自己評価の低さゆえにトレーナーに対して自身の好意を伝えられなく悶々とした日々過ごしているナイスネイチャが、もしかしたらトレーナーにすでに恋人がいる可能性や好きな人がいるかもしれないと気になった。
そこでまずは探りを入れることにしたが
「そういえばトレーナーさんて誰かいい人とかいないんですか?」と質問するしたところ
「いい人っていうのは、えっと」と反応に困っているトレーナー。
「恋人とか好きな人とかっていないのかなって、年頃の女の子であるネイチャさんは気になったわけですよ」
と質問の追加説明をしたが
「今はそういう関係の人や好きな人はいないかな」
と解答をされ、好きな人が自分である可能性を少しは期待していた自分自身に嫌気がさして勝手に落ちこんでしまうナイスネイチャ
「あははー、それじゃあネイチャさんなんていかがですかー?トレーナーさんのこともよく知ってますし優良物件ですよ」
と自虐の意味もこめて冗談でかえした。
トレーナーからも軽くあしらわれるもんだと高をくくっていたところ
トレーナー自身も「この娘は会話の一環のユーモアとしてこのような発言をしているのだな」と判断し、冗談で返すことにした。
「よくよく考えたら今一番仲良くしている女の子はネイチャだしそれもいいかもな」
そう答えたトレーナーにいつも通り
「おっいい判断してますねートレーナーさん。そう言ってもらえるとネイチャさん的にも本望ですよ」
といつもの自分のキャラを通そうとしたが自分としては冗談であってもつい嬉しくて喜びの気持ちが表に出るのを隠しきれないず顔を両手で覆って隠して
「ご、ごめんトレーナーさん。ちょっと用事を思い出したからそっちの方行くね」
と話し慌てるよう部屋を飛び出していくナイスネイチャをみていぶかしげになるトレーナーだったが、ネイチャとのそういう関係かともしもの状況を想像し先ほどの自分の発言通り悪くないかもなと感じていた。
そして部屋を後にしたナイスネイチャもしかして今さっき自分はあと少しでトレーナーと恋仲になっていたのではないかと過去の自身の行動を悶々と振り返っていた。
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いつものように僕はデジタルにこういう状況って良いよねって妄想を語っていた。
今日は普段と違い中庭に集まってこんな話をしていた。
広大な敷地を誇るトレセン学園にはこのような妄想を語り合っても周りに迷惑のかからない人気の少ない場所も多い。
「こういう湿度高めのネイチャ×トレーナーっていいよね」
しかしいつもであったらすぐに何かしらの反応があるデジタルの様子が変だ。
まるで何かを恐れるかのように僕の後ろをみて口をパクパクとさせている。
後ろに何かあるのか。そう思い後ろを振り向くと満面の笑みのたずなさんが立っていた。
「楽しそうなお話は終わられましたか?」
ああ…人は笑顔でもこんなにも恐ろしくなれるのか。そこから僕らはたずなさんに連行され理事長室でしばらく反省文と始末書を書かされた。暫くしてたずなさんがちょうど席を外している時に理事長から予想外の一言があった。
「提案。私のドッキリに諸君らの知恵を貸してほしい」
ドッキリだと?今この現状がすでにたずなさんに大目玉を食らっているためこれ以上目を付けられたくないのが正直なところだった。デジタルの方を確認しても表情はそこまで乗り気ではなさそうだ。
そうした僕たちの反応を見て理事長は更に続けた。
「歓迎。諸君たちのその想像力を貸してほしい」
「想像!このトレセン学園にいるウマ娘たちの様々な表情を見たくはないか」
様々な表情だと?ドッキリともなるとその表情は多岐にわたる。場合によっては僕好みのいい表情が見られる可能性もある。
そしてそれは理事長の公認で可能である状況。
もしや理事長も僕らの同類なのだろうか。ともかくこの話を受けようと口を開こうとするとちょうどデジタルもとタイミングが重なった。
「やらせてください」
こうしてたずなさんに内緒で秘密裏に同盟は結ばれたのだった。