しまった。
私としたことが間違えてトレーナー君に渡す用の方を飲んでしまった。
何を隠そう飲んでしまった方には私特性のとある薬が入っている。
それを飲んだトレーナー君の反応をぜひとも観察したかったのだが…
ああ…やばいもう効き始めてきた。
いやまあ、即効性の媚薬を作ったつもりだったからこれはこれで成功なんだが。
「どうした?タキオン。顔が赤いぞ」
そう言ってトレーナー君が私の顔を覗き込んでくる。
「い、いや、な、何でもないんだよ」
頭が回らない。
それに目の前の彼がとてもかっこよく見えてきた。
っと、危ない…理性まで失うと今の私が何をしでかすかわからん
「なあ。ほんとに大丈夫か?具合が悪いなら保健室まで付き添うぞ」
ああ…なんて彼は優しいんだ。
私の力があれば彼をこのまま押し倒して、その先までだって…
っ、やばい!ほんとにやばい!
思考がどんどんおかしくなってる。
このままここにいるとほんとにやばそうだ。
「すまない。トレーナー君呼び出しておいて申し訳ないが少し急用を思い出したので
私は少し席を外すよ」
私は一刻も早くその場を離れる必要があると
その思いですぐさま行動に移そうとした。
「待って。タキオン。タキオンのトレーナーとしてそんな状態の君を行かせるわけにはいかない」
そういうと、そのまま部屋を後にしようとした私の腕をつかんで
彼の方へ引っ張ろうとしてきた。
いくら朦朧としていても、さすがにウマ娘の力で負けるとも思えない
このまま部屋を出ていこうとそう考え、
彼の手が私の腕に触れた時だった。
「っひゃん///」
????!!!!!
一瞬の静寂
お互いに時間が停止した。
どうなっているんだ!やばい
少しだけ彼に触られただけであんなにも敏感になっているなんて
「す、すまん。タキオン、その急に触ってしまって。
おっ、驚いちゃったよな、ハハハ…」
「い、いや。大丈夫だ。ほんとに気にしないでくれ」
気まずい、
それにそろそろ私も我慢が限界だ
もう本当にまずい
そんなことを考え気まずいながらも早く部屋を出ていこう
そう考えた。
ただ先ほどよりも薬が回った私はこともあろうに彼の方によろめき
胸に飛び込むような形で倒れこんでしまった。
「ほんとに大丈夫か?タキオン。
それに顔だってさっきよりも赤くなってる…」
そう言って彼はまた私の顔を覗き込んできた。
さっきと違うのはより密着している点だろう。
もう我慢の限界だ。
私の心音が彼に聞こえていても不思議ではないくらい心臓が脈打っているのがわかる。
っ、だめだだめだだめだ。
私は彼が媚薬を飲んだ反応が見たかったのであって私自身がこんな醜態をさらすのは想定外だ。
けど…
このまま…
もし自分の気持ちに正直になれたら…
そうだ…このまま、思うがままに
「お、おい?タキオンさん?少し力が強いような」
「トレーナー君は何も気にしないでくれ。
ここから先は私の自己満足だから」
「自己満足?何を言って
うわっ!おーいタキオンさーん
重くはないけどこのままだと身動きがとれないよ」
トレーナーをそのまま押し倒した私にもう理性と呼べるものは残っていなかった。
ああ…これでやっと彼のことが手に入る。
私の頭はそんなことでいっぱいだった。
「大好きだよトレーナー」
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「おーい、デジタル?そろそろ起きろー」
「はっ?!あれ?タキオンさんとそのトレーナーさんはどこに?」
「いや、、、その二人はここにはいないけど」
「それじゃあ…今の二人のこれからのシーンはどうなってしまうんですか!!!」
「寝ぼけてるな、顔でも洗ってくれば?」
「そんな~。あの後が一番デジたんは見たかったのに…
なんで起こしちゃうんですか!!!馬鹿~」
「悪かったって。でもそこまで言うほどのデジタルの夢はどんなものだったか気になるな」
「だめです~。もうこの夢の内容は教えてあげませんー
思い出すだけでよだれが…」
「そんなに良かったのか?!おしえてくれよ~」
通常運転なアグネスデジタルだった。