チート指揮官の前線活動   作:アーヴァレスト

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主人公、404小隊をゲット


404小隊へ悪戯

「これ、何回目かしら?」

「聞きたい?昨日までで40回目よ」

「なんで一ミリも情報が掴めないばかりかしっぺ返し喰らうのよ」

「あの指揮官が(したた)かなんでしょ」

 

基地から1キロ近く離れた山中に4人の人影があった

彼女たちは非正規人形部隊、404 Not Foundの構成員だ

高い作戦遂行能力を発揮し、どれだけ難しい作戦であっても必ず成功させる彼女達だが、今現在はたった一人の指揮官に良いように遊ばれていた

 

「あの指揮官私たちで遊んでいるわね・・・」

「どうにか出来ないの?」

「お手上げよ、ネットは超高度AIでガッチリ監視されて、侵入してもそのAIが建物を完全に管理しているわ。蟻どころか砂粒一つも入れないわね」

「仮に入れたとしても、地上の施設だけで本体である地下には入れない・・・どうしろっての?」

 

話し合っているのは隊員のHK416と小隊長であるUMP45の二人

その横には寝ているG11、普段の笑顔が消え去っているUMP9がいる

 

「9から笑顔が消えるとかどんな理由よ」

「あら、それは今の私の服に対する嫌味かしら?」

 

UMP45の服は普段の戦闘服から別の物に代わっていた

その理由は・・・

 

「まさか無人機に盗まれるなんてね・・・ご丁寧に替えの服を置いて行って」

「なんでその服がこれなの!?」

 

UMP9がキレる理由、それはその服のプリントにあった

胸部にあたる部分に、小サイズ(笑)と書かれていたのだ

 

「あのクソ指揮官絶対許さない・・・」

<ほう、そのクソ指揮官とは私の事かね?>

 

通信機からの返答に全員が悲鳴を上げたのは言うまでもない

 

<1か月以上前からコソコソ動き回っているようだから、今日は素敵なプレゼントを贈呈してみたが気に入ってもらえたかな?>

「えぇ、私もあなたの頭に鉛弾をプレゼントしたいほどに」

<ほう、それは面白い冗談だ・・・だが、残念だがそれはかなわないな>

「理由を聞いてもいいかしら?」

 

一拍開けて、告げられた言葉は・・・

 

「君達の裏での活躍はこれで終わるからだ」

「つっ!?」

 

通信機越しではなく、生の音声でUMP45の背後からだった

 

「動くなよ、私の攻撃は避けられても、次は仲間の胴体が上下分割されるだけだ」

 

その言葉に反応するように、剣の柄に手を当てた少女がUMP9の背後に現れる

 

「いつの間に・・・」

「私の持っているいくつかの技術を駆使すればこの程度楽にやれる」

 

そういうと、先ほどクソ指揮官と呼ばれていた人物、S13基地指揮官を務めているシャマールは椅子を取り出して優雅に座った

 

「いい加減、君達のストーカー行為にウンザリしてきたんでな。今回は直接出向いてきた。そらUMP45、お前の戦闘服を返してやる」

「変な事はしてないでしょうね?」

「むしろ取り除いてやった私にマリアナ海溝より深く感謝しろ」

 

その言葉に、その404小隊の全員が凍り付く

 

「本社の一部に関係もないのに君達の事を嗅ぎまわっている一派がいることを掴んだからな。補給品か装備かどっちかにGPSでも仕込んでんじゃねぇかと当たりつけてみたら、どっちにも仕込んであったわ」

「この間の補給品の盗難もあなたの仕業だったのね」

「おう、これが見つけたブツな。あぁ、電波は出てねぇから安心しろ」

「あら、親切ね?」

「まず相手を交渉の席に座らせ、そこから利益と損失の話を的確に行う。交渉の基本さ」

 

そういうと、シャマールは指を鳴らす

すぐに、AR小隊が姿を現した

 

「・・・どのみち、逃げるのは困難というわけか」

「逃げてもいいが、うちの超高度AIをナメてくれるなよ?僅かなデータからでも確度の高い推論をできるからな」

「指揮官・・・」

「分かっている、M4。彼女達もある意味で巻き込まれた側だ」

 

M4の言いたいことが分かっているのか、笑顔でそう答えてM4を下がらせ、シャマールは続ける

 

