チート指揮官の前線活動   作:アーヴァレスト

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NTK氏作、人形達を守るモノとコラボ第7話

主人公、やっと本来の仕事にもどる?
データを解析して立案者、リヴァイル氏に送信!!


少し先の未来で頑張る話(7)【コラボ】

「データの解析はどれだけ済んでいる?」

<現在、45%まで完了しています。なかなか強固なセキュリティを掛けていたようですね>

「終了次第、リヴァイル·ウィッカーマンに送信しろ。同時に光磁気ディスクに保管しておけ」

<テラバイト級光磁気ディスク、ドライブごと搭載していて助かりましたね>

「必要になるとは思ってなかったし、持ってくるのは悩んだがな···」

<今回は偶然が功を奏しましたね>

 

目が覚めた私は、すぐに状況を確認する前に、LAFIがやっているであろうパラデウスの機密データの解析状況を確認した

LAFIに難物と言わせるのはなかなかだが、声が楽しそうなので程度は知れている

 

「状況は?」

<敵爆撃機部隊は飛行能力を持つ方達が潰しています、こちらには私の判断により敵の予測される機動性能を提供、報告を元にブラッシュアップしておおよその性能値を算出済みです。誤差は15%以内ですね>

「よし、他は?」

<市街地の攻略は順調です、イレギュラーにはやはりイレギュラーですね>

「動いているようだが?」

<一番近くの生命反応の地点に向かっています、アイソマーの救助ですよ>

「OGASという特異機能が埋め込まれているそうだ、可能なら吸収して隔離しておけ」

<分かっていますよ、マスター>

 

乗っているボクサー装輪装甲車が止まった同時に運転席に座り直す

 

「運転に集中する、制御をこちらに」

<移行済みです、私は仕事に集中しますので、RWSの制御もお願いします>

「OK、任せろ」

 

今のところは止まっているだけでいい、XM16E1とモンドラゴンM1908が見つけて連れてくるのを待つだけだ

幸いにも建物入口に停めているので被弾確率も減らせる

 

「というかお前、私より運転上手いじゃないか」

<マスターが荒いだけです>

「ひでぇなおい」

<事実では?あ、2人が帰ってきますのでハッチ開けますね>

「おう、分かった」

 

そう言って2人を見る

 

「大丈夫ですか、指揮官?」

「あぁ、こっから先は無茶せずにやる。アイソマーの子達の状況は?」

「反応は3人です、1人は重度の怪我を負って動けません···」

「私が行こう、2人は担架を頼む」

 

恐らくLAFIの指示か、医療用品が一部置かれていた

野戦手術には必要な分が置かれている

 

「この子か」

「はい、迂闊に動かせば大量出血で···」

「盲管銃創か···この場で応急処置するしかないな」

 

脇腹から血が出ていた

痕から見て貫通していない銃創だ

 

「あ···なた···は···?」

「君を助けに来た、名も無きヒーローさ。今から君の体内に入り込んだ弾丸を取り除く、かなり痛いが我慢してくれ」

 

そう言ってメスで少しだけ銃創を広げ、開創器で固定、見えた弾頭部を取り除き即座に血管を縫合、開創器を外してこちらも縫合して2人に合図する

メスで銃創を広げて最後の縫合まで3分半で終わらせた

 

「脈拍はどうだ?」

「安定してます···指揮官はこのような経験が?」

「資格取得可能な経験は有しているという程度だ、やるのは初めてだよ」

 

ここで私は嘘を言った

資格に関しては前居た世界でも取得している

医師資格がこの世界でも取れるかは知らないが、一発合格出来るくらいの経験はしてきている

 

「さて、残りの反応地点は他のグループが間に合いそうだな」

「ですね···」

<マスター、データ解析完了しました>

「ナイスだLAFI、データを送れ。同内容の物をこちらの保有するテラバイト級光磁気ディスク(Terabyte-class Magneto-Optical Disk)*1で渡す事も忘れずに伝えろ。ドライブごとくれてやれ」

<了解です>

 

そして安全地帯まで戻る

手術した子には増血剤と強心剤を少量投与する

こうする事である程度の意思疎通が可能な様にしている

 

「君達の目的を教えてくれるかな?」

 

優しく、とても優しく私は問い掛ける

本来なら、このような事は後にすべきなのだろうが今は少々時間が足りない

目の前の子はポツポツ、と可能な限りで教えてくれた

 

「そうか···キツイときに済まないね。もう寝ても大丈夫、ゆっくり休もうな?」

 

そう言って私が目を閉ざしてあげると、目の前の子はそのまま眠りについた

緊張していた身体からも力が抜けている事から、安心したのだろう

 

「パラデウス···ウィリアムめッ···!!」

 

怒りが込み上げたのは言うまでもない

自分か作った命に対して、何ら責任を取らず無用となれば捨て去るその精神性に反吐が出る

 

「人間の風上に置けんゴミクズが・・・人間が行えるすべての犯罪をコンプリートしやがって」

 

反吐が出る、と呟きながらハッチを開けて身を乗り出して安全を確認する

しっかりとくすねていたタバコ(セブンスター)の封を破り、火をつける

 

「こんな時でもタバコはうまい・・・」

<感動している所申し訳ありませんが、お仕事ですよ>

「あいよ」

 

じっくりと吸ってから火を消して中に戻ると、XM16E1とモンドラゴンM1908は既に戻ってきていた

 

<作戦目標は完遂されたものと思いますが・・・どうされますか?>

「市街地攻略もこちらの出る幕は終ぞ無しだ、迂闊に行動して他の基地の負担を増やすのは愚か者のやる事、こちらは支援要請があれば即座に動ける位置で待機が無難だろう。アイソマーの子達を保護しているのも大きい」

<ですね・・・では一旦、列車まで後退し必要物資の調達を進言します>

「採用だ、必要物資確保のため一時後退する。全部隊に通達を出せ、不足物資のお届けサービスをやるとな」

 

次の仕事だ・・・という気分にはならないが、やれる事をやろう

まずはアイソマーの子達を安全地点へ移送、その後に物資を積載、配送開始だ

*1
レーザー光と磁場を用いて磁気記録および再生を行う電子記録媒体の1つ。本作ではディスクのデータ密度向上によりテラバイトクラスの容量になっている。サイズはDVDケースと同程度の幅の正方形、厚さはDVDケースの半分程度




ついに列車を抑えて中の物資を配り始める作者がいる
必要物資を言ってくれればお届けしてくれる素敵な配送業者(代金は敵の壊滅)が出現した模様

だれか頼って(利用して)くれてもいいんやで?
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