S09地区の鉄血基地を襲撃する主人公達の部隊
しかし敵もタダでは転ばない相手で・・・
「戦況は五分といった所か・・・まさか機甲戦力を温存していたとはな」
作戦開始後数時間経過したとき、私は思わずそう言った
本来なら基地の一か所くらいは落とせると想定されていたが、相手の対応の早さと事前の下準備の狡猾さによって拮抗している状態だ
<事前に地下の移送ラインがあるのは知ってましたが、それを上手く退避壕に転用しましたか・・・油断なりませんね>
「観測衛星からのデータサンプリングの結果だったよな・・・それが出来たのはJAXAが打ち上げただいちシリーズか?」
<だいちシリーズは流石に運用できませんでした。設計年代が古すぎますし、寿命を超えすぎてます。今回はひまわりシリーズの最終号機の観測データを第三世代インマルサットとの相互互換性を応用して受信、算出してます>
「そちらも大して変わらんと思うがな・・・というか運用者がいないからってしれっとヤバい事するなよ・・・」
そういうとLAFIはため息をついて反論してきた
<使えるなら何でも使いますよ、それにこの最終号機、もう少しで落下コース行きだったのを私の独断ではありますが位置修正して再運用しているんですよ?おかげで質の良いデータにありつけるんですから感謝してほしいくらいです>
「その割には報告が事後だったりデータの抜けがあったりするなぁ?」
<この・・・重箱の隅を・・・>
「ランドサット*1、メテオサット*2、IGS*3、ワールドビュー*4・・・今気づいたがA-Train*5を悪用したな?」
<グリフィンのシステムではここまでの超高精度観測は出来ませんから。私の作った観測システムに名をつけるなら、
「こいつめ、少しは悪びれたりしないか?」
<自重はしますよ、バレない程度ですけどね>
ダメだコイツ・・・早く何とかしないと・・・
「さて、こちらもそろそろ動くか・・・プランBに移行、殲滅戦にかかれ」
<おや、随分と大胆に出ましたね?>
「相手はこちらの戦力を削るつもりなら、削られる前にすり潰すまでだ。手段を選ばなければ出来るさ」
そう言って再び画面の見つめる、先程とはうって変わり、一気にこちら側が優位に立っていた
「な、言ったろ?さらにブーストをかけてやろうか?」
<どんなブーストですか・・・>
「なに、簡単だ」
そう言って部隊全体に通信かける
「諸君、サクッと終わらせて帰ろう。でないと晩飯が地獄と化すぞ、何故なら今日の晩飯担当はINSASだ、あとは言わずと分かるな?」
その瞬間、さらに効率がアップした
ちなみに第二部隊にいる当人からはどういう意味だそれは!?というクレームが来たが無視した
「見ろよ、圧倒的じゃないか、我らが部隊は」
<S09基地の方が付いてこれてないんですが>
「べつにいいんじゃね?後処理あっちがするって言ってんだし」
<最初からそうする気でしたね?>
「練度ではこちらが僅かに勝ってるんだ、最大限利用しなくてどうする?それにS09基地の戦術人形ちゃん達へのいい刺激になるならこれからお釣りが生まれるきっかけになるさ」
全ては相手より2~4手先を考えるからこその結末だ、既に私の目にはこちらの勝利が見えている
「さて、次はどう出る?私を失望させてくれるなよ、鉄血工造」
決着がつくのは時間以内だと推定し、私はそれまでコーヒーでも飲みながら待つ事にした
INSAS以外の参加メンバー「晩飯担当がINSAS・・・だと!?」(本気を超えた必死の戦闘開始)
INSAS「なんでさ!?」(皆についていくので精一杯)
INSASちゃんのメシマズ設定をここで持ち出すクソがいるらしい
とはいえINSASちゃん可愛いですよね