「404小隊全員、うちに来ないか?私なら君達を表の舞台でも華々しく活躍させてやれる」

「私たちを表の舞台で?ずいぶんと・・・」

「おかしな事ではない、君達のこれまでの戦歴。隊員間の連携能力、各個の練度の高さを総合的にかんがみての判断だ」

「クライアントが黙っているかしら?」

「黙らせるさ。あの手この手を駆使してな」

 

その声には絶対の自信があった

その自信の理由を、誰に言われるもなくシャマールは説明する

 

「社長とヘリアントスには社内のスパイの情報を全て流す、その条件として404小隊の私の基地への恒久的受け入れを飲ませる。飲まないのであればスパイ側に社内の機密の幾つかを流すつもりだ」

「ちょっと待って、それは私達の管轄よ!?しかもスパイ狩りはこの前やったばかりで・・・あと機密の幾つかってどうやって入手したのよ!?」

「甘いな、まだまだたくさん出てきてるぞ、それと機密の管理雑すぎるわ。LAFI、データを送れ」

<了解です。UMP45さん、データ送るので確認してください>

 

しばし、無言が続いた

UMP45が口を開いたのはちょうど1分が経過してからだった

 

「これが真実だとして、あなたはどうやってこれを入手したの?」

「私の仕事でなくLAFIのだ。理由を聞きたければ直接聞くといい」

<通信越しですがお答えしましょう。証拠隠滅が杜撰なんですよ、このリストの人物全員。少し通信回線に忍び込んでデータ抜き取ったら簡単に分かるくらいには。あなた達の調査能力も驚きに値しますが、私に比べれば及第点をギリギリ出せる程度です。どうせ調べるなら、毛先1本も漏らさず調べ上げないといけませんよ?>

 

SDキャラで癒しを与えようとしているのではあろうが・・・話す言葉がソレを逆の意味で際立たせていた

 

「どうなってるの・・・このAI。こんなのに敵うわけないじゃない」

<私を破壊したければ、第6世代の次、第7世代相当のスパコンを複数台用意しないといけませんね。まぁ、それを実現するために何回技術的特異点(シンギュラリティ)の突破が必要でしょうか?私が人であれば敵対だけはしないでしょう。自分にとって百害あって一利なしですから>

「そうね・・・いい加減疲れたわ、こんな不毛なの」

<HK416は物分かりの良い方で助かりますね。あとG11、先程から私にクラッキングを仕掛けているようですが、お仕置きされたいのですか?>

「分かったよ、やめるからお仕置きはやめて」

<分かればよろしい。UMP9、貴女もです。今考えている事はしない方が得策ですよ>

 

その瞬間、UMP9がシャマールに襲い掛かろうと立ち上がる

だがすぐにその場に倒れた

 

<だから言ったでしょう、しない方がよいと。通信を入れた以上、私を出し抜けると思わないでください>

「クソッ!!」

<お仕置き第一号はあなたですか?トラウマ植え付けてもいいですよ?>

「やめて頂戴、妹のオイタは謝るから」

<UMP45は優しいですね。今回はあなたに免じて許してあげましょう>

 

そうして選択を残されていたUMP45が口を開く

 

「二つほど質問に答えてくれるかしら?」

「いいぞ」

「貴女はこの先に起こる全ての事に対して、責任を持てる?」

「指揮官として君達に命ずる以上、それは私の責務であり義務だ」

「それが地獄への片道切符であろうと?」

「涙を流せるなら、どんな地獄の果てであろうとも、花はいつか咲くのだと信じている。そしてそのために努力は惜しまないつもりだ」

 

UMP45はその言葉に納得したのか、一度目を閉じてから決意のまなざしでシャマールを見る

 

「では404小隊全員、これからあなたの基地でお世話になるわ。よろしく指揮官」

「あぁ、こちらこそ、よろしく頼む」

 

深夜、基地郊外の森林・・・ここでS13基地に強力な人員が仲間となった




そら誰だってキレるよ・・・
ちなみに書いてる途中でSUGOI DEKAIと書き込もうとしたけど流石にためらい(大嘘)
があったのでこっちになったよ(結果悪化した)

404がちょろい?
きっと1か月以上もいじめられて疲弊してたんだよ・・・



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NTK氏作、人形達を守るモノ
とコラボしますよ!!
大型イベントなので他にも参加者の方々がいます!!
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