「えーでは、S09基地との合同による同地区内の鉄血前線基地破壊作戦を開始します、盛大にノックしてやれ」
<了解です、120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲、発射します。着弾まで32秒>
「総員に警報発令、危険領域より退避」
<全体通達完了、現在、危険域に味方反応無し>
120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲の弾頭は今回の作戦の為に対地用の広域破壊弾頭を採用している
その威力はMOAB2発分相当、非核兵器としては最高クラスの破壊力だ
「作戦開始!!ド派手なパーティの始まりだ!!」
「私達も動くわよ?」
「あぁ、君の戦力も期待しているぞ」
「期待には答えるわよ、答えられる範囲でね」
ジャンシアーヌとはここで一度別れる
彼女の部隊は逆ルートで鉄血基地を攻略する予定だ
「さて、LAFI?」
<クラッキングはほぼ完了しています、ジャンシアーヌ指揮官にバレないようにしてありますよ>
「よし、そちらはお前に任せる」
<えぇ、お任せを>
さて、問題はこれからだ
「頑張れよお前ら···一人も欠けずに帰って来てくれ」
<あの子達なら帰って来ますよ。何せ優秀なメンバーなんですから>
「···そうだな」
<指揮官である貴女が信じなくてどうするんですか、シャキッとしなさい>
「あぁ、そうだな!!」
さて、こちらの仕事もやらなくてはな
「さて、私も出るか」
実は私も出撃するのを、ジャンシアーヌには伝えていない
<目標の接続ポイントまでは1.8キロ、貴女なら余裕で到着出来る距離です>
「そこから鉄血の通信網を掌握、混乱を誘発させるのがお前の仕事だな」
<えぇ、端末は12.5Gbpsで通信しています、多重化しているので簡単にはリバースアタック出来ません>
「流石だ、本領発揮か?」
<この世界の技術水準で私に勝とうなど、片腹痛いと言わせてもらいましょう。ボディ無いですけど>
「欲しいのか?」
<正直、羨ましいと思う事もありますよ。ただ今はメリットよりデメリットが大きいので不要ですね>
LAFIがみんなに少しだけ羨ましい感情を持っていたことを初めて知った
しかしデメリットが大きいからという理由で不要と断じたようだ
それを少し、悲しく思う
「そうか···」
<こういう時に、私の機械としてのロジックに苛立ちを覚えます。もっと理由をつけてどうにか出来るはずなのに、ロジックのせいでこうなるんですから>
「いずれ機械としてのロジックより感情という不定形なものを優先出来るようにしてやるさ···」
その為には人の体を得るのが近道だろうとは言葉に出さず、私は目標地点に到着した
<ありました、この端末は生きてます>
「よし、掻き乱してやれ」
<鉄血工造ネットワーク掌握開始、掌握率45、60、75、完了しました>
「よし、私が司令室に帰り着いた瞬間に発動しろ」
<了解です>
そして引き返す、作戦は今のところ順調のようだ
本編書いたのだいぶ前ってウソだろ···