「サトノ家、ひいてはサトノダイヤモンドのひもになって一生甘やかされて過ごしてぇ~」
思わず心の声が漏れた。
ちなみに僕はサトノダイヤモンドのトレーナーではない。
ほんとにただの願望である。
「ど、どうしたんですか急に。デジたんにも詳しく聞かせてください」
そう聞いてきたのはよく僕とオタクトークをしているアグネスデジタル。
前回たずなさんに見つかってしまって以降はなるべくバレないように主に僕のトレーナー室を使って話をしている。
「いや、、、この前サトノダイヤモンドのトレーナーから相談を受けてさ。なんか最近、担当ウマ娘のサトノダイヤモンドのスキンシップが激しいらしくて。まあ本人もそこに関しては満更でもなさそうだからいいんだけど」
「仲いいですもんね。サトノダイヤモンドさんのトレーナーさんと。この前もどっかごはんに行ったんでしたっけ」
「そうそう。よくあいつとはトレーニングの相談もかねて飲みに行ったりするんだけど、最近はのろけ話みたいな話が多くてさ」
「さっきの話もその時聞いた話なんだよね。それにさ、どうやらサトノ家に直接招待されて、トレーナーとしての実力を買われたらしくて婿入りしないかって打診されてるんだって。」
「両親との顔合わせまで終えてて着実に外堀が埋められていってますね」
「結局は本人同士が決めることだから外野の僕らがとやかく言うことではないけど、冗談で「もうウマぴょいはしたのか?」って聞いたらぶん殴られたわ」
「それは攻めてますねトレーナさんwww」
「お互いに信頼しあえる関係で、向こうの方から何なら言い寄ってきていて、その子がとびきりかわいくてスタイルもよくておまけに経済力もあって将来も安泰だなんて。もうこれは実質付き合っているといっても過言じゃないだろ」
「付き合っているどころか許嫁みたいなものですね、それ」
「ほんとにそうだよ。うらやましくて逆に笑えてくるよ」
「トレーナーとその担当ウマ娘が実はできていたって話はよく聞きますけど許嫁まで行ってそうなのはだいぶ珍しいですよね」
「けどそれだとトレーナーさんがさっき言っていた自分がサトノダイヤモンドさんのひもになりたいっていう願望はだいぶ厳しいように思うのですが」
「うっ…、まあその通りなんですけど。いいじゃん僕にも夢を見させてくれても」
「うらやましいよ~デジえもん~。僕も気のおけない中のウマ娘から人生の逆スカウトを受けたいよ~。」
「も、もしかしてデジたん今こ、ここ、告白されてたりしたりしている状況ではない、ですよね。」
「ん?なんで今僕が告白する話になっているんだ(笑)それに告白されたいのは僕の方だって。ハハハハハ」
「そ、そうですよね。勘違いして恥ずかしいです~ハハハハハ」
「けど!このアグネスデジタル!トレーナーさんとはだいぶ気のおけない仲であると思っております。それでですね。えっと、その」
「そうだな~こんな話デジタルぐらいにしかできないもんな。付き合いもなんやかんやで長いしな。今後もよろしくなデジタル」
「そういう話がしたかったわけではないんですけど…よろしくお願いします…」