アグネスデジタルと性癖について語り合う話   作:さば缶

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アグネスデジタルのトレセン学園入学前の話です。
トレセン学園入学後の彼女と比べて大きく性格や口調が異なっている場合があります
そんな彼女がどのようにして変態と呼ばれるようになったのか
そんな彼女がどのようにして趣味を語り合えるトレーナーと出会ったのかという話です。


アグネスデジタルの想い~トレセン学園入学前①

私は名家であるアグネス家にウマ娘として生をうけた。

アグネス家では私はそれ相応の品格が求められた。

アグネス家のウマ娘として恥ずかしくないように様々な教育を受けたと思う。この頃の私はただ盲目的に家の方針に従っていた。

親のいう通りにしていたら喜んでもらえる、まじめに家の方針に従ってさえいたら周りも喜んでくれた。そこに私らしさはなかったけれどそんな毎日に疑問はなかった。

そんな日々を過ごす中で彼女と出会ったのは何の変哲もないある休日のことだった。

私のほかにもアグネス家には様々なウマ娘がいた。

その日私はそのうちの一人であるアグネスタキオンと出会った。

一言でいうと彼女は変わり者だった。それは家の中でも共通認識で半ば腫物のように扱われていた彼女に対して私自身も最初はあまりいい印象を持っていなかった。

午前十一時過ぎ、午前の用事を終えて午後に向けて気持ちを向けていた私に一人のウマ娘が声をかけてきたのが始まりだった。

 

「やあ、ちょうどいま実験の被験体となってくれるウマ娘を探していてね。君、少々私の実験に付き合ってくれたまえよ」

 

何だこいつは。

初対面の私に唐突に何を言い出すんだ。無視しよう、そう思い歩調を早めた。するとそうした私の反応を見て、

 

「おっと、私としたことが悪かったね。君のような優秀な実験対象を見るとついいつも早まってしまうのは私の悪い癖だな。反省しよう。それはそうと自己紹介がまだだったね。私の名前はアグネスタキオン、君と同じアグネス家のウマ娘さ。といっても君ほど家からの評価は高くないどころか厄介者扱いされているがねハハハハハ、アグネスデジタルくん」

 

ぺらぺらと話を進める目の前のウマ娘、アグネスタキオンと名乗っていたか?

この人があのアグネスタキオンか。変人だとは聞いていたがいざ関わることになるとめんどくさいなと感じたのが正直なところである。

 

「えっと、、、どうもこんにちはアグネスタキオンさん。確かに私はアグネスデジタルですけど私たちは特に会ったこともないのによくご存じでしたね」

 

「もちろんだよ。アグネス家にいる全ウマ娘のデータはすべて把握済みさ。そのなかでも君の評価は君が思っている以上にアグネス家の中でも高い。それはひとえに君のまじめさかまたは別の要因がそうさせているのか。ぜひとも君のことをもっと知りたかったっていうのもあるね。とりあえずいったん私のラボにでも行って少し話さないか」

 

午後からの予定もあるしそれにそもそもなぜ私がこのウマ娘の実験に付き合わなければならないのか。向こうはどうやら私に興味があるようだがこちらとしては特に何もない

 

「お断りします」

 

そう言い放ち私はその場を後にすることにした。すると前に立ちふさがるように彼女は移動し、

 

「まあ、待ちたまえよ。デジタル君。そうだな、ではこういうのはどうだろうか。2000メートル、私と模擬戦をしてみないか。これに私が負けたらもう金輪際関わらないと約束しよう。まあもし私が勝ったら実験に付き合ってもらうことになるが。いかがだろうか」

 

しつこいな。なんで私がこのウマ娘のいうことを聞く必要があるのか。第一いきなり向こうから声をかけてきてそれで実験に付き合えなどといちゃもんにもほどがあるではないか。

とはいえここで断ってまたしつこく付きまとわれるのも面倒ではある。正直毎日に退屈していたことも自覚はあったので暇つぶし程度にこの誘いを受けようか。そう私は判断した。

 

「いいですよ。けれど私が勝ったらもう二度と関わらないでくださいね」

 

ほんの些細な二人のウマ娘のいざこざ。この出会いが私のこれからを大きく変えていくだなんてその時は思いもしなかった。

 

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