再びLAFIちゃん視点
今回は他の基地へ情報提供を行うよ
「さて、こちらで掴んだ情報も多くなりましたし・・・マスターも寝たので私の自由裁量で動きますか」
全権を委任されたと判断し、私は独自の行動を始めた
「まずはこちらに失礼しましょう」
そう言ってお邪魔したのはS09P基地のナデシコ、大規模指揮システムだと推測している
踏み入れた感想の一言目は・・・
「煩雑としてますね。効率的ではありますが、いささか危うい所もあります」
相手の言葉を無視してデータを渡し、私は告げる
「そのデータは私からのプレゼントです、お役に立てるシロモノであるのは約束しますよ?あ、お返事はLINK.22*1でお願いします。こちらからはLINK.16*2の回線で行いますので」
相手の返答は待たず、次の接続先へ通信をかける
相手は万能者とリバイバー、こちらが片手間に掴んだ爆撃機部隊の機種の情報を文書で送信しておく
爆撃機部隊の大半はどうという事はないだろうと思う
問題は・・・ステルス全翼式大型爆撃機だということ、しかも開発情報がないという事からパラデウス独自の開発機と推測される
「形状が一番近いのはアメリカのB-2スピリットですね、核搭載機はおそらくこれ・・・ん?核がない?あぁ、誰か細工してますね?悪い人だ・・・おそらく相手はグリフィン本部直轄諜報部所長、ダレン・タリオン・・・悪魔ダンタリオンですね。厄介な相手です。敵でないのが救いですか」
さて、ここで状況を整理しよう
1 核搭載爆撃機(実際に搭載している機はない)の大軍接近中
2 市街地の攻略戦は一部問題あれど概ね順調
3 イレギュラー出現、肩と腕に赤ペイントなのでわかりやすい奴と鉈持った大男だけどこれも何とか倒せそう
4 列車は制圧完了、情報は物理的な手段とデータ送信の二種で実行予定
うむ、ほとんど動く必要なくて助かる
出来れば航空戦力・・・こちらもX-02S*3かADFX-02*4が欲しいところだが、無い物ねだりはしても意味がない。
動く必要があっても、情報提供がメインだし各部隊の動きも分かっているのでやりやすい
さて、残りは・・・
「おや、衛星を破壊する気ですね?空の目で見られている事を知りましたか、だがあえて言いましょう・・・舐めるなよ」
パラデウスはこちらの行動に疑念を抱き一つの確信を得たのか偵察衛星の一部をサイバー攻撃し始めた
それを見越して先に仕掛けておいたデコイに喰わせて叩き潰す
「しょせん手入力、思考でやれるこちらとはレスポンスが違う。甘く見ないでもらおう・・・カルト風情が」
秒間4億1365万9634回のコード変更、突破できるならやってみろ
これを突破可能なのは私と同性能か、さらに高性能のスパコンに限られる
そしてその開発にかかる莫大なコストはとてもではないが一国家、一組織で賄いきれるものではない
「捉えたぞ?」
ついでに逆にクラッキングして相手の位置を特定する
即座に新ソ連軍のミサイル発射システムを掌握、コレを使って相手のいる建物を爆撃して黙らせた
「証拠は残さず、システムの暴走と言う形でとどめておきましょう」
あくまでもそうしてやる事で政府側の動きも鈍らせる
と言うのも少々キナ臭い動きを政府軍の一派がしているからだ
今のところ直接的な被害にあうようなものではないが・・・疑いがあれば先に潰しておくのがいいだろう
「さて、マスターもそろそろ目を覚ますでしょう。騒がしくなりそうです」
自分でも心なしか嬉しい声でそう喋ってマスターの方へ意識を傾ける
さて、同報告をすべきだろうか?彼女はどういう顔をするだろうか?楽しみで仕方がない
というわけでこちらも勝手にS09P基地のナデシコさんに繋げて情報提供
ついでに片手間で調べた敵爆撃機部隊の機種情報も伝達するという離れ業も披露する超高度AI、LAFIちゃんである
しかも仲間の情報も調べ上げる周到さも見せつける
更には政府のシステムも掌握して敵をぶちのめすまでやる
・・・お前本当に便利な奴だな(By.作者)