カフェでの語らい
「スプリングフィールドがカフェをやっていると聞いたが、ここで間違いはないか?」
「えぇ、間違いありませんよ、指揮官様」
「お、そうか。では早速頼むか···エスプレッソをくれ」
「かしこまりました」
AR小隊を受けいれた日の夜、私はカリーナから少し前に聞いたスプリングフィールドのカフェに来ていた
カリーナ曰く、スプリングフィールドの入れるコーヒーは美味しいらしい
「お待たせ致しました」
「ありがとう」
早速飲んでみる
「いい腕だ、とても美味しいよ」
「ありがとうございます」
本当に美味かった、久しぶりに飲んだコーヒーがこんなに美味いものだと、インスタントには戻れないくらいに
「新規で部隊が編入されたそうですね?」
「あぁ、隊長に少しばかり不安を感じるが錬度と士気は高い。多少の困難くらいなら乗り越えられるだろうな」
「今後の指導はどうされますか?」
「まずはテストで物理エミュを利用して総合能力を測る、その上で改善すべき所を改善していくのがベストだろうな。精鋭部隊として作られた小隊だ、中途半端では許されんだろう」
スプリングフィールドはRFの中でも頭一つ連度が高く、部隊への貢献度も高いため、平時は教官をしてもらっている
その彼女にも、ARとRFの違いこそあれ、指導に関しては気になるのだろう
自分が教える時、彼女達の役に立つ事を教えてあげられるように
「しかし、優秀ですね。LAFIさん」
「まぁね、私が信頼している数少ない存在だよ」
「ちなみになんですけど、性能ってどれほどなんですか?」
「君達がダミーをフル動員した上で二個旅団規模で来ても、単独の演算能力で壊滅させられる程度には高性能だよ。それでも全性能の45%程度しか発動しないがね」
「チートですね」
スプリングフィールドのその言葉に、私は笑う
「本人は頑なに否定するだろうけどね」
「ハイスペックだけど、問題はあるのですか···?」
「あるよ、アイツは私以上に優しいからな···例え敵が真性のクズでも、トドメを刺すのに躊躇ってしまうくらいに優しい」
「人よりも人らしいですね···」
その言葉に、自嘲気味に返した
「誰に似たんだか···少なくとも私ではないだろうがな」
「それはどうでしょうか?私から見たら、指揮官も優しい方ですよ?」
「そうでもないさ、私は···敵を殺す為なら自らの心さえも騙してみせるゴミ屑だからな」
カップの中のコーヒーを飲み干し、オカワリを要求する
「優しさが故に壊れてしまわないようにしないとな···私が教えられる事はまだまだ豊富にある」
「やっぱり指揮官は優しい方ですね」
「ありがとう」
私はそう言い、オカワリしたコーヒーを味わいながら飲む
「暇な時があればまた来る」
「えぇ、是非お越しください」
そして私は執務室に戻る
午後の書類を片付ける為に
主人公がイケメンな女の子って作品少ないよね?
(その少ないのを書いておいて)