チート指揮官の前線活動   作:アーヴァレスト

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NTK氏作、人形達を守るモノとコラボ第10話

主人公の鬼畜戦術(難易度:超上級)を見よ!!
戦略が戦術に負けることはない・・・と思っていた時期が作者にもありました。


少し先の未来で頑張る話(10)【コラボ】

「これがヘカトンケイルか・・・ずいぶんと壊しようのあるデカブツだ!!」

<警告を出しますか?>

「安全第一マークをベタベタ張り付けている連中にも与えてやれ、少々目障りだ!!」

<了解です、では盛大に暴れてください>

 

その言葉を聞いた瞬間、ビームランチャーとヴェスバーを同時斉射していた

 

「今のは挨拶だ、今度は本気で撃つ!!」

<ふむ、出力50%で貫通ですか。なかなか弱いバリアですね・・・では次は100%、行ってみましょう>

「ぶち抜く!!」

 

更に2斉射、直後反撃が行われるが、それを機動のみで躱す

 

「反応性もはいいが、やはり本来の専用機に比べて劣るな!!」

<アレの性能がおかしいのです、この機体も圧倒的な性能なのですよ?>

「あの機体はそれだけの技術を使用しているからな、それでも私が持っているのは正式版よりはるかに劣る試作ですらない代物だ」

<正式版はどんな性能だというのですか、一体・・・>

「世界のバランスを単騎戦力でひっくり返せるくらいだよ、とだけ言っておこう」

<・・・うわぁ>

 

LAFIが素で引いた声でそう呟き、純粋に告げた

 

<でもなんで袂を分かったのですか?>

「私が軍人で、彼は民間人だった。これが全てさ・・・ほんの少しの価値観の違いが原因になっただけだよ」

<難しいモノですね・・・>

「袂は分かったが、それでも互いに仲は良かったよ。互いに悩んでいる事があったらその部分のソースを出してアイデアを出し合うことは続いてた」

 

やれスラスターの耐久圧の再計算、機動性向上のための運動アルゴリズムの効率化、パワーウェイトレシオの比率向上・・・以外にもコア技術関連でかなり協働している

 

「GPIA・FS-P0・・・私の専用機の型番はその思い出さ」

 

登録名称、プロトタイプゼロ。

試作の前の概念実証機、正式量産前提の構造へ洗練する前の機体だ

その分、機体の基礎構造という面ではある点で正式版を超える強度を有する

惜しむらくはそれにより基本重量が比較的重く、性能も控えめに抑えられている点だが、それでも正式版ではジェネレーターの問題で使えない火器も使用な可能な大出力ジェネレーターを有している

また、概念実証機と言う出自から、各部にコネクターが存在しているため、コレを利用して追加装備を付けられるだけ取り付けてフルアーマー化しやすい

 

「よし、行ってみるか・・・!!」

 

F91も性能は非常に高い、レスポンスならたぶんこちらのほうが上だろう

だが、軽さと半比例する強力すぎる武装から照準精度に若干不安な面がある

今のところは誤差程度で済ませられるデカブツが相手だからいいものの、これが仮にも同程度の大きさの相手であれば、それは大きなデメリットになる

 

「流石はヴェスバー、紙細工のごとくぶち抜くな!!」

<機動だけで相手の攻撃をよけつつこちらの攻撃は確実にヒットさせる貴女もたいがいですけどね>

 

相棒が呆れ声でそう言うのを聞きながらも敵の砲台は確実に潰していく

 

「これでっ!!」

 

最後にもう一度、ヴェスバーとビームランチャーを同時斉射してあとは安全第一マークを盛っている連中に任せた




ヤベー奴らに混ざるヤベー奴(なお自覚無し)

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