チート指揮官の前線活動   作:アーヴァレスト

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いよいよ原作主人公(アニメ・公式漫画ベース)登場
・・・この人、苦労人だわ間違いなく


S09鉄血基地攻略戦(0)~Enemy base attack~

「S09基地の方と会議に行ってくる」

<はい、ではいつもの部屋に良い移動手段を用意したので見に行ってください>

 

基地内での会議後、LAFIにそう言ったらすぐに返答が来た

いい移動手段とは何だろうか・・・?

 

「これがか?」

<えぇ・・・>

 

そこにあったのはカバーに覆われている一台のバイク

そのカバーを外すと、そこにあったのは・・・

 

「GSX-R1000R*1じゃないか!?これはまたいいモノをどうやって・・・」

<資材の中で不要なものを売り払い、浮いた金で購入してます。そこそこに値が張りましたが、それだけの価値はありました・・・エンジン系はほぼ完全新造レベルでレストアされ、ブレーキも最高グレードの部品に換装、その他不具合の起こりそうな個所や消耗パーツも交換済みです>

「素晴らしい・・・」

 

早速エンジンをかけてその音を楽しむ

 

<スーツも私の依頼した店で作ってもらいましたから、確かめてください>

「ちょっと待て、いつ私のスリーサイズを図った?」

<ノーコメントで>

「おま・・・まぁいい、早速着てくるか」

 

相棒が私に黙ってトンデモをやっているようだが、それを気にせずライダースジャケットを着る

 

「おぉ・・・これはいい素材使っているな」

「地味に高かったですよ、LAFIさんに言われて発注しましたが・・・指揮官様のポケットマネーで」

 

カリーナが私にそう言ってくる

ん・・・?今なんか気になる事が・・・

 

「ポケットマネー?」

「えぇ、そうですが聞いてなかったのですか・・・?」

「LAFI・・・お前・・・」

<3日前にちゃんと許可は取りましたよ!?ほとんど聞いてなかったじゃないですか!!>

 

3日前・・・あぁ、書類に忙殺されていて相棒の声ほとんど聞いてなかったな

 

「それなら私のせいだが・・・その状態の時はもう一度確認するなどしてくれ」

<えぇ、今度からそうします。普段ないので珍しい事態だとは思いますが>

「あぁ、確かにな」

 

バイクにまたがり、ヘルメットもかぶる

スーツもあわせて拳銃弾程度なら防げる代物で、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)機能も有する

ちなみにHMDのシステムはLAFIとの更新機能を有しており、ニアリアルタイムで状況確認も可能だ

 

「また、市販化したら爆売れ間違いなしな機能だな」

<この世界ならなおさらですね、以前試作していた甲斐がありましたか>

「まぁ確かにな、有効電波範囲は?」

<750㎞なら1Gbpsで音声通信も可能です、1000㎞を越えたら356Kbpsで文書のみですね>

「基地の電波塔の高さ問題か・・・」

<まぁ、それを見越して有線バルーンを飛ばして拡張できるようにしてます>

 

今回お邪魔するS9地区の基地までは200㎞弱であり、見通し外通信をするまでの遠方ではない

また、この範囲はあくまでもジャミングを度外視した広域通信であり、電波自体も暗号化は簡素なものだ

まぁ、簡素と言ってもLTE-Advancedをベースにして暗号方式はAESを採用しているから堅牢度は高い

 

「ジャミングの対抗手段は後で考えておきますか・・・行ってくる」

<良い成果になることを期待しておきます>

「お前は通信でつながってるだろ」

 

そう言って走り始める

 

「よし、とばすか!!」

 

それと同時にアクセルを全開にして最高速度で走る

50㎞から140㎞まで数秒で達した、流石はスポーツバイクだ、加速がいい

 

「このままでは予定より早く着いてしまうぞ」

<向こうには着く時間を教えておきますから、気兼ねなくお楽しみください>

「OK、存分に楽しませてもらおう!!」

 

そして案の定、予定よりも40分早く着いてしまった

 

「お初にお目にかかる、あなたがS9地区の指揮官か?」

「えぇ、ジャンシアーヌと言うわ。あなたがシャマール指揮官で良いのよね?」

「あぁ、こんな最前線の基地同士で護衛も付けないのは私達くらいだろう」

 

執務室に案内され、中に入る

ジャンシアーヌ指揮官の前に座り、持ってきた書類をすべて出し、交渉開始だ

 

「これは・・・?」

「私の基地、S13の戦力だ」

 

こちらの手の内をすべて明かす、それにジャンシアーヌ指揮官は目の色を変えた

 

「正気?」

「貴女は信頼のおける人物だと判断した、その相手には私の手の内を明かすさ。その上で」

「私もあなたを信頼するわ、ここまで手の内明かされて、無碍には出来ないでしょ?それに、私達では不足する戦力を補うだけの作戦さえ用意してくれてる・・・双方の負担を減らして効率的に敵を倒す手段を提示してくれる相手を敵視なんて出来ないわよ」

「そうか・・・作戦概要を見てくれてたのか」

「本部は馬鹿らしいと思っているようだけど、私は違う。この作戦なら確かな戦果を挙げられるわ」

 

この瞬間、同士が出来た

双方同時に手を伸ばして握手していた

 

「お互い苦労するが、頑張ろう。ジャンシアーヌ」

「えぇ、貴女もね、シャマール」

 

それから、互いの連絡要員、基地間における資材の共用等の条件を細かく決め、会議を終える

 

「では、今度直に逢うのは作戦開始時だな」

「えぇ、遅刻はしないでよ?」

「分かっているさ」

 

連絡要員は明日、S9地区基地から派遣される

私はひとまず自分の基地に帰り、結果を皆に伝え、決行日を通達する

さて、明日来る子はどんな子かな?

*1
スズキが製造しているスーパースポーツタイプのバイク。GSX-Rシリーズにおけるフラグシップモデルとして位置付けられており、二輪車としての基本性能を極限にまで突き詰めたモデルになっている。




次に来る子はRF、日本版未実装
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