「さて、全員集まったな?」
基地に帰還して数日、遂に作戦を通達する日が来た
会議室にはARと404小隊、そして応急編成した作戦参加部隊を含めた計13名がいる
ちなみに今回の作戦は私がARと404を直接指揮、LAFIがそれを加えて全部隊を統括指揮する
そのためLAFIには作戦の最終目標と統括運用のための大まかな指示をして作戦を立案させた
その中でも確率の高いものを実行する
また、今回の作戦には鉄血側の二人は不参加とし、基地内における秘蔵戦力として温存する
「各自のテーブルに置かれてる資料を見てくれ」
「あの・・・データではないのは何故でしょうか?」
質問してきたのはM4A1だった、前回まではデータで渡していたから疑問に思ったのだろう
「あり得ないとは思うがクラッキングによって盗まれるのを防止するためだ、君達にはLAFIが作ったワクチンプログラムがあるから、盗むとしたら相当の時間がかかるしリスクも高いから敵はその手段を使いたがらないだろう」
データで渡さないのは万が一のためである、基地のデータサーバがクラックされる可能性は限りなく低いとはいえリスクがある
紙データなら、後で燃やすか再生紙としてリサイクルすれば問題ない
ほとんどは基地に直接侵入する前にLAFIが気づいて迎撃するし、よしんば侵入できても帰りに引っかかるため持ち出しすら出来ないからだ
人形達にはLAFI特製のワクチンプログラムで敵からのクラッキングに七昼夜は耐えられる耐久性を持たせているし、それまでの日数があれば奪回可能である
なお、これは最近入手した傘と呼ばれている鉄血側のウイルスプログラムにも耐えられる設計である
「基本はLAFIによる指揮で行う、私はARと404を直接指揮するたためだ」
「特殊編成の部隊の任務は敵基地の包囲のみですか?」
質問してきたのは応急編成部隊の部隊長として初の任務になる64式自だ
ちなみに今回の作戦が大規模作戦に初参加であり、基地に所属してからの初参加でもある
何故なら、この基地に来てまだ2週間ほどしか経ってないからだ
「今回の作戦においてはそうだ、だが君達の方に敵が集中するため細心の注意をはらってほしい」
「了解しました・・・」
今回の作戦は本社側に伝えているとはいえその作戦内容には当然ながら偽っている部分もある
まず、本社に伝えた内容はハンターを撃破するというものであるが、実際には鹵獲である
また、敵基地への強行威力偵察としているが、実際には盗れるものは全盗りして破壊するつもりでいる
やっている事はまるで強盗団顔負けの所業である
「この作戦、相手にはどれだけの効果があるんだ指揮官?」
次に質問してきたのはM16A1、楽しそうな表情している
「これまで、鉄血側には相手を挑発するかのような余裕があった。だがこの作戦においてその余裕が我々の戦力を増強するに足るものであると認識させる事になるだろう」
「いいかえれば?」
「あー、うん。言い方を変えよう」
M16A1が笑いながらいつもの話し方を要求してくる
それに笑って答え、続ける
「やっべー、こっちの資材盗まれて敵に利用された!?もう置いておけないじゃん!!な事態に追い込め!!あとはアッチの出方次第だ!!」
「了解!!」
既にハンターのいる場所は特定している
後はそこを責めるだけである・・・が、ココで一つだけ面白い仕掛けを用意しようと思った
次回、面白い仕掛けとは・・・?