「ダイヤちゃんとキタちゃんのお二人…良い…すごくいい…」
日課であるキタサンブラックとサトノダイヤモンドの見守りの最中に、
ふと隣にいるデジタルがそんなことを呟いていた。
キタサンブラックことキタちゃんと、サトノダイヤモンドことダイヤちゃんが仲良しである様子は学園でも有名である。
そして僕もキタちゃんとダイヤちゃんを陰ながら応援する会(非公認)の副会長である。
ちなみに会長はデジタルである。
会員数は現在4名だけだが、陰から彼女たちの様子を見ているだけで、それをおかずに飯が何杯でもいける。
そうこうしている間に、デジタルが本当に米を取り出し始めた。
すげえな…こいつ…どこに米を隠し持っていたんだ?
「尊いな…デジタル氏」
モグモグ
「ちょっと今」
モグモグ
「彼女たちをおかずにしているところなんで後にしてもらえますか。トレーナーさん」
流石会長()
見習わないといけないこの姿勢
おっ!
ふとキタちゃんとダイヤちゃんの方を見てみると、他のウマ娘ちゃんに話しかけられているみたいだ。
少し距離は離れているせいで声は聞こえないが…
こういう時のために唇読術をマスターしておいてよかった。
まるで聞こえてるかのように彼女たちの会話が分かる
どれどれ…
――――――――――――――――――――
モブウマ娘ちゃん「二人ともとても仲良しだね」
ダイヤちゃん「もちろん!キタちゃんとは大親友ですよ~」
キタちゃん「ダイヤちゃん!私もだよ!!」
「「えへへ~」」
モブウマ娘ちゃん「そんなに仲良くて羨ましいよ~
もしかして~二人は付き合ってたりしちゃったりして?!」
キタちゃん「いやいやいや///ただの幼馴…」
ダイヤちゃん「はい!付き合ってます!」
キタちゃん「幼馴…」
ダイヤちゃん「付き合ってます!!」
キタちゃん「ダイヤちゃん?!」
――――――――――――――――――――――
これは付き合ってますね(断言
いいものを見させてもらったよ…
「素晴らしいものを見た…そうは思わんかねデジタル氏」
返事がない
「デジタル氏?」
おかしいなと思いデジタルの方を見ると彼女は死んでいた。
おそらく耐えられなかったのだ。あの尊さに。
「バカたれが…」
「なんて幸せそうな顔をして死んでるんだ」
――――――――――――――――――――
「はっ!?ここは私は二人を見て…それから」
「おはようデジタル」
「おはようございます!トレーナーさん」
「あっ!思い出しました。素晴らしいものを見た…そうは思いませんか?
トレーナーさん」
「もうやったよ。そのやりとり」
「そうでしたか…それは失敬」
「腕を組んで歩くくらいは疑問なくできるくらいには仲良しなのは素晴らしいと思います」
「僕は腕組むより手をつないでる方が好き」
「んん~。それも捨てがたいですね~」
「けど腕を組むくらいに密着してしてるのも好き」
「流石~わかってますね。トレーナーさん」
「そういえば二人って同室なんだよね確か」
「そうですとも!逆にあの二人が同室じゃなかったら理事長に抗議しに行ってましたとも」
「間違いない」
「たまに…一緒の布団で寝たりして…じゅるり」
「毎日でもいいよ^^」
「…いい…すごくいい」
「それにどんなことがあったとしてもサトノ家の権力でそうにでもなりそうだから、
二人の幸せが確約されてそうなのもいい…」
「デジたん的には、
「逃がさないからねキタちゃん」
って寝ているキタちゃんの耳元でダイヤちゃんがささやいていてほしいです」
「キタ×ダイヤなんだけどダイヤちゃんからの愛がとっても重い感じですねわかります」
「次の新刊のタイトルは「逃がさないよキタちゃん」にしますか!トレーナーさん」
「いと素晴らしき考えなり」
今日もデジタルとトレーナーの妄想は止まらない。