チート指揮官の前線活動   作:アーヴァレスト

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PCS Permanent Change of Stationの略
軍隊での転勤、もしくは転属の事
今回の人形はとあるキャラと深い関係に・・・



転属人形~PCS Doll~

「人形の転属?」

「はい、本社からの指示です」

「きな臭いな」

「本日の昼にヘリで来るそうです」

 

朝早く、カリーナからの呼び出しで執務室に来ていた

普段は銃器整備の部屋に居るため、各種報告と執務以外でこの部屋にはいない

カリーナにもそれは伝えており、雑事ではこちらに来てくれる

呼び出しという事は大体が重要案件だ

 

「名前は?」

「XM16E1・・・ですね」

「XM16E1・・・?M16のプロトタイプじゃないか」

「ご存じなんですか?」

「銃の方はな、愛銃だし」

 

そう言って私はこちらの世界で完全再現した愛銃を机に置く

 

「XM16E1、PDWカスタム・・・名前はパトリオット(Patriot)

「どんな改造しているんですか!?」

「ショートバレル化にストックの排除、二連装ドラムマガジン化とフラッシュハイダーのCQB仕様への変更だな」

 

そう言ってチャンバーのチェックをする

 

「この改造の結果、とてもではないが私でもLAFIの補正がないと撃てない代物だ。パワードスーツでの使用前提だし」

「火力キチですか?」

「ちなみに、M4でも似たようなカスタムは可能だぞ」

「本人がされたらキレそうなので流石にやめてくださいね?」

 

ちなみにパワードスーツの作成はLAFIが専属で行ってくれている

設計から製造まで任せてほしいとの事だったので好きにやらせている

 

「到着まであまり時間がないな」

「へリポートに向かいましょう」

「あぁ・・・」

 

そう言ってへリポートに向かう

着いた時には既に着陸態勢だった

 

「お出迎えありがとうございます。XM16E1、本日より着任いたします」

「うむ、長旅・・・というほどでもないだろうがご苦労、早速だがこちらでの受付等を済ませてくれるか?」

「了解しました、受付後はどちらに?」

「執務室に、横にいるカリーナと来てくれ」

 

カリーナに受付などを任せて私はLAFIに確認する

 

「裏は取れたか?」

<真っ白ですね、何もありません、完全に志願してこちらに来てます>

「志願だと・・・?」

<転属希望でこの基地を指定してきたようです>

「それはまた・・・」

 

そのまま来るまで話しながら待つこと30分、カリーナと一緒に入ってきた

 

「改めまして、本日より配属になります、XM16E1です」

「基地司令、シャマールだ、君と共に来たのは庶務を担当するカリーナ、そして・・・」

<参謀をしています、LAFIです。以後連絡は基本私がいたします>

「了解しました、よろしくお願いします」

 

転属してきた理由は単刀直入に聞くことにしよう

いくつか確認したいし

 

「転属してきた理由を聞いてもいいかな?」

「AR小隊に配属されてから、いも・・・M16がぐーたらしてないか確かめるためです」

 

あ・・・これあかん奴や・・・

なぜかそう思う、M16に対して

まだ配属されてから1か月ほどしかたってないが、スプリングフィールドから特定の人形が物凄い勢いで酒を消費するので困っているとの連絡を受けている

しかもその酒はジャックダニエル一つというから確定だ

 

「ちなみに今、M16はどこにいますか?」

「今日は非番だから自由行動だと思うが・・・LAFI、M4に」

<確認済みです、カフェにいますね。スプリングフィールドにも確認しました、アウトです>

 

あぁ、M16がこれからシメられるな

 

「案内してもらってもいいですか?」

「あぁ、私も行こう」

 

そして道案内をして中に入る

スプリングフィールドが声を出そうとしたときに声を出さないようにジェスチャーして冷水を頼む

渡されたコップの冷水をXM16E1はためらいもなしにM16の顔にぶちまけた

 

「冷たっ!?なんだっ・・・ぁ・・・」

「おはよう、M16。いい夢は見れたか?」

 

妙に迫力のある声に驚く、カリーナに至っては泣きそうだ

 

「お、おはよう・・・XM16E1(姉貴)

「酔いはさめたか?創造主(かみさま)にお祈りは?部屋のスミでガタガタ震えて命ごいをする心の準備はOK?」

「待ってくれ、話し合おう姉貴・・・言葉という便利なコミュニケーションツールがあるじゃ・・・」

「問答無用、今からCQCで体内にたっぷりと入ったであろうアルコールを絞り出してやる」

 

ガチギレですやんこれ、手出ししないほうが得策だな

 

「指揮官!!」

「ジャックダニエルの分金出せよ」

「あ・・・」

「残念だが指揮官は私の側だ、諦めろ」

 

哀れ、M16は強制的にCQC訓練に駆り出されることに・・・

 

「LAFI・・・」

<M4とSOP、AR-15には既に連絡済みですよ?>

「わかってるじゃないか」

 

愉快な事になりそうなので招集しようとしたら既にLAFIがかけていた

ちなみに内容は

 

<酒を飲みすぎたらこんな事になるいい事例が見れますよ、とM16とXM16E1が対面している場面の画像をのせて招集してます>

「よし、私も行こう」

 

このあと、M16がXM16E1に対して一回も攻撃を当てられないどころか見事なまでのカウンターを喰らい、CQCでシメ落とされる場面を何度も目撃するはめになるとは想定していなかった




実銃&人形紹介コーナー

実銃
XM16E1・・・M16A1の実験的な生産・配備モデル
生産開始直前になって、陸軍の要請を受けて完全閉鎖しなかったボルトを強制的に閉鎖させる”ボルトフォワードアシスト”が追加されたものである
最初期のモデルは、三叉状の消炎器を備えていたが、木の枝や蔓に引っかかりやすい上に衝撃に弱く、水も侵入しやすかったことから、M16A1では先端が閉じて4つのスロットが切られた鳥かご型へ変更された

人形
M16よりも古参の第二世代戦術人形。
外見はM16と顔つきは似ている、大きな違いは下記
M16
腰まであるロングヘアーを三つ編みにしてまとめており、正面から見て前髪左側の一部と左側横髪の一部を黄色に染めている。
XM16E1
セミロングでポニーテール、正面から見て前髪右側の一部と右側横髪の一部を水色に染めている

服装
スカルスカーフは首元に巻かず右手に巻いており、イヤーマフ(MSA Sordin Supreme)を装備している。
黒地の黄色のラインが入った前開きパーカーと黄色のベルクロ付きワイシャツもう一枚ワイシャツを着込んでおり、インナーにランニングシャツを着用している
黒ネクタイを着用し同色のスカートに左足は着崩れたニーハイ、右足にはニーパッドを着用している
(M16と服装は同じ)

実力
射撃の能力では古参の実力を発揮するが、CQCでは驚異の実力を発揮する
実銃が整備不良で壊れるのが頻発するといった歴史を持つため、使用できない状態での対応策を身に着けていった結果、会得したとの事
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