主人公ズ行動開始
列車抑えに行きましょうねェ!!(なお敵は涙も流す暇なし)
「秘密輸送列車、抑えに行くか」
「前線には?」
「あれだけ戦力揃ってる前線に私達が行っても、目立たないどころか邪魔になるだけだ。難易度的には少し厳しいが秘密輸送列車抑えたほうが貢献度も高いだろう。それに・・・」
先程からずっと聞いている戦況をデータマップに反映させる
「見ろよ、圧倒的じゃないか・・・防衛線突破目前だぞ」
「そうですね・・・」
「これはまた・・・」
<おかげ様で各基地、各個人の戦闘力を算出できるので大助かりです。一部どころか大半がチートですけど>
LAFIの報告に私は運転しながら、極めて冷静に告げた
「うちのチート筆頭が何言ってんだか」
「なら指揮官はソレを作ったキチガイですね」
「そうですね」
<えぇ、そうですね>
私は笑いながら思わずこぼす
「はははは・・・お前ら名誉毀損って知ってるかコラァ!!」
「正当な判断では?」
「ジャンシアーヌ指揮官なんて会う前は顔真っ青でしたし」
<時たま私も引くようなことしますからね>
・・・泣いていいだろうか?
というよりXM16E1の言葉がとても重い・・・モンドラゴンM1908の発言は初耳だ
そしてLAFI、お前は私サイドでは無いのか・・・
「まぁいい・・・そろそろド派手に行動するぞ!!」
そう言うと、展開していた迷彩を解除して列車の最後尾ギリギリに着ける
「では行ってきます」
「戦果を期待してください」
「あぁ、制圧は任せるぞ!!」
二人が飛び乗ったのを確認して再度迷彩を展開、一旦列車から離れつつ並走させる
「LAFI、通信管制を継続しながら列車内の方のクラッキング可能なものを全部無力化しろ!!二人の負担を減らすぞ!!」
<了解です、まずは敵側の通信回線を抑えます。その後は回線側から敵を行動不能にしていいですね?>
「それでいい、敵は何らかの秘密情報を握っている可能性がある。可能な限り殺さずに制圧しろ!!」
<了解しました、まずは・・・接近警報!!ミサイル!!>
「チャフ!!」
話している途中に攻撃を受け車体が揺れる
ギリギリでチャフの展開が間に合い、損傷は軽微だったが
「いぃぃぃぃやぁぁぁぁ!!経費ッ経費がぁぁぁ!!」
<なんで嬉しそうな顔で悲鳴上げてるんですか!!次、ストレリツィ、数30!!>
「RWSでやる、武装はM2HB!!」
<セット、レディ!!>
「ファイア!!」
ストレリツィ・・・パラデウスの雑兵を雑に仕留める
死にかけの人間を元に作られた兵士を、その未来である死体にする
「次は!!」
<今のところなし!!>
「了解だ、車体の損傷は?」
<LERA、一部損傷。戦闘行動に支障なし>
「破損個所を出せ、交換する」
車両を一時的に止めて表示された箇所の損傷したLERAを交換する
「XM16E1、モンドラゴンM1908、中は任せたぞ・・・」
<あの二人なら、やってのけますよ・・・何せうちの最高戦力ですからね>
「そうだな・・・各部隊の状況は?」
<概ね順調ですね。一部の部隊は先手必勝と言わんばかりに潜入部隊を先行させていたようです。アイソマー達の位置情報が出てますね>
「S09P基地だな、総合的な練度も作戦指揮能力も非常に高い。上手く纏めているキャロル指揮官には脱帽だ。前任の方にもぜひお会いしたい、きっと素晴らしい方だろう」
サラっと実はとんでもない事をしでかしている相棒に苦笑いしながら、純粋な感想を告げる
<珍しいですね、皮肉無しに褒めるなんて>
「なんだ、悪いか?」
<いいえ、久しぶりの事なので>
「滅多ではないのは自覚してるがね」
交換作業を終え車内に戻ると、ほぼ同タイムで通信機に電話が来た
「どうした、XM16E1」
「今から映像を送ります・・・見れば分かります」
その声は震えている
それから察するのは確実にショックを受ける、ろくでもない事だ
「なん・・・だと・・・?これは・・・!!」
<生命反応はありません、この子達は・・・全員・・・>
映像には夥しい数の子供の死体が映っていた、その顔はどれも苦痛に歪み、苦しんで死んだことは確実だ
そして、何よりも・・・タリンで生きている子達とそっくりな顔からこの子達も同じくネイトの成り損ない、アイソマー・・・
映像に映るだけでも100は優に超えている
「ふざけるな・・・命を、弄びやがって!!」
それは私にとって最も許せない事、命の尊厳を弄ぶ行為の結果だった
ウィリアムと分野は違うものの、科学者としての私はこの蛮行を見逃せない
命の尊厳を弄ぶ行為だけは、そこにどんな理由があっても許されてはいけないのだから!!
「予定変更だ、列車内の人間にはどんなことをしてもいい、情報を聞き出したら内容次第で殺害も許可する!!」
「了解です!!」
通信が切れる、二人は行動に映ったのだろう
「LAFI、車両を任せて大丈夫か?」
<えぇ、大丈夫ですよマスター。秘密兵器、使ってください>
「あぁ、運転と搭載火器の運用に徹しようと思ったが、我慢ならん」
そう言って運転席上部のハッチを開けて躍り出る
同時に、私用に開発していた秘密兵器を取り出し箱を開けて持ち上げる
「
持ち上げたのは黒塗りの十字架のようなシロモノ、これは多数の武装を内包した私専用の武装コンテナだ
武装の数は計4つ
長い部分を展開した際に銃口が現れるビーム・実弾切り替え機能付き長射程砲、上下にある機関銃、交差する場所に内蔵されるエネルギーシールド展開機構、そして分割した際に発振される大型レーザーソード・・・どれも高出力かつ高威力の武器だ
しかも、反動抑制のために異世界の技術、
というのも、
それ故に、使うのはここぞという時と限定して開発と製造を完了させた・・・のはいいのだがまさかここで使う羽目になるとは・・・
「列車内に突入する。仕事押し付けて悪いが、車も任せるぞ
<お任せください、マスター!!>
さぁ、地獄を見せてやるぞ・・・クソ共!!
主人公、お前当初の予定どうした・・・?
というかここにきてなんでラムダドライバとかいうチートをぶち込んでんだ!!
なお、主人公の追加参戦で列車内の敵は地獄を見る模様