降り立ってしばらくあと、私は今回持ち込んだサブアーム、チアッパ・ライノ6インチモデルに弾を込めながら下を見ていた
よく見ないとわからないが、ワイヤーが通っている
「これはまた、中々イヤらしい仕掛けを豊富に用意しているものだな」
「指揮官?」
「全員気をつけろ。ワイヤートラップがあるぞ、おそらく地雷もあるだろう。見た感じこの状況では流石に赤外線式のものは使えんだろうがな」
「あー、指揮官?そのことなんだが、出来ればあと10秒ほど早く言ってほしかったんだ」
その声に全員が発言者のM16の足元を見た。見事に引っかかっているのを見て全員が呆れる
「良かったなM4、お姉ちゃんが身をもって実証するってよ」
「えぇ、良い
「M4?ルビが違わないか?流石の私でもグレるぞ?」
先程もルビが違ったことに気がついているM16が半ば涙目でM4を見るが、見られた側は能面のごとく笑顔を貼り付けており末恐ろしい
「使うか・・・」
「えぇ、テストしましょう」
M16がため息を付きながら発した言葉に同意する発言をM4が行う
その間にM16が展開を完了し・・・M4が直後に蹴飛ばした事で仕掛けが作動し爆発した
「イッテぇ!?何すんだよM4・・・ヒッ!!」
「あらぁ?どうされましたか姉さん?私の顔を見て悲鳴をあげるなんて・・・少し悲しいです」
「指揮官助けてぇ!?割と本気で!!マジでヤバイからぁ!!」
「M4、蹴飛ばしてもう満足してるだろ?いい加減演技ヤメてくれ、私も怖いから」
ドSの極みな顔を見たM16が悲鳴を上げて私の背後に回る。それを見た全員が自然と顔を背けていた
ちなみに私はそれが演技であると見抜いていたが流石に怖いのでやめるように告げる
「・・・はぁ、分かりました。これで少し気が晴れたのでやめることにします。姉さん、帰ったあとにツケの分払いに行きますよ?あと、LAFIさん、姉さんの分のを」
「借金として計上します、前借り分はもう使い果たしているので」
「しゃっ・・・きん?」
M16が素っ頓狂な声を出した瞬間、今度はUMP45がサブアームとして使っているH&K社のHK45CTを連射した
ちなみにこの拳銃は勤続が3ヶ月を過ぎた事を祝って私が取り寄せた完全新造品でUMP45専用品である(404小隊だけでなく他のメンバーも3ヶ月すぎるとプレゼントで武装を渡している)
なお、選んだ理由は同じ数字(45)を冠する銃であるためというもの。性能が高いのは偶然である
「45!!おま、お前ぇ!?」
「あらごめんなさい?あなたの後ろにある仕掛けが邪魔だったものだからついでに始末しようと思っただけよ?」
「心臓に悪いわ!!」
そう、UMP45はサブアームを駆使してM16の後ろ・・・つまり我々の進行方向にあるトラップを破壊していた
器用とかのレベルではない技にHK416は目を丸くし妹であるUMP9は絶句しUMP40は苦笑いを浮かべる
M4とSOP2はそれを見て次は自分もと思ったようである、誰にでもできることではないのでぜひ頑張って身につけてほしいところである
ちなみにRO635は騒がしい連中を見てただただ呆れている
「さて、諸君・・・我々の作戦を開始しようでは無いか。気を引き締めていくぞ」
そう言いつつ、私は全員を見る。茶番劇は終わったので全員仕事モードだ
「「了解!!」」
そう・・・茶番は終わりだ、ここから先はチートの限りを尽くしてやろう
いい感じにイジられるM16である