粒子が溢れて舞う
それとほぼ同時に、私の髪色が右側だけ白に変化していることに気づいた
目の色も左が赤に変わっている
LAFIさんと指揮官が開発したVERTEXと、私の中にあるOGASが同時に励起した証だと自覚する
普段は理論立てて考える内容が感覚のように感じられる事に少しだけ驚くが気にしてはいられない
眼の前の敵を倒した後で考えればいいだけだ
「お前に母を名乗る資格は無い!!」
放たれた閃光は音を置き去りにして着弾し爆発した
弾薬自体が爆発するものだったことに加えて、莫大なエネルギーを纏って放たれたことによる摩擦熱が高すぎたことで爆発の威力が倍増したのだ
エネルギー兵器から改装して実弾化したものの威力はむしろ向上していると渡された時に言われたが、たしかにそのとおりだと思った
一度だけ、M16姉さんが使った際の威力を足元に置く性能向上に内心驚くが、それよりもこのゲスに有効な攻撃であるとわかった事は大きい
「こ、の、人形風情がァァァァッ!!」
「お前よりはマシだよ、ゴミクズ」
敵の声にM16姉さんが心底見下した表情で答え、その目に向けてデュエルアサルトシュラウドの肩のレールガンを叩き込んだ
このレールガンは私が使っているこの武装の技術ベースの片割れとして試験運用された実績のある高火力火器で、ライフルのような携行方式での運用から肩に固定装備とする事で更に威力を高めているそうだ
実際に相手は防ごうとして、その手の甲を貫通されて目も潰れた事で絶叫している
「デカけりゃ勝てるとでも思ってんのかバカが。お前はただ的を大きくしてるだけだ!!」
「これ、私の出番あるかしらね・・・と言う間にできたかしら?」
M1887が敵の生み出し、リヴァイルが倒した多数の怪物の残党に向けてショットランサーを構えて圧倒的な弾幕で封殺した
追加で生み出されてもいるが、それすらも片端からなぎ倒されていく光景を敵は見て忌々しげにこちらを睨みつけてくる
即座にそれすらもすぐにたじろぐ表情に変わるほどの殺気をぶつけ返して黙らせた
「おもしろ機能を見せてあげるわ、換装ってね!!」
M1887がそう言ってバク転する
その間にも機体の構成が目まぐるしく変化し、まったく別の姿になった
「F90Vタイプ、敵を殲滅するわ!!」
そう言って背中から腰だめに構えた武装で更に敵を屠るM1887に驚く
薙ぎ払うように攻撃しながら、その高威力武装を自由に使っているのだから
「さて、決めましょうか隊長?」
「えぇ、このまま屠ります!!」
「それじゃ私も負けらんねぇな!!」
撃破という目的で一致した私達の攻撃も加わり、こちら側の有利に傾いたのは言うまでもなかった
おや、M4の様子が変ですわよ?
誰だレールガンで目ん玉狙撃する鬼畜は!?(ブーメラン)